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Logo Mark川口良太

ぴあフィルムフェスティバル、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門、インディーズ・ムービーフェスティバル、等、数々の受賞歴を持つ映像制作者。
横浜生まれ。1990年より映像制作を始める。

1992年、「点滅の朝」、ぴあフィルムフェスティバル入選。
1994年、「関係者以外」、コートミラージュ国際映画祭(スイス)正式招待。
「FAMILY TIME」、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、オフシアター部門グランプリ。
トロント国際映画祭(カナダ)等多数の映画祭で正式招待される。
1996年、「真空回路」、神奈川映像コンクール優秀賞受賞。インディーズ・ムービーフェスティバル入選。
「FAMILY TIME」「真空回路」のカップリングでBOX東中野(現ポレポレ東中野)にてレイト・ロードショーされる。
2000年、「BUNNY WAVE」、エクラン国際映画祭(スイス)正式招待。
この作品はTV東京の短編ドラマとして制作される。
2001年、「micro sun」、エクラン国際映画祭(スイス)正式招待。
2021年、20年の沈黙を経て本年新作を制作予定。


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「点滅の朝」

6分・ビデオ・カラー・サウンド・1992年制作。

ゴミ収集する二人の若者が見つけた黒い袋、その中からまだ生きている子猫の泣き声が聞こえる…明け方の都市の片隅を舞台に、些細な事件をきっかけに緊張感に満ちていく二人の若者の心境をスタイリッシュな映像で描く初期の傑作。

「関係者以外」

15分・8mm・カラー・サウンド・1994年制作。

川口作品でもっともヴイジュアリスティックな異色の一作。
廃墟を舞台に繰り広げられる心理劇。カラー・フィルターの使用や、ブラウン管の再撮影映像など実験映画の要素をドラマと結合させた冒険的な一本。
イメージ・フォーラム付属映像研究所時代の卒業制作作品。

「FAMILY TIME」

26分・ビデオ・カラー・サウンド・1994年制作。

両親を殺害した少年が巡る4つの部屋。
赤、青、緑の鮮烈な照明によって照らし出される狂気の世界。
心の奥底に潜む現代人の病をテーマに、弱者へのサディズム、コンプレックスから生まれる殺意など異常な暴力世界が展開する。
川口良太の代表作。
国内だけでなく国際的にも評価を集めた。

「真空回路」

30分・ビデオ・カラー・サウンド・1996年制作。

そのスタイルは特殊効果を排除し、前作よりもドラマ色が濃くなっている。
結婚を前にした女性を襲った運命の事故。
盗聴マニアの青年。冷酷な幼稚園児などアブノーマルな人種が織りなすサイコ愛憎劇。
洗練されたドラマツルギーが見せる川口良太の新たな展開。

「ここにあるのは、光を影のように描く事が出来る稀有な作家の、生々しい独白の軌跡なのである。」岸野雄一:スタディスト
「抑制と行動、さらにもう一点、子どもを使うのがうまいこと。川口良太の作品は、この三点併せ持つ事によって、強靭でナイーブな力を達成している。」山根貞男:映画評論家

「micro sun」

17分・ビデオ・カラー・サウンド・2001年制作。

城戸賞を受賞したプロの脚本家、國澤真理子を脚本に迎えて共作となった。
平林鯛一等、演技派の役者も集めた。
音楽はサイケデリック・バンド蝉のメンバーである小貫誠が担当した。

「絶望の淵を流れる透き通った川のごときこれらの作品群は、世界の底が抜けた今の時代にこそ相応しい」杉浦昭嘉:小説家

コメント(1)


恐ろしくも切なくなる真空回路が好きです。

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