2021/02/07
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...
みなさん、しもつかれって知ってる?
ワタシが暮らす栃木県の郷土料理。
初午の日に食べるもの。
材料は、大根、にんじん、炒り大豆、
油揚げ、酒粕、鮭の頭(頭ってことがファンキー)。
大根とにんじんは、「鬼おろし」という竹で出来たおろし器でおろす。
普通の大根おろしより、水分が少なく粗くおろせる。
それらを煮込んだお料理だ。
七軒のしもつかれを食べると、
病気にならないなんて言われてる。
ワタシの母は、栃木生まれではなく、家でしもつかれを作っていなかったので、
ワタシは小さい頃から馴染みがあるって感じではない。
食べたことはあるけど、美味しいとも特別感じなかった。
それが…それがだ!
大人になってから食べたら、
美味じゃないか!!!
頂いたしもつかれを食べて見方が変わったんだ。
きっとワタシ好みの味だったんだろう。
節分近くなると、スーパーには、
鮭の頭や、鬼おろしが並べられている(栃木県あるある)。
しもつかれ…昔から今もなお続いているもの。それだけでも意味がある。
栃木県の誇れるものだ。
そして、なんてたってヘルシーだ。
栄養満点だし。昔の人の知恵がつまっているお料理だ。
ワタシが思う「しもつかれ」の面白い所は、作る人によって味が違うってところ。
酒粕が多めとか、鮭の頭多めとか。
材料の分量で変わるからね。
いろんなしもつかれがあるのだ。
「うちは、酒粕は少なめで作る」とか。
好みで量を変える。
しもつかれを苦手だと思ってる人は、
自分好みのしもつかれと出会ってないんじゃないのか?
出会ったら、美味しい!ってなって、
今度はいろんなしもつかれを楽しめると思うんだよなぁ。
このしもつかれは、どんな味かな?って。
ワタシは、日本の古いものに惹かれる。
ワタシの唯一の嫁入り道具の食器棚は日本の古いものだし、
古い箪笥をキッチンで使ってたりしてる。
しもつかれが気になる存在なのは、
そんなとこから来てるのかな。
古いものに惹かれるってところから。
なんと、千年の歴史があるんだって。
いろんな人が作ってきて、今もある。
だから、ワタシの代でも続けたい。
長い歴史の中にワタシも入りたいのだ。
でね、「しもつかれブルース」なるものを作った。
始まりはね、朗読家の阿部早苗さんがしもつかれを作ってる事を、Facebookで投稿していて、
そこに歌詞が書かれていた。
それをブルースに乗せたくて、
ワタシのバンド「ハルブルースとベルベット90」の仲間に、
「なにかご機嫌なブルースを作って♫」とお願いし、出来上がったものに、
ワタシがメロディーを乗せたのだ。
1分の短い曲だ。
そして、
短いからこそ、いろんな歌詞があったら面白いと思って、
歌詞を募集して、ワタシが歌うっていうのをやってみた。
いろんなバージョンが出来て面白い!
で、ワタシは思ったよ…。
コロナ禍でライブが出来くなったりと悲しいけど、作った音楽を発信出来るSNSはありがたいと。楽しい事はあるんだと。
節分の時期は、栃木県は、
しもつかれでお祭り騒ぎって、
すごく楽しくない?
どこどこのしもつかれは美味しいとか情報交換したり、今日はしもつかれを作るぞとか作ったよーとか。
長い歴史を持つしもつかれ。
栃木県民よ!誇りに思おう!(急に呼びかけ)
背筋がピッと伸びるそんな気持ちで、
鬼おろしを持ち、ガシガシおろして、
しもつかれを作ろうじゃないか。
お祭り騒ぎと言っても、うるさく騒ぐ事じゃなく、お家で“誇り”と“鬼おろし”を持って、しもつかれを作る事だ(上手いこと言った)。
千年の歴史を感じ、
大根をおろしながら、鍋をかき混ぜながら、
栃木県民のハートは繋がるのだ(壮大)。
※応募して下さった歌詞で歌ったものは、ワタシのTwitterで投稿してるよ。
Twitter
朗読家・阿部早苗さんがFacebookでしもつかれを作っている投稿から、出来た歌。
ワタシのバンド「ハルブルースとベルベット90」の仲間に、「なんか陽気なブルースを作って♪」と頼み作ってもらった。そして、そこに、ワタシがメロディーを乗せて出来上がった。
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...
準備中