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Logo Mark音にのせる胸のうちお琴とハープとオカリナと

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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《コトメンとハープ王子のTOKUMADE全国ツアー栃木公演》ゲスト出演させて頂いた。
お琴奏者のコトメンさんと、ハープ奏者のハープ王子のお2人は、
全国ツアーをしている真っ最中。
ハープ王子から、TwitterのDMで、
相談がありますと。
ワタシはてっきり「餃子のおすすめのお店はどこですか?」かと思った(笑)。
ハープ王子もおっしゃってたが、
ハープ王子とは、ふたことくらいしかお話したことがないのだ。
お話を伺うと、
栃木公演のゲストのお話だった。
ひぇーー!!
これはとっても光栄な事!!
しかし!しかしだ!
なんていうか…ん…。
あ、ピッタリの言葉は“恐れ多い”。
恐れ多いーーー!!!!
でも、断ったらそこで終わり。
勇気を出して、お受けすることにした。うん、怖い(笑)。

事前に演奏する曲を送った。
お琴とハープとオカリナで、やりたい曲を。
そして、ワタシのオリジナル曲も!
だって、こんな機会ないもの。
ワタシの曲が、お琴とハープで奏でるとどうなるか聴きたい。

さて、本番当日。
お2人は前日は茨城県。そして、翌日は千葉県。
県外からもお2人のファンの方がいらっしゃっていた。
前半はお2人の演奏。
素晴らしい演奏。お琴とハープって合う! しかし、間違えてはいけないのは、楽器がお琴とハープだから素晴らしい訳でない。
お2人が演奏するから素晴らしいのだ。どんな音を選ぶのか、どんなふうに演奏するのかは、お2人のセンスだ。
ギターは、弦が6本だけど、
お琴とハープは弦が多い。だから音の粒がうわーーっと舞うのだ。
そして、優しい音。優しい世界。
なんて心地よいのだろう。

休憩を挟み、後半はワタシ。
始めに、ソロで2曲。それから、お2人とご一緒させて頂いた。
ワタシは真ん中で左にハープ。右にはお琴。なんて幸せな!!
凄い凄い…ワタシはたくさんの音の丸い粒が浮かんでいる中にいた。
ワタシも浮遊しているみたいだ。
その中でオカリナを吹く。初めての体験。

お2人は、怖いものなんてないんだろうなぁ。なにがきても大丈夫な感じ。豊富な知識とスキルと経験。そして、センス。
それから、お人柄。これは、音に出てる。多くの方に愛されているのがよく分かる。
ご一緒させて頂き、本当に嬉しかった。
お声をかけて頂き、感謝である。
反省点は多々あるけれど、
とても素晴らしい時間を頂いた。
もし、お断りしていたら、知らない世界だ。

それから、リハの時に感じた事。
それは、グリッサンドに引っ張られてしまうと言うこと(笑)。
グリッサンドとは、弦を滑らすように撫でるように弾く事。
ドゥルルルルーー♫と弦をたくさん弾くこと(伝われ)。
ちゃんと拍を感じていないと、
グリッサンドの終わりを待ってしまい、拍が行方不明になってしまう感じ。
つい、意識がグリッサンドへ…。
聴いてしまう(笑)。

あのグリッサンドもどこに入れるかなどセンスなんだろうなぁ。欲しい時に来るみたいな。

公演後、ワタシはまだ夢み心地だけれど、お2人はもう次。
止まっていない。次へ次へ。
パワフルである。

たくさんの方が魅了されるお2人の優しい世界。
最終公演は、7/16銀座王子ホール。
みなさんも、ぜひ、優しい音の粒を感じて欲しい。

お2人のTwitter。
Twitter:コトメン
Twitter:ハープ王子

無事に全国ツアーが進みますように…。

そして、ワタシは思う。
生きているとこんな素敵な事が起こるんだぁと。

当日の様子はコトメンさんYouTubeを〜「グリースリーブス」

福島県双葉町出身の「箏男kotomen」大川義秋さんのYouTubeチャンネルはこちら。
YouTube:コトメン

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ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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