2021/01/15
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...
去年、最後に制作した「祈り」について書きたい。
まず、いま、コロナ禍でみんなが不安の中にいる。
みんなが祈っている。その思いを曲にしたかった。
写真は、山岡智子さん、
モデルはダンサーの山田哲也さんのものを使って、動画を制作した。
ワタシは、ギリギリなものに惹かれる。
ギリギリってどういうものかというと、
あと少しで狂ってしまうとか、
あと少しで壊れてしまうとか。
あと少しで落ちてしまいそうな雫とか。
山岡さんの撮る写真、山田さんの表現するものにも、それを感じるのだ。
だから、惹かれるのだろう。
この「祈り」という曲は、
写真を見て、曲を制作した。
見て感じたものを曲という形あるものにしたのだ。
曲を制作し、それに合う写真を探したのではない。写真が先なのだ。
そして、今回は、楽譜に書かず、
レコーディングしながら、色々試しながら制作していった。
これがまた楽しいのだ。自由そのもの。
そして出来た曲「祈り」。
それから、画像と音楽を合わせていく。
これが今のワタシはとっても楽しい。
音楽だけより、断然にイメージが広がる。“形”に出来る気がする。
この曲は、オカリナソプラノFと、アルトCを使用した。
作り出していくと、凝ったことをしたくなっていく。ここが注意だ。
オカリナは素朴な楽器。なにも難しい曲にしなくてもいいと思っている。
「複雑だからいい曲」ではないと思っている。
少ない音でも、伝えられると思う。
複雑にしないのがいい。音もたくさん必要ない。
去年の即興パフォーマンスをやらせて頂いて、それを強く感じたのだ。
一つの音でも、いろんな表現が出来ると。だから、ワタシはあのパフォーマンスで難しい事は全くしていない(笑)。
ワタシの曲は、そう…難しい事はしてない。もっと複雑な音の並びとか、速弾きとか、ワタシは、そことは別のところで表現していきたい。
シンプルなもので、心の奥にスッ届くようなものを作っていきたい。
複雑なものが出来ないって事もあるし(笑)。
いいんだ、もう←開き直り。
ワタシが作るものなんだもの。
この「祈り」という曲は、、
カメラマンの山岡さんと、ダンサーの山田さんとワタシの3人の中にあるギリギリなものが合体したものだと思う。
ぜひ、聴いてみて。
祈りを込めて…。
2020年、大変な年でした。
みなさんの願いが叶います様にと願いを込めて…。
Photo:Tomoko Yamaoka
dancer:Tetsuya Yamada
music:haru tsuruta
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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準備中