2024/03/13
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...
息子が3年生になった時、担任の先生から、
「卒業式の後のホームルームで見せる動画を作りたいんです」と。
動画の最後は、先生と生徒のツーショットが流れる。そのバックで流したいと曲の依頼を受けた。
そのサプライズ動画のために生徒との写真を撮り始めているのだ。
先生からは、極秘でとのことだ。
なんて素敵なお話!
ワタシの人生においても、記念に残る事だ。
さて、どんな曲にしようかな。
曲は、オカリナだけのインストにしようと決めた。
高校は、2月になると、3年生は自由登校になる。そう…家にいる(笑)。
これは、極秘プロジェクトだ。
幸い、息子は週に何回かバイトに行く。
うん、その時に制作、レコーディングするしかない。
使うオカリナは、ソプラノF。
最初にメロディーラインを作る。
伴奏も同じオカリナFで3つ重ねた。
それからサビのところに、メロディーのハモリを入れた。
こういう時間て、最高に楽しい。
とっても楽しい! そこは、「自由」なのだ。
でね、ワタシなりに気をつけなきゃと思う事がある。
それは、どんどん複雑にしない事。
あれも入れてみようとか、1人での作業なので色々入れたくなる。
例えば、最初はサビのところにタンバリンか鈴のリズムをうっすら入れようかと思ったんだ。
でも、オカリナの音だけでシンプルにしようと考えを変えた。
あと、もっとオカリナを重ねようかなとかね。
みんなが見る画面には、考え深い思い出の写真が映し出される。
それの邪魔になっては絶対にダメなのだ。
目指すは、意識せずに、人の心に響く音楽だ。
息子にバレずに曲が完成し、レコーディングも終わった。
息子がいるときはオカリナも吹かなかった。
「最近やけにオカリナ吹いてるなぁ」ってなったら、本番、オカリナの音を聴いたら、バレてしまうかもって(笑)。
完成した曲のデータを先生に送り、
先生からもオッケーをもらい、
ワタシの極秘プロジェクトは終わった。
さぁ、後は本番の卒業式だ。
いったいどんな反応をするのか、ワクワクである。
先生が出来た動画を送ってくれた。
なんと、エンドロールまで。
ワタシの名前が!!!
下から上に流れていく。
そう、ワタシの夢、叶えたい事のひとつだ。
それは、ワタシの曲が映画のエンディングに使われて、エンドロールでワタシの名前が下から上に流れる事だ。
そのイメージしていたものは、黒のバックに、白の文字。
まさに、これだった!
いや、ある意味、夢が叶ったのかな。
こんな事ってあるんだね!
やはりイメージは大切だ。現実を引き寄せるんだよ。
オリジナル「ホロスコープ」が映画のエンディングで使われるのが夢だ。
一歩近づいた。
さて、当日。卒業式も無事に終わり、
息子のクラスは、パソコン室で最後のホームルーム。
なんと先生が作った動画は、
30分の大作だと言う。教室の前面には大きなスクリーン。生徒達は、それぞれ机にあるパソコンで鑑賞。
動画は、体育祭や修学旅行、文化祭など、楽しい写真がたくさん。
そして、先生の自撮りもたくさん(笑)。
楽しかった。その時流れている曲は、ポップスだった。
そして、最後、画面には、
「お別れの時間になりました」と文字が。
そして、ワタシの曲が流れ、先生と生徒のツーショットが次々と映し出された。みんなとってもいい写真。
「卒業おめでとう」の文字の後、
エンドロールだ。
お世話になった先生方の名前や、
動画制作に協力してくださった方のお名前が流れた。
ワタシは息子の反応を動画におさめたくて、スマホを準備。
そろそろというところで、録画スタート!
ワタシの名前が、下から上に…。
すると…、
「?! オレのお母さん!!(°∀°)」とびっくり。
友達も、「え!?お母さんなの?!」と。
なんて完璧なリアクション!!!!(笑)
ワタシも大満足(笑)。
こんなふうに、息子の節目に関わる事が出来て、本当に先生に感謝である。
息子も忘れられない卒業式になったかな。
ワタシも、記憶に残るとても素敵な1日になった。
やっぱり、この世界は優しい世界だ。
曲のタイトルは、
「卒業〜おわりのはじまり〜」
YouTubeにもアップしたので、
ぜひ、聴いてみてほしい。
卒業を迎えたみなさま、
おめでとう!!!!
希望を胸に、新しい世界へ。
世の中そんなに甘くないとか、厳しいとかいうけど、
ワタシはあえて言いたい。
大人って楽しいよ。
きっとそこは、優しい世界だよって。
小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...
準備中