沢木 優

1967年5月12日、福岡県大牟田市生まれ。
埼玉県出身。
血液型：B型。
LINX / 元THE POWERNUDE のドラマー。
パー...

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5/23に公開となりました我々LINXの最新MV“Top Dog”。
早速、視聴して頂いたり、シェアやコメント等を下さった皆さま、そして！今回もチャンネルでお世話になっているスピナートさん、本当に有り難う御座います。
公開から10日間ほどの時点で20,000回超えと、なかなか良いスタートになりました。
更に！今回は、熱いコメントがこれまでにないペースで頂けて、コレがめっちゃ嬉しいです!!
先月の自身の誕生日もほぼ返上して、夜遅くまでカメラマンの小林さんと意見交換しながら、細かな部分も妥協するコトなく、ディレクションをした甲斐があります。
いつも、音源はもちろんのこと、映像でもしっかりとビジョンを設定して取り組んでいるつもりですが、この“Top Dog”のMVにも、なかなかの拘りが込められていまして、そこら辺の話しを…。

■カメラマン・小林さんとの出会い

高校の同級生でもあり、いつも本当に世話になっているデザイナー・久保田氏。
このMVの制作を考え始めた去年の秋くらいですかね…。
我々を撮ってくれるカメラマンさんで、誰かいい人はいないだろうか？と相談したところ、“昔から一緒に仕事をする機会が多いカメラマンで、腕前も人柄も最高な人がいるから話してみるよ…”というコトで紹介して貰ったのが、今作のカメラマン・小林さんでした。
その後、しばらく経った去年の12月あたりに、久保田氏から“撮影の件、引き受けてくれたから一度顔合わせをしようか”というコトで、初めてお会いしました。
とても物腰の柔らかい印象で、久保田氏が長年に渡り撮影やデザインの現場を共にするのも納得！な感じでした。
そこで、これまでに手掛けた案件や、現在制作を手掛けている案件の話しなどを伺ったところ、あまりに規模がデカくて、正直ウチのようなバンドを引き受けてくれるの？と心配になり(笑)、思わずご本人に聞いてしまいましたが、“全然OKです！是非やりましょう!!”と快諾してくれました。

■これまでとは違う質感にしたい…

顔合わせの後、小林さんがこれまでに制作したCM動画などの素材を見せて貰いました。
その中で、とあるアパレルメーカーのCM動画で釘付けに!!
適度な暗さと渋さ、クリアさがマッチしてて、めっちゃCoolな色合いだったんです。
LINXとしては、これが4作目のMVですが、これまではモノクロ寄りの色合いを基本的なコンセプトにしていました。
でも、今回はその辺りも新しい方向性にしたかったのですが、それがどういうカラーの質感なのか!?　具体的なイメージが見えなかったのです。
しかし！そのCM素材を拝見した時に、“コレだ!!”と。
というコトで、黒の中に“青”の要素を入れたカラーを、今作の基調にして貰いました。
※背景が真っ黒な画面と見比べると、青い要素が入っているのが、よくわかりますよ！

楽し気な雰囲気もLINXのスタイルの1つですが、かと言ってパーティーロック的なバンドではないので(笑)、やはり色の部分ではCoolな要素が絶対に欲しかったんですね。
明る過ぎず、暗過ぎず…というトコで、まさに“痒い所に手が届く”的な色合いにして貰えたので、これなら全編カラーでいこう！と

■シャレの要素も…

撮影の様子については、4月のコラムにて書かせて頂いたので、詳しくはそちらを参照して頂くとして、必要最小限の人員で…というトコで、撮影者は小林さん1人でしたので、実に20回くらいは撮影したんじゃないかと思います。
それも毎回全力で(笑)。
撮影を終えて、小林さんと細かなイメージなどの意見交換をしている際に、我が家の飼い犬・ピノ子の件を話してみたのです。
Top Dogの“Dog”は、犬ではなく権力者という意味なんです。
そこで、ただクソ真面目に作るだけもつまらんかな？と思い、シャレの要素というトコで、ウチのピノ子を一瞬差し込んでみてはどうかと。
権力者という意味でのDogなので、そこに厳つい犬だと、むしろカッコ良くキマってしまいますよね(笑)。
そこを敢えて情けない顔の犬がいいなと!!
ならば、情けない表情ではピカイチのパグ犬が、ウチにいるじゃないか！となったワケです。
そんな流れで、ダメ元で提案してみたところ“面白い！いいじゃないですか！やってみましょう!!”と、想定外のOKを(^^)/
むしろ、小林さんがノリノリになってくれて(笑)、“どうせ撮るなら、ちゃんと撮りましょう！”と言って下さり、別件の撮影仕事の帰りに我が家に寄ってくれまして、しかも本格的な照明機材まで持ち込んでの撮影となりました。

■拘りの編集

小林さんから、第1稿が届いたのが、GWの始めあたり。
基本的な部分は既に完成されていてビックリでした。
今回は、ヴォーカルとギターをメインにしつつも、これまでより個々の個性も伝わるようなカットを重視していたので、その辺でかなり細かくカットを選んで編集をして頂きました。
何より心強かったのが、自分の希望を漠然と反映するのではなく、きちんと小林さんの意図や意見も交えて意見交換してくれたというコト。
伊達に、デカい仕事をしてないなと感じる瞬間が、随所にありました。
こうして、エンディングの最後の最後まで妥協することなく、納得の映像に仕上げて頂いて、本当に有り難かったです。
もし！新しいMVを制作する際は、引き続きお願いしたいと、今からラブコールを送りまくりですね(笑)。

■メイキング映像

今回は、その撮影風景を撮影した、メイキング動画なんかも作ってみました。
この撮影で色々とコーディネートしてくれて、撮影当日も現場監督的に活躍してくれた久保田氏が、こっそり撮影風景を押さえてくれていたのです。
まぁ、さすがにわたくしの素人編集なので、小林さんが作ってくれたMVのようにはいきませんが、撮影の雰囲気だけでも、何となく伝われば…というところで、こちらもスピナートさんのチャンネルにて公開させて頂きました。
ちなみに、ドラムは全てガッツリとミュートして、かなり響きを抑えているんですが…。
普段のライヴと同様に全力で叩かないと当て振り感が満載になるため、どのシーンも基本的に目一杯いくので、けっこう響いてます(笑)。
良かったらMVと併せて、下記より軽～くご視聴下さい!!