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楽曲ライナーノーツ
note

「スーパーヒーロー」

僕がこの「スーパーヒーロー」という楽曲を作ったきっかけは、「強さ」とは何かを改めて問いたくなったからです。世の中には“正義”の名のもとに立ち上がる人もいれば、誰にも知られずに日々を耐えている人もいる。光と影、使命と葛藤、その狭間でもがく“ヒーロー”の姿に、今の僕自身が重なって見えた瞬間がありました。

コード進行としては、冒頭の[Aメロ]ではAmから始まり、少しずつ転調を混ぜながらBメロにかけて緊張感を高めていきます。サビではCメジャーを中心に、希望と苦悩の両方を抱え込んだ響きを意識しました。特に2番の終盤では、メロディーを少しだけ跳ねさせて、感情が溢れ出すような展開にしています。

歌詞は一貫して“内なる戦い”をテーマに描いています。使命感と自己否定、信念と揺らぎ、そのすべてを持ったうえで「それでも声を上げたい」という祈りに近い衝動が、この曲の核です。特に《孤独の夜に 鏡が映す素顔》という一節は、自分自身の弱さと向き合った時に生まれた言葉です。

メロディラインはあえて抑揚を持たせすぎず、聴き手の感情が入り込む余地を残しました。楽器編成はシンセとストリングスをベースに、間奏でエレキギターを加えて、静と動のコントラストを際立たせています。

「スーパーヒーロー」は、どこかで誰かのために戦っているすべての人への、僕なりのエールです。

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「あなたは帰る」

楽曲『あなたは帰る』は、「待つこと」に込められた愛と痛みを描いた、非常にパーソナルなバラードです。制作当初から意識していたのは、"残された側の静けさ"を音として表現することでした。

コード進行は非常にシンプルで、Aメロ〜サビにかけてはC - G - Am - Fという王道ながらも情感に訴える進行を採用しています。そこに優しく包み込むようなストリングスパッドと、抑制されたピアノのアルペジオを加えることで、「待つ」という行為に潜む葛藤や祈りのような感情を音で描き出しました。

歌詞では、繰り返される「あなたは帰る/でも私は待っている」というフレーズに象徴されるように、「報われるかどうか分からない想い」と「信じたい気持ち」の間で揺れる心理が軸になっています。飛行機、雲、街といった情景描写を織り交ぜることで、物理的な距離と心の距離の両方を感じさせるようにしています。

メロディは、あえて飛躍の少ない旋律を中心に据え、"声にならない願い"を内に秘めたようなトーンで構成しました。サビでは旋律がわずかに広がりを見せ、胸の奥で小さく叫ぶような感情が滲み出ます。

この楽曲は、「帰る」という言葉がもつ二重性――"誰かが帰ってくる"と同時に"誰かが離れていく"という矛盾した現実を内包しています。その両義性こそが、この曲の根底に流れる悲しみであり、希望でもあります。

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「Distance」

楽曲「Distance」は、職場という日常空間に潜む“静かな恋の高まり”をテーマにした1曲です。ふとした瞬間に芽生えた感情が、抑えきれない衝動へと変わっていく——この二次曲線的な心の軌跡を、言葉と音で描いてみました。

歌詞は全体を通して“触れたいけど触れられない”という葛藤を軸に展開されています。職場という制限された空間の中で、理性と本能の狭間を揺れる心理を丁寧に追っています。特に〈触らないで/でも触りたいと願う〉というリフレインには、自分自身への抑圧と、それを超えてしまいそうな感情のエッジが込められています。

メロディは、繊細さと緊張感を保ちながらも、少しずつ感情が高ぶっていく構成にしています。Aメロは静かで平坦に始まり、Bメロではコードが緩やかに転調しながら不安定な心情を表現。そしてサビでは、抑えていた気持ちが噴き出すようなメロディラインに乗せ、切なさと情熱を同時に響かせました。

