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Logo Mark音にのせる胸のうちオカリナを吹くとき、意識してる事

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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今回は、オカリナの事を。
「オカリナの吹き方」ってタイトルにすると、なんか偉そうなのでやめた(笑)。

アタシが一番大切にしてるのは、
「感動する心」
技術的な事じゃないのかーーいって感じですが、大切。
確か、アタシが中学生の時かなぁ…、
吹奏楽部に指導にいらした先生がおっしゃっていた。
例えば、夕日を見たとき、
「わぁ…綺麗だ…」って思えること。
何十年経っても、覚えている。
いろんな事に感動する事は、大切。
日々、頭を柔らかく、心をオープンにして心を震わす出来事をキャッチ出来るようにしておくのだ。

心が揺れたり、震えたり、その時の気持ちを、演奏で使う。
表現する時に、とても大切だと思っている。
まず、自分が心を震わせていないと、
相手には通じないだろう。

では、具体的にどんな風に演奏するのか。
まずは、曲のイメージを固める。
明るい? 暗い? とぼけた感じ? 怖い感じ? などなど。
そして、一曲の中で、
ここを聴かせたいところだと、
感情がグワァーっと来るところは、
音量も大きく、ビブラートを細かく。
心の震えをビブラートで表しているかの様に。

そうやって、表現をする。カラダから出すのだ。そして、満たされる。
普段の生活の中で、自分の感情のままに生活は出来ない。例えば怒りとかは、そのまま表せない。トラブルの元だ(笑)。
だけど、音楽なら…それが出来るのだ。
「怒り」なら、荒っぽく演奏する。
具体的には、吹く息を、丁寧に出さないで、勢いよく出すなど。

自分の感情を音に乗せる。
音で表現する。
こういう表現手段があるということは、
とても大切だと思う。消化出来るから。

後、意識していることは、ピッチ(音程)だ。
オカリナは、息の量、指の押さえ方、オカリナの向きで、簡単にピッチが変わる。頼りになるのは、自分の耳だ。
出した音を、常に注意深く聴く事。
生徒さんたちは、指の運びに精一杯で、案外、自分の出した音を意識していなかったりする。
是非、意識して頂きたい。

アタシもまだまだ、旅の途中だ。
感動しながら、旅をしていくのだ。

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ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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