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アーティストのボディケアそのフォーム、辛くない? 〜ギタリスト 座って弾くとき編

田野正樹

1983年生 栃木県出身。
整体師、リフレクソロジー(=足つぼ)セラピスト。

音楽専門学校を卒業後、東京にてブルースバンドのギタリストとして活動。
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「座って弾くときの姿勢はどうする?」ギタリストにとって、地味に悩むテーマです。

人によっては1日ウン時間、毎日とる姿勢だったりするわけですから、じつは大切な話ですよね。ことによっては腰を痛めたりするので、弾きやすさと健康を両立させた座りかたでなければいけません。

まず、良くない座りかたの順にひとつづつ挙げていきましょう。

いちばんダメなのが、床などフラットな場所にあぐらをかいてギターを抱える。
そもそも“あぐら”っていう座り方じたいが、じつは腰に良くありません。どうしても猫背になりますからね。
立つ・横になる・椅子に座る…など、人間がとる姿勢の中であぐらがもっとも、背骨のクッション『椎間板 ついかんばん』に負荷をかける姿勢なんです。
高校生くらいのギター少年の練習風景といえば、自室のベッドにあぐらをかいて背中を丸めて夢中で弾いている。そんな様子が思い浮かびませんか? あれ最悪です笑。すぐにやめさせましょう。

床に座るのであれば正座です。
まあでも、正座してギターを弾く…無理ですね。

するとやはり“椅子に座る”。これがまず座って弾くときの基本になります。

ついで正しい椅子の座りかた。どうしてもやりがちなのは“脚を組んで座る”ですよね。右利きなら上に組んだ右太ももにボディを乗せる。これでしっくり安定します。見た目もなんかかっこいい。あとは、指板との距離が近くなるから見やすいです。

しかしやっぱり言わずもがな。脚を組むのは良くありません。骨盤が傾きますから、その上にある背骨が歪みます。楽器は安定しても、身体が不安定になってしまうんですね。肩こり腰痛をはじめ、血行が悪くなることでむくみや冷え、女性の場合は婦人系にも悪影響があります。

じつはクラシックギターの『足台』も、片足だけ高くすることによって同じく身体が不安定になるため、長く使い続けることで腰痛をはじめとした不調の原因になります。

かと言って、一般的な良い座り姿勢と言われる“椅子に深く腰掛ける” 。これではどうもギターがいまいち安定しませんね。慣れちゃえば平気なのかな。どうも心もとなくないですか?

クラシックギタリストには、足台に替わる支持具『ギターレスト』があります。ボディ側面と太ももに挟んで、高さを出して固定させる安定グッズですね。

じゃあロック・ポップスギタリストにとっての支持具は?

あります、身近なものが。『ストラップ』です。あまりにも身近ですね笑。でもこれがベストな支持具になってくれます。

ストラップを、立って弾くのと同じように首から下げて座る。立って弾くのと変わらないわけですから、当然バッチリ安定するわけです。

前提は適切なストラップの長さ。背筋よく座ったときに、ストラップがダランと弛まないことが大切。でないと安定しませんから意味がありません。
パンクロッカーも、座って練習するときはストラップを短くしましょう。

ちなみにこのスタイルのメリットは、変形ギターも座って弾けるところですね。フライングVだろうと、モッキングバードやメタル系の尖ったモデル、四角いボ・ディドリーモデルにアルフィー高見沢エンジェルギターだろうと関係なし!

正しい姿勢で身体をいたわり、きょうも素敵な音楽を奏でてください!

※写真は妻が撮影した那須塩原市(旧塩原町)のもみじ谷大吊橋。無駄にアー写っぽく取れたので面白がって載せてみましたw
使用カメラ:Canon EOS 6D MarkⅡ

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田野正樹

1983年生 栃木県出身。
整体師、リフレクソロジー(=足つぼ)セラピスト。

音楽専門学校を卒業後、東京にてブルースバンドのギタリストとして活動。
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