2020/07/19
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...
今回は、オカリナの事を書こう。
毎月2回、オカリナの講師をさせて頂いているんだけど、
この前、新しい方が入った。
で、初心者の方は、なにから始めればいいのか。
まずは、穴を指で押さえる事だよね。
簡単そうなんだけど、初めての方は、苦戦してる方が多いかな。
穴は、指の腹で押さえる。
ぷくっとしているところで。
指先で押さえてしまいがち。
これだと、ピタッと塞げなくて、
隙間が出来てしまう。
そうなると、どうなるか。ちゃんとした音程の音が出ないのだ。高めになっちゃう。
オカリナの後ろに二個穴があるんだけど、ここは親指で押さえる。
表側の指に意識がいってると、
この親指の穴が忘れがち。
ここも、親指の腹で、隙間なくピタッと押さえよう。
全部の穴を塞いだら、「ド」なんだけど、これが難しい。
まずは、「ソ」「ラ」あたりで音を出してみるのがいいかな。左手だけだしね。
なぜ、全部塞いだ「ド」が難しいというと、
オカリナは音が高くなるほど、
息のスピードを早くする。強く吹く。
低い音を、その息の量で吹いてしまうと、音程が高くなってしまうのだ。
だから、低い音は、弱く。
あったかい息を吐く感じかな。
オカリナは吹けば音が出て手軽だと思っているけど、
そんな簡単にはいかないのだ。
ま、それがオカリナのいいところ。
素朴な楽器だからこそ、
吹き手によって変わる。
じゃ、どうすればいいのか。
正しい音を知ることだ。
自分の音をただ出しっぱなしにするのではなく、考える。
「この音程はあっているかな」と。
指は合っていても、なにを考えず吹けば、なんか変になる。
このなんか変は、音程が合っていないわけだ。
だんだん、「ん?なんか変だ」と気がついてくる。それが一番大切な事。
変だから、オカリナを傾けたり、息の量を変えたりして、正しい音程にする。
あー、手軽な楽器なのに、
こんな事を書いて難しいと思って欲しくないなぁ(笑)。
えっと、これは、感覚で身につくから大丈夫!!
オカリナは、土から出来ている。
手の中に大地がある。
それを風(息)で音を奏でる。
自分の中の想いを、風に乗せて、
表に出し、なびかせるのだ。
なんて、オカリナって魅力的なんだろう。
吹き方について、次回に続きます。
お楽しみに!
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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