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約6分の1サイズのエレキギターを製図し制作するアーティスト。
音は鳴らないが可能な限り実物のエレキギターと同属の素材で制作している。
オリジナル制作【ギター標本シリーズ】も制作。
ギター標本シリーズはmameの妄想+空想+現実がドッキングされて情報過多な世界観を表現したもの。
最近はエレキギター以外にグランドピアノのミニチュアやベース等の楽器も制作している。


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【1952TL-1】自然淘汰

技法:ミクストメディア
サイズ:約H200×W70×D20
ギター標本シリーズ

商品として世に出回った初のソリッドギターとされるこの形状のギターは「テレキャスター」タイプ。
1951年から出始めたとされる。
当初は「テレキャスター」という名称ではなくEsquireという名称だったという説があるが、Esquireという名称から後に「テレキャスター」と名称が変わったらしい。
このギターは湿度が高く年間を通して日照時間が少ない地域でギタースタンドに掛かった状態で発見された。
周辺には他にも数本ギターがあったがここまで原型を留めており、且つ苔類を含む植物と共生している個体は大変珍しく貴重な資料である。
この個体は指板上のポジションマークに蓄光塗料が施されており、ギター・デザインこそオーソドックスなものではあるが当時の所有者は光源の少ない暗闇での視認性を求め、また弾く事が多かったと推測される。
発見当初も薄く光っていた。

【1954ST-1】一刻千金

技法:ミクストメディア
サイズ:約H200×W70×D20
ギター標本シリーズ

この形状のギターは1954年から出始めたとされる、いわゆる「ストラトキャスター」の形状。
現在までにもっとも多く発見されたカラーはサンバーストではないかと考えられるが、このタイプは多くのボディのカラー・ネック材・ピックガード・ヘッドの形状・ピックアップの種類の組み合わせが各地で発見されている。
このギターは日照時間が比較的長い高温多湿の地域で発見された。
発見時、周辺にはコンボアンプがあり付近の土を採取し調べると、ウルテムという特殊プラスチック素材が検出された。
どうやらこのギターの所有者はウルテムピックを好んで使用していたらしい。
きっと当時の所有者はこの場所で楽しくギターを演奏していたのであろう。
その時間は何物にも替え難くそして素晴らしい時間であったことが容易に想像できる。
今回は発見されなかったがきっと尊敬していたバンドのレコードが傍にあったに違いない。

【1952LP-1】潜移暗化

技法:ミクストメディア
サイズ:約H200×W70×D20
ギター標本シリーズ

この形状のギターは1952年から出始めたとされる、いわゆる「レスポール」の形状。
1952年に誕生したこちらのギターは現在までに様々な色・ヘッドシェイプの個体が発見されており当時かなりの人気を博したモデルではないかと思われる。
このギターはなんとロンドンスモッグ事件を経験しその環境に適応しながら独自の進化を遂げた稀有な個体である。
植物が完全腐敗する前に地中に埋もれ、地熱や地圧で変質し生成した物質である石炭によるSOx(硫黄酸化物)が原因で起きた大気汚染だ。
スモッグ事件後、様々な大気汚染対策が講じられた。
この個体が発見された環境は気温が低く大気汚染物質が冷たい大気の層に閉じ込められ、滞留し濃縮され強酸性の高濃度の硫酸の霧を形成していた。
そんな環境下だったからこそなのだろう、綺麗な空気に晒し続けると少しずつこの個体は崩壊が進んでしまうのである。
それに伴いこの個体を保管する場合注意が必要である。

【1952LP】#001バースト

技法:ミクストメディア
サイズ:約H200×W70×D20
High-endシリーズ

木材は檜材を使用し、フル塗装で制作。
ペグまわりの表現もより精密に制作し見応えのある作品になるよう制作。

【1954ST】SW/オレンジブラウン #001

技法:ミクストメディア
サイズ:約H200×W70×D20
High-endシリーズ

スタビライズドウッドをボディに使用したミニチュアギター 。
レスポール・タイプと同様の、スタビライズドウッドという乾燥した木材に樹脂を浸透させ硬化させた特殊な材を使用しギターボディを制作。
より精密に、実物に近づくように制作。

コメント(1)


お世話になっております。
1月27日より渋谷のbojiギャラリーで開催のひつじ展に参加いたします。
ギターではありませんがミニチュア楽器を展示しますのでよろしければよろしくお願いいたします。

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