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連載記事2020/08/27
The Great Journeyドラマーにとって譜面の知識は必要なの？～後編
ドラマーにとって譜面の知識は必要か否か!?の後編になります。
バンドだけをやる分には、譜面が読めなくても困る場面は、そうそうないと思いますが、仕事で叩く現場となると話しは変わってきます。
まずは、その辺りの話しを…。
田舎者のドラム少年だった自分も、THE POWERNUDEが2002年にメジャーリリース契約をしたのを機に、ようやく個人でのドラムの仕事を頂けるようになりました。
そこからの数年は、所属バンドとは別に“仕事で叩く”というコトにも拘ってガツガツしていた時期だったので(笑)、様々なアーティストのレコーディングやライヴのサポートなどを経験させて貰いました。
その中で特に印象的だった、とあるゲーム音楽のレコーディング仕事でのコト。
レコーディング前に貰ったデモは、曲の半分くらいしか出来ておらず…。
残りは、当日にアレンジしながら作って、その場で録ります…というコトでした。
テレビCMでも使う曲というコトで、けっこうお金のかかったプロジェクトだったと思いますが、この時は譜面の知識が大活躍してくれました。
もし、この時に譜面を使えなかったら、小節の感覚や、曲そのものを理解するスピードも遅かったと思いますね。
自分の所属バンドとは違って、仕事の現場って、定期的にリハを重ね時間をかけて作り上げていくワケでもなく、ある意味 その場限りの1発勝負的なトコがあるので、そういう状況では、効率的に作業を進めるためにも、譜面の知識は不可欠になるのかなと思います。
多分、人によって色んなイメージがあると思うんですが…。
自分の場合、例えば普通に叩いてる時や、曲作りでリズムのパターンやドラムフレーズを考えたりする時に、アタマの中では実際に叩いてる“ドラムサウンドとしてのイメージ”と、それが音符になった“映でのイメージ”がシンクロする感じなんです。
例えば、ドン(足)・タン(手)・ドド(足)・タン(手)…というパターンを叩いてる時は、このパターンでのドラムの音と、このパターンの譜面の映が、同時にアタマに流れてくるイメージです。
自分の中では、曲やフレーズを素早く理解しなきゃいけない時に、コレが本当に大きな力になっていますね。
それと、自分のクセを修正する時など、音と音符がシンクロしてくれると、的確にその個所を把握出来て、イメージし易いんです。
自分の感覚的には、バンドだけをやるのであれば、譜面を読めなくても全然OKかなと思います。
むしろ、音を細かく聴き取る耳の力や、感性の方が必要だと思うので。
ただ、プラスα的な感覚で、譜面の知識があれば、より視野が広がるのは確かですね。
ドラム譜って、特に音階はなく、基本的には音符の長さだけ覚えたら、すぐに読めるようになるので、これから譜面を勉強したい！というドラマーさんでも、問題なく理解出来ると思います。
必須ではないが、必要ではある！と。
譜面が読めなくてもドラムは叩けるしバンドも出来る！
ただ…、
譜面が読めたら、音楽の理解度はより深まるょ！
というトコですかね(^^♪
「ドラマーにとって譜面の知識は必要なの？～前編」はこちら。
連載記事・ドラマーにとって譜面の知識は必要なの？～前編
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Cam : mk＠jeepster
Staff : Masumi
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