尊い〜ミルクボランテア〜 : ツルタハル : 連載記事 : [ Spinart（スピナート） ]

2024/05/21

音にのせる胸のうち尊い〜ミルクボランテア〜

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

ミルクボランティアって知ってる？
ワタシが出会ったミルクボランティアさんは、
動物愛護センターに持ち込まれた生まれたばかりの猫ちゃんを引き取って、
ミルクを与えて育てる人。
ワンちゃんもいるだろうけど、
ワタシが出会ったのは、
猫ちゃんのミルクボランティアの方。

まず、動物愛護センターに持ち込まれるっていうのも知らなかった。
ミルクボランティアさんがいなかったら、殺処分なのかな…。

ワタシがミルクボランティアの方と出会った話をしよう。
ワタシね、この人生でしたいことがあったの。
それは、猫との暮らし。
しかも黒猫！どうしても黒猫。
なんなんだろうって自分でも思う。
でも、黒猫って決めてた。

でね、Instagramでハッシュタグ「#保護猫」とか見てたの。そこで、ミルクコネコさんの投稿を発見。
かわいい黒猫ちゃんがいるではないか！
しかもワタシの住んでる街と同じ。
ミルクコネコさんは、
まだ産まれたての子猫を4匹、育てていた。

ミルクコネコさんのInstagram

黒猫2匹とキジとハチワレ。
ミルクを3時間おきに哺乳瓶で与えていた。
息子が新生児の時、3時間おきのミルクがほんっっとに大変だったのを思い出した(笑)。

勇気を出して、子猫ちゃんたちは里親募集するのかコメントして聞いてみた。
そしたら、DMをくださって、話が進み、会わせてもらう事になった。
お家に伺い、初対面。
ちっちゃくてかわいい…。
このコ達が生きているのは、
ミルクネコさんが育てているから。
いや、“育てている”というより、
『命を繋いでいる』から。
まだ子猫達は、ミルクで徐々に離乳食になるところで、
ミルクが終わり、普通の餌が食べれるようになったら我が家に来ることになった。
なんてありがたい事だろう。
次の週にはみんなは都内の譲渡会へ行く。
我が家に来る子猫だけ、ちゃんと食べるようになるまで見ててくれるとおっしゃってくれた。

さぁ、子猫を迎える準備をしよう。
ケージ、寝るところ、餌、トイレなどなど、猫との暮らしに憧れていたワタシには楽しい準備の時間となった。
それから名前！
「すずらん」にした。すずらんはワタシの誕生花でもある。そしてすずらんの季節。
後から気づいたんだけど、
初めて会ったのが、5月1日で、
「すずらんの日」だった。
これは、ご縁を感じてしまう(笑)。

《すずらんの花言葉》
とっても素敵だから書いておくね。
「意識しない美しさ」
「純粋」「優しさ」「愛らしさ」
「再び幸せが訪れる」「純潔」
「幸福がかえる」

そして…

無事に我が家に来たすずらん。
楽しそうに走り回っている。
今、こうしていられるのは、
ミルクボランティアのミルクコネコさんがいたからだ。
尊い…初めて人に対して「尊い」って感じた。
やっぱり「命」が関係しているからだね。
一生懸命、繋いでくれた命だ。

座っていると、膝に乗ってくるんだよ。ん…かわいい♡
愛情たくさんに育ててもらったから、
人懐こいんだと思う。
感謝でいっぱいだ。

ワタシは、これから猫との暮らしを楽しむ。
黒猫すずらんと、一緒に楽しく暮らす。
この幸せは、ミルクボランティアさんが育ててくれたから「今」がある。
感謝を忘れず、生きていこう。
ワタシの人生に、
素敵なご縁をありがとうございます。