東京出身のニューヨークを拠点として活動するアーティスト、建築デザイナー、アーバンプランナー、教育者。
10代を香港とマンハッタンで過ごした後、ロンドンのAAスクール、グラスゴー美術大学、マイアミ大学にて建築と哲学を学び、2007年ペンシルベニア大学大学院芸術学部建築学科を首席で卒業する。
マニュエル・デランダ、ヴィンセント・ジョゼフ・スカーリー、セシル・バルモンド、 ジャンカルロ・デ・カルロに師事する。
90年代よりMITメディアラボ、磯崎新、黒川紀章、インダストリアル・ミュージックの先駆者、ピーター・クリストファーソンと協働し、ベトナムバクマイ病院、九州大学センター地区のマスタープランをはじめ多数の建築、都市計画、アートのプロジェクトを手掛ける。
ポーランドのシレジア大学の講師を経て、2016年よりプリマス大学 Transart Instituteの客員教授に就任、クーパー・ユニオン、プラット・インスティテュート、コーネル大学、ニューセンター・オブ・リサーチ・アンド・プラクティス シアトル校にてゲストレクチャラーとして教鞭をとっている。
シカゴ市文化庁客員キュレーター、英国美術協会 (British Art Network) 名誉会員。
オスロ国立美術大学、カリフォルニア大学アーバイン校、テネリフェ市立美術館、CODAME ART+TECHフェスティバルにてポストヒューマニズム、デジタルカルチャー、現代美術論について講演している。
2017年にはレバーヒューム・トラスト国際学会の招聘によりコーネル大学にて「ポストヒューマニズムと未来都市」について講演する。
2019年にはロンドンICAにて「トランスヒューマン社会と生成の唯物論」のレクチャーをキュレート。
2020年以降はロージ・ブライドッティとのクリティカル・ヒューマニズムについての講義、エドワード・カックとのカリフォルニア大学アーバイン校でのワークショップと多岐な分野で活動している。
アクリル、インク、デジタルメディアによるハイブリッド・アートの作品のインターナショナルな評価によりFILE(Electronic Language International Festival)Prix Lux Finalist、英国 Visual Art Open International Artist Awardを受賞する。
2016年には日本人として初めてイタリアとスペインからPremio Ora賞を同時に受け、2015年、2016年、2017年にロサンゼルスのLos Angeles Center for Digital Art、BYTE Gallery トランスベニア大学、ArtSpace ペスカラにて個展を開催する。
2018年、韓国国立中央博物館の招聘展、テキサス大学、 ロサンゼルス現代美術館の常設展示作品のアーティストに選ばれている。
主題となるモチーフは、絶えず進化し続ける都市環境や生態系の形態変化を反映しており、これらは社会的、経済的、文化的要因によって影響を受ける多様な時空間的現象に起因する。
絶えず変化する地形の移ろいやすいエレメントの中で、社会、文化、生態系の概念における反復される変化をアートワークとして視覚的に表現している。
作品は、伝統的な手法(インク、アクリル、グラファイト)とデジタルメディア(アルゴリズム処理、データトランスコーディング、カスタマイズされたソフトウェアによる画像合成)を融合させたハイブリッドな技法を探求している。
異なるスケールの対峙、生物形態的な形状の並置、絡み合うテクスチャ、オブリーク・プロジェクション、視覚的な変容といった多層的な描画手法を用いることで、都市のメタ形態の遍在性、ポストヒューマン的ディストピアの深層にある現実、そしてそれらが非ユークリッド的構成の文脈の中で視覚的に表現される過程を描いたアートワークである。
これらの複層化した技法の適用により、作品はアナログとデジタルのハイブリッド化、さらには二次元と多次元の領域の境界を超越することが可能となっている。
これらのプロセス指向の視覚化技法は、建築や美術の形式的な慣習を超え、私たちの社会文化的な環境のエッセンスそのものを作品に吹き込んでいる。
既存の空間記号論における時空間的変異が、錬金術的なプロセスによって生み出され、現代の複層的社会の様々な可能性を作品に呼び起こすのである。
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