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Logo Mark音にのせる胸のうち「月」を使った好きな言葉

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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ワタシの歌詞にもよく月が登場する。
月に惹かれ、憧れ、
月を眺めて、
「あーー貴方のようになりたい…」なんてしみじみ思っている。

光を放つ満月は、
黒い夜空に、みんなに平等に光を放っている。
さぁ、この光を浴びたい人は、
どうぞどうぞと大盤振る舞い。
無償の愛。
あの光をカラダいっぱい浴びたい。

ワタシが1番好きな月はというと、
細い月。新月の前後の月だ。
なくなってしまいそうなあの細い月。
繊細で儚げで、弱々しくて、
ワタシにはないものがあって惹かれるのかな。
「繊細で儚げで弱々しい」
この部分は、制作活動や演奏をするのに、ワタシにとってとても必要だと思っている。そして伝えたい事でもある。

十三夜の月も素晴らしい。
満月ではなく、少し欠けた月。
あの完全ではない月に美しさを見出す日本人て素晴らしいと思う。
なにか不安定な部分を美しいと感じる感性がとても好き。

さて、月が大好きなワタシが、
「月」を使った好きな言葉を2つ紹介しよう。

まず1つ。
「水急不流月」
みずきゅうにしてつきをながさず
これは、禅語。
意味は、
川の流れがどんなに急でも、
水面に写る月が流される事はない。

そう、月は動かない。どんな事があっても動揺しないのだ。
周りが騒がしくても、悲しい事があっても。
静かにそこにある。
小さな事に影響され、考えたりする事もあるワタシは、水面に浮かぶ月を思い浮かべるのだ。流されない月を。

そして、もう2つ目は、
「一月三舟」
いちげつさんしゅう
意味は、たった一つの月も、行き先の違う舟から見ると、違って見える。
止まっている舟から見る月は動かず、
南へ行く舟から見る月は南に動き、
北へ行く舟から見る月は北へ動くように見える。

物事ひとつにしても、色んな捉え方がある。その物事は同じ事なのに。
同じ捉え方ではなくても、間違ってはいない。
人に対してもそう。
同じ人でも、その人の印象は人によって様々だ。
「あの人は◯◯な人」って聞いても、
自分がどう感じるかだから、
その意見はあてにしない。
その人がそう感じているなら、きっとそうなんだろうね。
行く方向が違う舟から見てるんだもの、月も違って見える。当たり前のこと。

月は、色んな事を教えてくれているんだわ。

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ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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