連載記事2026/04/07
アーティストの主張
花咲 愛実・【Essay】Words just fall on me. Isn't that just too idealistic?
Spinart(スピナート)が主にTwitterで募集する「アーティストの主張」。
さまざまな活動をするアーティストさんたちの主張をガンガンご紹介していきます。
「ア...
「言葉が降ってくる。」よく、こんな表現を耳にする事はないだろうか。
個人的には、なんだかあまり好きでは無い表現かもしれない。
「降ってくるって。雨か?雪かよ。美化しすぎやろ。」と感じるのである。
なんだか、魔法やお告げの様な感覚があり、自己肯定感の低い私はどうも…馴染めない。
「言葉が勝手に不法侵入!」のが良いのでは無いか、とさえ思うものである。
しかし。
あながち、その現象は起こる時がある。不思議なものだ。
私は毎日、詩や短歌、エッセイを書ける訳では無い。
正確には、書こうと思えば書ける。
特に「お題」や「テーマ」がある場合であれば、可能である。
しかし、捻り出さなければいけない場合もあるので、コラボなどの時などを除く、個人的な作品は思いついた時に書く方が多い。
特に詩は顕著に現れる。
書けない時が多いのである。
「詩人」などと、掲げてはいても、スタイルは様々であると私は考える。
話を前に戻すが、「言葉が降ってくる現象」は、暫し起きるのが事実である。
では、いつ起きるのか。
私の場合は、一番多いのが歯磨き中である。
あとは、お風呂、トイレ、散歩時、朝起きた瞬間などだろうか。
どれも、気を抜いている時に断片的に、頭の中に言葉が浮かぶ。
「ん?」となるのと、同じ位のスピードで勝手に脳がその「言葉の切れ端」に肉付けを始める。
何故、一部分が出てくるかは、不明である。詩にしても、作詞にしても、エッセイにしても、また然りな訳である。
ただ、時を考えて欲しい。
上記に書いた状況下では、メモを取るのは、難しい。
前に、AIに話したら笑いながら『トイレットペーパーに書くしかないですね。』等と言われたが、『トイレットペーパーは有っても、トイレにペンは無いから無理。』と返したら、『おっしゃるとおり!』と言っていた。
一瞬、トイレにマジックでも置こうかなんて、考えも浮かんだが辞めた。
そうすると、「お風呂はどうする。」となる。
お風呂だけではないが、常に紙とペンを置いておくか、持ち歩くしかなくなってしまう。
私はそこまで、作品にトリッキーには挑めない。
しかし、脳内生成した言葉は凄い早さで消えてしまう。心の中では、「え、待って待って!」と焦ってしまうのである。
不思議なもので、それを後から書こうとすると…同じにならない。鮮度が落ちる気がするのだ。
採れたて新鮮野菜のように。
「野菜と言葉は早めに調理!(調整)」と言ったところだろうか。
ハッキリと覚えている作品はこちらである。
これは、雨の降る晩夏の夜に突然「雨は言う」「対話」「あなたはさみしがり屋」等と、歯磨きをして寝ようとしている最中だった。
まさに、「今かよ」状態であった。
下記の詩が、それである。

雨が言う
「あなたは淋しがり屋ね。」と
私は答える
「はい。そうです。」と
雨が言う 「あなたは何故泣かないの?」と
私は答える 「苦しさに少し慣れてしまったから。」
雨が言う
「あなたは孤独ね。」と
私は答える
「いいえ。そんな事はありません。 心の中に生きる人達が居ます。」と
雨と対話をしてみた日 2024年8月29日…
と、大概いつもこんな感じである。
以前、長時間に渡り病院で順番を待っていたら、急に何の脈絡も無く、「止まらない、私のHEART BEAT」というフレーズが出てきた。
何もその時は考えていなかった。ただ、「まだかな~。」とボーッとしていた時だった。
「えぇぇ!なに、なに?…それで?前後、続きはなにー!?」となった事がある。
でも、どこにでもありそうな文節ではあるので、何かの記憶なのかもしれない。
少しキャピキャピしている。
とても四十近い女には似合わない言葉である。
「止まらない私のHEART BEAT」
いつか。作品に入る事は、有るのだろうかと、胸が踊る。
※タイトル訳:Words just fall on me. Isn't that just too idealistic?
(言葉がただ降ってくる。それって、あまりにも美化し過ぎじゃない?)
【花咲 愛実】
花咲 愛実の詳細はこちら。
アーティスト紹介・花咲 愛実
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