今回は、寝ている時に見る夢の話しを…。
自分は、基本的に霊感はほぼ皆無だし、宗教的な信仰心もゼロ。
いわゆるスピリチュアルな才能もないんですが、先祖を敬う気持ちだけは大切にしています。
それとは全く無関係ですが、昔から寝ている時に見た夢を、よく覚えているんです。
思わず爆笑な…日常ではあり得ない夢から、怒ったり悲しんだりする夢など、様々な内容の夢を見ますが、割と頻繁に登場するシチュエーションがあります。
その1つが、初めて一人暮らしをした時に借りた部屋。
コツコツとお金を貯めて、初めて自分で部屋探しもして、想い入れのあるお気に入りの部屋だったので、その印象が深く残っているのかもですね。
そして、自分から脱いでいるワケではないのですが、外にいるのに何故か自分だけが裸で、めっちゃ恥ずかしい想いで歩いているという(-_-;)
でも、不思議なコトに、誰もそれに気付かないので、結局そのまま家に帰ったりするんですケドね(笑)。
そして、ステージでドラムを叩いている時に、スティックがふにゃふにゃで、思うように叩けない…なんてのも、よくあります。

そして、頻繁ではないですが、たまに見るのが（7年前に）亡くなった親父の夢。
自宅には、親父をはじめ、既に亡くなったじいちゃん・ばあちゃんや近しい関係だった親戚、仲の良かった友人など…写真を飾っているんです。
棚に飾る感じなので、仏壇と呼べるモノではないですが、大切なのは“気持ち”かなと思うので。
まぁ、特に何かをお願いしたり、助けを求めたり…涙ながらに語りかけるといった重た～いモノではなく(笑)、節目になるような大きな出来事があった時や、何気ない日常でもふと気が向いた時などに、お茶を供えて（報告する感じで）手を合わせたりしますね。
それにプラスして、親父が夢に出てきてくれた時もやっています。

夢の中で親父と会話するコトは滅多になく、車などで一緒に出掛けていたり、家族で集まって食事をしている中にいたり、正直よく覚えていないケド、確か親父もいたなぁ…みたいな内容の夢まで様々です。
夢占い的に、その内容が良いのか悪いのか!? よく分かりませんが、そういう部分ではなく、自分としては夢で逢えるのは素直に嬉しいので、単に“夢に出てきてくれてありがとね”という意味合いで手を合わせます。

そんな親父の夢の中でも、一度だけスピリチュアル的な感覚なのがありました。
子供の頃から自分に対しては本当に厳しい人だったケド、自分の決断をいつも後押しして力になってくれたし、今となっては感謝しかないんです。
そんな親父が亡くなった際、むやみに悲しむのではなく、きちんとお別れをするには、どうしたらいいのだろうか？というトコで、葬儀を迎える前にファンだった江原啓之さんの本を読んだのです。
そこに、49日を過ぎて夢に出てくるようになったら、無事に成仏されている…的なコトが書いてあり、なるほど…と。

それからしばらくが経って、日常も落ち着き始めてきたある日、初めて親父が夢に出てきてくれました!!
生前、親父は自分が高校3年の時に、脱サラで団子屋を開業していまして、母親と2人で店をやっていました。
約20年ほど続いたお店でしたが、なかなかの激務だったのもあって、両親の決断で店を閉めるコトに。
ただ、親父は少し体力を持て余していたようで(笑)、自宅近くにあった餃子屋で、趣味感覚で仕込みのアルバイトをしていました。

で、夢の話しに戻りますが…。
確か、自分が実家に帰っている設定で、夜遅くに、親父がその餃子屋のバイトから帰ってきたので、自分が“お帰り！随分遅かったね…”と声をかけました。
すると、親父が“うん。でも、またすぐに出かけるけどね”と。
自分は、“えっ？こんな遅くに？”と聞き返すと、親父が玄関先からこちらを向いて“じゃあね。行ってくるよ…”と言って出て行ったので、慌てて追いかけたのですが、既に姿が見えなくなっていました。
ここで目が覚めまして、もしや!?と思い、すぐに起きてカレンダーで（亡くなってからの）日数を数えたら、まさに49日の前日でした。
江原さんの本で読んだ内容をすぐに思い出して、もしや無事に成仏したと知らせに来てくれたのか？と思うと、たまらず涙したのをよく覚えています。
この時の夢でのやり取りは、決して忘れるコトはないと思いますが、コレがきっかけになり、たまに夢に出てきてくれるので、その時はお茶（たま～に好物だった和菓子なども）を供えるようになりました。
霊界や、死後の世界がどうの…とか、特に関心があるワケではなく、受け取り方の問題かなとも思いますが、こんな自分でも“偶然では片付けられない”と言いますか、“あれ？もしかしたら、親父や先祖の方が守ってくれたのかな”と感じる出来事も、ちょこちょこあったりするので、やはりご先祖さまへの感謝の気持ちは、忘れてはいけないなぁと思うのです。