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Logo Mark音にのせる胸のうち何もない所から創り出す〜子どもゆめ基金助成活動〜

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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ある小学校に、「ブロッコリーの木」と子ども達から慕われている大きな木がある。
どうしてブロッコリーなのか。それは、見た目がそのままブロッコリーに似てるから。ほんと!ブロッコリー(笑)。

でね、その木をもとにして、森を学び、お話を創り、それを劇にしようというなんとも面白いお話を頂いた。
その劇に音を入れてほしいと朗読家、舞台女優でもある鵜飼雅子さんから声をかけて頂いた。
これは、子どもゆめ基金助成活動なのだ。
いろんな資料を準備して、審査に通った。主催は「地域の居場所運営の会」。
ワタシがオカリナサークルでお世話になっている所の吉澤さん。吉澤さんと鵜飼さんで資料を作成し無事に審査が通った。
このおふたりはほんとにパワーがあってリスペクトしている人だ。

「ブロッコリーの木物語を作ろう」と題して、全4回で進めていく。
しかし、みんながその4回全てに参加するとは限らないので、1回の参加でも楽しめるように工夫が必要だ。
ワタシが参加したのは、第3回と、第4回。
第3回は、演劇を観たことがない子どもが多いので、鵜飼さんが朗読劇を披露した。私はそこに即興で音を入れた。
用意した楽器は、オカリナバスC、アルトC、ソプラノC、鉄琴、木琴、ギター。
演劇と聞いてもピンと来なかった子ども達は、鵜飼さんの演技を間近で観て刺激を受けた様子だった。
それから、子ども達と一緒に、演劇経験者の大人の方がサポートしながら、お話を作り上げていく。
3つのグループに分けて、それぞれに物語を制作していく。
これって、凄い事!何もない所から子ども達が考え、作っていくのだ。
「何もない所から」これが凄いところ。
想像力が不可欠だ。
物語が出来上がると、それを演劇に仕立てていく。

そして、第4回は発表会だ。
前半はそれぞれ練習。
ワタシは3つのグループをそれぞれ見てまわり、どんなストーリーなのか、物語のイメージを聞いた。それと音を入れて欲しい所があるかを聞いた。
子ども達は、真剣な顔つきだった。
これには驚いた。初めの頃、ふざけていたような子も今は真剣な顔で考えている。
「創り出す」って事の楽しみが分かっている!
そして、発表会。
まず最初に発表したのは、鵜飼さんが入ったグループ。
これが良かった!!あと2つのグループの子ども達はまた鵜飼さんの演技に刺激を受けたのだ。
ワタシはというと、お芝居を観ながら、音を入れて行く。集中し、物語が広がるように音を入れたい。
集中してるとき、「あっこの感覚…」と思い出した。去年、即興パフォーマンスの公演をした時のことを。ご一緒したダンサーの山田哲也さんとギター、パーカッションを演奏したnuducaさんに意識を全て集中していたあの感覚。それが私の中に残っていてそれを引き出してお芝居に音を入れていたように思う。本当にお二人には感謝だ。いい経験をさせて頂いた。

子ども達のお芝居は、どれも素晴らしかった。だって何もないところから、ここまで仕上げたんだもの。サポートをしていた方も凄い。押し付けるのではなく、子ども達から上手く引き出して形にしていったのだ。

こんな素敵な企画にワタシも参加できて本当に嬉しい。
間近で子ども達の変化を見れたんだもの。
ワタシはまた新しい“経験”をもらった。ワタシの身体の中をそういうものでいっぱいにしたい。
そして、今度はワタシが“創り出す”番だ。

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ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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