7歳から作詩作曲を始め、10代の頃、自作のデモ音源が有線の番組で度々紹介されるなどし、2003年にメジャーデビュー。
2013年には、日本コロムビア系列社からアルバムをリリース。
以降、生まれ育った横浜市内を中心に活動しだし、2018年には、横浜O-SITEでのワンマンライヴが実現。
生々しいロックサウンドや内省的な歌詞を好む一方で、昭和の歌謡曲もこよなく愛し、2014年には、着ぐるみ姿で懐メロを歌い奏でるバンド「日ノ出サンデーズ」を結成。
路上ライヴ専用のユニットだったものの、5年後には年間100本近くのイベントに呼ばれるようになり、オリジナル曲や「横浜市歌」が収録されたCDを、キングレコードからリリース。
横浜市長からも応援される存在となり、NHK、TVK、BS日テレ、 J:COM、ラジオ日本、FMヨコハマなどの番組や、YokohamaWalker、神奈川新聞、読売新聞、東京新聞などの誌面で取り上げられるまでに到るも、長引くコロナの影響により、現在は活動を休止中。
その分、それまで後回しになっていたソロの活動に専念している。
2003年のデビュー以降、不登校や引きこもり経験者が集う施設での弾き語りツアーや、詩集やエッセイの販売等、独自の活動を続けるシンガーソングライター・伊吹留香の、2013年のアルバム「反面教師」以来となる、全国流通盤。
感染症対策のため、全てリモートでの録音ながら、そうは感じさせぬテンションとグルーヴを持つバンドサウンド。
突き刺すようなハスキーボイスと包み込むような透き通る声を駆使した歌唱。
皮肉と言葉遊びに溢れた歌詞。消化しれきぬ日常のイラ立ちや憂いが、音楽として見事に昇華されている作品。
収録曲
1. ウォッチャー
2. 脱獄囚
3. disillusion
4. 身の錆
5. コントラスト
6. ライフライン
参加ミュージシャン
梶原健生:Guitar(♯1,♯2,♯4,♯5,♯6)
TABOKUN:Bass(♯1,♯4,♯5)
原治武:Drums(♯1,♯4,♯5)
高山和芽:Keyboard(♯1,♯4,♯5)
タカバタケ俊:Bass(♯2,♯6)
町田孝:Drums(♯2,♯6)
西田けんたろう:Violin(♯2,♯6)
菊池真義:Guitar(♯3)
中川量:Bass(♯3)
望月純:Drums(♯3)
IBRK-0710 / LOOKOUT Record
定価:¥2.000(税込)
流通業者:ダイキサウンド(株)
2021年7月31日リリース。
全国のCDショップや大手通販サイトにてお取り寄せ可能。
以下の各サイトからもご購入いただけます。
Amazon
タワーレコード
楽天
「脱獄囚」「ライフライン」はサブスクメディアでも入手可能。
各種サブスクメディア
ウォッチャー
カカトすり減ったブーツ
長い螺旋階段
飛び交う罵声の中を
今日も行く
Ah 僕より可愛がられてる
あいつよボロ出せ
上手に立ち回りやがって
※気に食わない 気に食わない
気に食わないだけだろう
腑に落ちない 腑に落ちない
腑に落ちないだけだろう
引きちぎりたい位 こんがらがってんだ
二度と弛ませまいと 力んでは
Ah 僕だけ悪者で終わる
そんなのフェアじゃない
いつまで素っ恍けてられっか
☆見逃せない 見逃せない
見逃せないだけだろう
聞き捨てない 聞き捨てない
聞き捨てないだけだろう
Ah 僕さえ姿を消したら
何から何まで
丸く収まるはずだなんて
※☆ Repeat
ライフライン
君の言葉を 嘘にしたのは 僕だった
本気にしないで 流してたのさ いつだって
この胸に押し寄せる どす黒い波は
誇らしい歴史すら 飲み込んで
サヨナラをしなくちゃね そう呟かせる
だけど捨て切れない 崩れ落ちた夢の残骸
汚れたままの 窓の向こうに 広がった
キレイな世界を 覗いてみては 遮った
わだかまり飼い馴らす 窮屈な部屋で
慕わしい音だけが 道しるべ
サヨナラはできないよ そう簡単には
君と触れ合いたい 目と目を合わせて話したい
揺れに揺れる中で 足が竦むけれど
これからも ここから先も
サヨナラをしなくちゃね 何度も何度も
止まって居られない 泣いてなど居たくない
かけがえのない人よ またとない時よ
僕は吹き消せない 小さくも温かな灯を
小さくも温かな灯を
2021年7月リリースのミニアルバム「迷走経路」に収録の全曲をダイジェストで見ることができるトレーラーMV。
ネットラジオ「WOORKSシミズのわくわくWOORKStyle」内のコーナー「今月の楽曲」で紹介された際の放送を、この曲の部分だけ抜き出してYouTubeでアーカイヴしたもの。
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コメント(1)
バンドメンバーとは一切顔を合わすことなく、宅録によりリモート制作されたにも関わらず、まったくそんなことを感じさせない楽曲。
誰の心にもふと湧き上がるような苛立ちや毒々しさ、苦しさなど、ダークな世界観を感じる独特の詩。
突っ張ったような気持ちから、切ない涙や慈しみまでが表現された楽曲から伝わる留香さんの人間的な魅力。
前向きな"迷走"を楽しませてもらえるミニアルバムでした。今後の活動も見逃せません。
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