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アーティストのボディケア楽器と身体をまもるギターケースの選びかた

田野正樹

1983年生 栃木県出身。
整体師、リフレクソロジー(=足つぼ)セラピスト。

音楽専門学校を卒業後、東京にてブルースバンドのギタリストとして活動。
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ギタリスト、ベーシストの皆さん。楽器を持ち運ぶときのケースは、どんなものをお使いですか?

エレキギターって、それなりに重量ありますよね。改めて調べてみたら、
・ストラトやテレキャスターが3〜4kg
・レスポールが4kg〜重いものだと5kg!(JrとかSGだともっと軽いです)
・ベースが4kg前後

さらにこれらを持ち運ぶとなったら、ケースの重さが加わってきます。ハードケースだと合計で10kg近くになることも! 普段の移動は車に積んじゃってスタジオ入り、ライブハウス入り、っていう分には問題ないんですけどね。電車移動なんかだと結構な重労働です。

そこで大切なのは持ち運びかた、どんなケースを使用するか。これによって身体への負担が全然違ってきます。 ハードケースやソフトケースの場合、どちらか片方の手に持って運びますよね。すると当然持っている側に重みがかかり、バランスを取ろうとして反対側に身体を傾けようとしますが、これが問題。特定の筋肉に負担がかたよることで腰痛や肩こりの原因になってしまうんですね。

ぼくの普段のお客様にも、このパターンのかたはよくいらっしゃいます。お仕事で手持ち・手さげ鞄を持ち運ぶかた。知らぬうちに身体へかたよった負担をかけることで、不調が現れてしまうわけです。

そのさい対策としてお客様に伝えているのは、「気づいたときに持ち手を替える」というのがまず。これだけでもバカになりません。なるべく片側にばっかり負荷をかけさせないようにするんですね。
そして1番良いのはリュックサックタイプの鞄にすること。これがベストです。両肩に背負うことで左右のバランスが取られ、肩や腰の負担が軽減されます。

では、このリュックサックをギターケースに置き換えましょう。ギターの持ち運びにベストな方法は「セミハードケースを使う」です。
両肩ベルトが付いていて背負えるので、リュックと同じように腰への負担が軽減されます。ベルトも太くてしっかりしていますから、肩が痛くなることもありません。
正しく背負えば背筋もシャンとしますので、ふだん演奏時に指板をにらんで背中を丸めてしまいがちなかたにはちょうど良い矯正になるかも?笑

ひとつだけ注意点として、ベルトの長さがあります。
あまり長くしてしまうと不安定になるため身体に無駄な力が入り、かえって腰を痛めます。背中にしっかりフィットする長さにベルトを調節して使いましょう。

楽器も身体もきちんと保護していたわって。きょうも素敵な音楽を奏ででください!

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