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Logo Mark音にのせる胸のうち『届け、わたしの歌』とは。

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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今回は、この曲について書こうと思う。
まず、どうして作ろうと思ったのか。
それは、その時の気持ちを忘れないようにするため。
それから、いつでも思い出せるようにするため。

去年の11月に、
栃木県鹿沼市にある旧粟野中学校で、
アートフィスティバルが開催された。
旧粟野中学校は、昭和24年に建てられ、
平成15年に閉校。平成28年に国登録有形文化財に指定された木造校舎だ。
このアートフィスティバルに出演した時に、出来た歌だ。
場所は、音楽室。たくさんのお客様。
マイクを使わず、生音でオカリナの演奏と弾き語りをした、
オカリナの音色が、木造の教室に響き渡って、それはそれは、気持ちよかった。
その時の気持ちは、
ワタシは昭和の古いものが好き。
建物や、家具など。ノスタルジー。
だから、そこの場所は、ワタシにとってたまらない空間だった。
こんな素敵な所で演奏出来てなんて幸せなんだろうって。
心の奥から、嬉しい気持ちが湧き出てくるのだ。魂が喜ぶ感じっていうのかな。
そして、そこにはかつて、子供たちがこいたわけだ。目をキラキラさせて希望そのものの子供たち。
ワタシはその存在を感じた。
彼らがいた世界と、ワタシが今いるこの世界とが出会ったのだ!
子供の霊とかそういうのではなくて、
その当時の子供達の意識がそこにはある。
子供のパワーというものは、色褪せないのだ。純粋であればあるほど、それは色が濃くて伝えるパワーが強い。
彼らの肉体はなくなっても、
その場所で、確かに「何か」が残っているのだ。
彼らと、ワタシは、お互いに出会えて喜び合う。彼らが過ごしていた学校をワタシがとても好きなのも嬉しがってるし、
そこにたくさんの人が集まったのだから。みんなその雰囲気を感じたくて、集まったのだ。
彼はきっと、さぞかし誇らしげなことだろう。

この日の気持ちは、忘れたくないと思った。だから、歌にしたいと思った。

1番の歌詞を載せておく。
YouTubeには、旧粟野中学校の画像を使っているので是非見てほしい。

目を輝かせている子供たち
感じながら歌うよ
遠い記憶を感じたくて
引き寄せられてここにいる
過去と現在 出会った今
時を超えて目の前に

届け、届け、わたしの歌
届け、届け、わたしの歌

届け わたしの歌/ツルタハル@旧粟野中学校

作詞作曲&うた&ギター:ツルタハル

2019年5月に栃木県鹿沼市にある旧粟野中学校で演奏させていただきました。
旧粟野中学校は、昭和24年に設立され、平成15年に閉校。
平成18年に、有形文化財として登録されドラマの撮影などで使われています。

その時の様子
ブログ《ツルタハル日記》

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小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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