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Logo Mark音にのせる胸のうち赤ちゃんとの生活… 産んでから気づくの巻

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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今回は、赤ちゃんと生活を。
1975グラムで生まれ、
一ヶ月NICUにお世話になり、
無事に退院した。

さぁ、新生児との生活が始まる。
新生児…欲求のまま。
ミルク、オムツ、寝る。
この3つをずーーーっと繰り返す。
ミルクは、3時間おき。
この3時間おきが辛い…昼間だけでなく、夜もずーーっと。
アタシは、とんでもない高度な迷路に挑戦してしまったようだ。そんな感じ。

最初に言っておくがアタシは子供好き。
それが、子育てを甘くみていた。
ただよその子をあやすのと、
自分の子を育てるのは、まったく別ものだ。
だって、ずーーーっとなんですもん。
こっちの都合は全く関係なく、
赤ちゃんは、自分のペースを崩さない。
小さいカラダなのに、
なんなんだこのパワーは!!(笑)

宝物過ぎて、大切過ぎて、
気が抜けない日々。

ずーーっと、睡眠不足の状態…。
夜、今までのように寝れない。
健康な人でもこの時期は大変。
アタシも、だるくてだるくて、
母がいるときは、見てもらって横になっていた。
もともとアタシは、助けを借りず自分で全部やりたいと思うタイプ。
それが、思うように出来ない!!
それが悔しくて、悲しくて。
この3時間おきの生活が辛かった。
アタシのキャパを超えているのだ。
そして、1日が長く感じた。辛いからだよね。
よく赤ちゃんがいると、1日があっという間というけど、アタシにとっては、長くて長くて…。
日中は赤ちゃんとの2人。
もちろん赤ちゃんは会話が出来ない。
大人としゃべりたい!(笑)

この頃、思っていたことがある。
神様が、アタシにこう語りかけるのだ。
「もし、あなたが望むなら、
子供のいない生活に戻れますよ。あなたは戻りますか?」と。
そしたら、アタシは
「はいっ!!戻ります!!!!」
って答えるだろうなぁって。
まぁ、そんな神様は現れることなく、
毎日、必死に生きてきたわけだが(笑)

もう一度言っておくが、アタシは子供好きだ。
子供がいやなわけじゃなくて、
睡眠不足によりカラダがしんどくて、
毎日が辛いのだ。
もし、夜はお手伝いさんがいて、
赤ちゃんの世話をしてくれて、
アタシは、産む前と同じ生活パターンを送れていたなら、
睡眠はちゃんと取れるし、
日中、楽しかったかも。なんて思ったり(笑)

そんなに大変なら産まなきゃいいのに。なんて言われそうだけど、
声を大にして言いたい!!!
「産んでから気づくのだ!!」と(笑)

そして、ある時アタシは降参した。
いや、考えを変えた。
自分で全部やりたいと思わず、
出来ない事を認めて、
周りの力をどんどん借りる事。
周りに甘える事。
それが出来ないと、産後ウツなど、
もっと辛い状況になるんだと思う。
赤ちゃんと2人の生活で息が詰まってしまう。
だって、赤ちゃんは会話出来ないんだもの(笑)

今、虐待の辛いニュースを毎日見る。
色んなケースがあるけど、
誰か周りに助けてくれる人はいなかったのかなと思う。
助けるとは、大げさな事ではなく、
例えば、「うちの子も大変だったわぁ。でもね、今の状態はずっとは続かないから大丈夫よ」と声をかけてくれる人とか。
「ほんと子育てって大変だよねぇ」と同じ思いを共有出来る人とか。
赤ちゃんとの閉鎖された2人だけの世界になってはいけないと思う。

赤ちゃんは、3時間おきだったのが、
だんだん夜まとめて寝てくれるようになった。
これが、どれほど嬉しい事か!
朝5時に起きて、1日がスタートするけど、夜中に起きるよりよっぽどいい!

まぁ、今回、何が言いたいかというと、

1.赤ちゃんの世話はどんな仕事より大変(°∀°)
2.「じゃぁ、産まなきゃいいじゃん!」はなし。産んでから気づくのだ!!!!
3.大変な時期は、どんどん周りの力を借りて、過ごしてしまおう!

もし今行き詰まっている人がいたなら、
誰かに話してほしい。一人でやるのは無理(アタシがそう)。
そして、子供と会話が出来るようになればとっても楽しい世界が待っていると言いたい。

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小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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