コード進行は、AメロがAm→F→C→Gの定番進行で、感情の揺らぎを穏やかに表現。一方でサビでは、Em→C→G→Dと進むことで、内に秘めた衝動をダイナミックに展開しています。ここには、「理性からの逸脱」と「壊れることへの恐れ」の両面が込められています。

ミックスは、ボーカルを中心に空間を広めに取り、聴き手の“心の中の声”として響かせるよう設計しました。距離感のあるディレイと残響が、物理的な距離と心理的な距離の二重性を強調しています。

「Distance」は、誰にも言えない想いを胸に抱えてしまったことのあるすべての人に捧げたい楽曲です。

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「隣の君」

「隣の君」は、“習慣としての愛”をテーマにした、日常と恋心の狭間を描いた一曲です。

この楽曲の作曲には、あえて極端にシンプルなコード進行を採用しました。AメロではGメジャーからEマイナーへと流れる2コード構成、BメロではCメジャー、Dメジャーを挟んで、穏やかで軽やかな浮遊感を保ちつつ、サビへとスムーズに移行できるようにしています。結果として、聴き手の“耳馴染み”を重視したミニマルなポップソングとなりました。

歌詞に込めたのは、相手に気付かれない恋の観察者のような感覚。毎日同じ電車、同じ教室、同じオフィスで「ただ見つめることしかできない」―その微妙な距離感が、英語のフレーズ “I like it when you talk like that” と「I'm a woman of habit」という言葉に凝縮されています。

女性目線で語られる言葉には、好きと嫌いが交錯する複雑な感情も散りばめました。「大嫌いで大好き」という表現は、まさに現代的で不器用な愛の形を象徴しています。

また、英語詞と日本語詞のミックスは意識的な選択です。感情の深部は日本語で、距離感や空気感は英語で表現し、言語のニュアンスが感情のグラデーションを豊かにしています。

メロディは全体的にリズムを立てすぎず、抑制された旋律を心がけています。ビートは淡く、むしろ“鼓動”に近い存在で、耳に残りつつも主張しすぎない構成です。これにより、聴き手が歌詞に深く集中できるように意図しています。

「隣の君」は、好きになってしまった人へのささやかな習慣と、少しの痛み、そして言葉にならない気持ちを歌った、静かな情熱のラブソングです。

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「こもれび」

「こもれび」は、強く照らす光ではなく、揺らぎながらそっと差し込む優しい光をテーマにした楽曲です。
キーはF♯メジャー、BPMは98。ヴァースでは「Ⅳmaj7 → Ⅴ/Ⅲ → Ⅵm9 → Ⅱm7」という進行を使い、温かさと儚さを同時に感じさせるコード感を意識しました。Ⅲ度マイナーへの流れが、心にわずかな影を落とし、歌詞の後悔と静かな痛みを支えています。

歌詞では、「穏やかだったのに/踏みにじったのは僕のほう」と、自己への悔いを滲ませながら、それでも「I wanna see you again」と繰り返し願う気持ちを描きました。
メロディーはシンプルで、跳躍を抑え、まるで手を伸ばすような自然なラインを意識。サビでは英語フレーズを使い、感情をまっすぐに響かせる設計にしています。

アレンジ面では、イントロにスチール弦ギターとグロッケンを配置。グロッケンの8kHz帯域を軽く持ち上げることで、光の粒のきらめきを表現しました。
ヴァースはピアノ中心にシンプルに進行し、サビからは8本編成のストリングスを加え、Mid–Side処理で包み込むような広がりを作っています。
そしてクライマックスでは半音上に転調(F♯→G)。さらにシンセパッドにShimmerリバーブをかけ、朝焼けのような光が広がっていくイメージを音で描きました。

この曲は、後悔を抱えながらも明日を願う、そんな人のために作った曲です。
完璧ではない日々のなかに、小さな「こもれび」の光を見つけられますように──そんな想いを込めています。

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