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Logo Mark音にのせる胸のうち素敵な絵本〜立ち止まってしまった人へ〜

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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さぁ、2022年始まった。
年の初めに、目標を立てる人って多いと思う。
ワタシもそうだ。今年はどんな年にしたいとか目標を立てる。
こうなりたい!とかね。
でも、
今年は、「目標」って必要なのかな。
「目標」ってないといけないのかな。と。
いつも目標ややりたい事を考えているワタシが、ふと思ったのだ。
目標のない人はダメな人なのか。
あんまり高いところを目指していると疲れてしまう(笑)。
目標って、「高いところ」「先の事」を思う。
頭を上げて上を見て、遠い先の事に思いを飛ばす。いつも見上げていたらそりゃ疲れる。
それより、目の前の事、「今ココ」に思いを込めてみたらどうだろうって。
まぁ、そんな事を考えていたときに、
朗読家、舞台女優の阿部早苗さんから絵本を頂いた。尊敬している方から頂いたものだから、とっても嬉しい。
「星 かぜ ぼくら」という絵本だ。
早苗さんは、この絵本の公演もしている。
ワタシは小学校で読み聞かせをしているし、絵本は大好きだ。
作者は、といよしひこさん。
この絵本はとっても優しい絵で、詩集になっている。
読んでみると、そう、今ワタシが考えていた事の答えがバッチリ書いてあった。
ワタシは“表現者”でありたいと思っているが、心の奥には、
本当にこれでいいのかな。
このまま、こんな風に続けていっていいのかな。
など、不安な部分もある。
そんな気持ちを、優しくフワッと包んでくれた絵本だ。
押し付けるのではなく、
優しく背中を押してくれた。

立ち止まってしまった人に読んで欲しい。
このままでいいのかなって思った人。
どうせ叶わないだろうしと、囁きが聞こえた人。
きっと答えがもらえると思う。

帯にはこんな事が書かれていた。
叶うかどうかを先に躊躇するのではなく、大切なことはまず「何かを思い描くこと」。


ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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