[MV] 泡姫

「泡姫」は夜のお店での実らない恋を描いた歌です。

「泡姫」
作詞・作曲：Castle

少し明るい夕暮れ
自販機に貼り付けられてた
怪しい貼り紙とおもむろに落ちる黒い影
その先にあるのはまだ静かな中洲の街並み

薄暗い城の中の姫はまるで小さな春
ふわりと甘い香り怪しく漂う
赤いドレスに身を包み
綺麗な白い首筋と眩しすぎる笑顔に
揺らいだ心

偽物の愛それでもいい
嘘の笑顔で騙して欲しい
この想いは泡のように消えてゆくのだから
独りよがり分かっている
熱い気持ち届くことはない
今だけ夢を見せて

吸い込まれそうな瞳を
見つめ絡み合う指先
耳元で聞こえる囁き声

一枚ずつ散ってゆく薔薇の花びら
次に咲かせたのは
優しくて淡い肌色の花

偽物の愛それでもいい
作り笑顔で微笑って欲しい
この想いは水に溶け流されてゆくのだから
とろけてゆく乱れてゆく
0㎜の世界の中で
君色に染まってく

そして12時の鐘が鳴り響く
艶やかでとても柔らかな
口付けで別れの時を

偽物の愛それでもいい
嘘の笑顔で騙して欲しい
この想いは泡のように消えてゆくのだから
独りよがり分かっている
熱い気持ち届くことはない
今だけ夢を見せて