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Logo Mark音にのせる胸のうち作詞 その1

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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ワタシはオリジナルを作って歌ってますが、どんな風に作詞をするかを話したいと思う。
自分で再確認するためも含めて。

詞を作るとき、どういうものを書いていくか大きく分けて2つある。
それは、
「等身大」
「物語の主人公」

「等身大」とは、今の自分が感じたこと、伝えたいこと。ワタシそのままで歌えるもの。
「ニセモノの私」という曲がそうだ。

〈歌詞〉
いつになったら 私は戻れるの?
今はニセモノよ これは私じゃない
白い鳩が飛んで 黒い影落とす
突然渡された余計な贈り物
今はニセモノよ これは私じゃないの
いつになったら 私は戻れるの

自分で書いたものを解説するって恥ずかしいけどしてみる(笑)。
28歳で難病を発症して、それがどうしてもいやでいやで受け入れたくない気持ちを歌にした。ほら、よく病気を受け入れてポジティブに生きるみたいなのあるでしょ? それと全く反対。外見上は、受け入れてポジティブに生きている。でも本当は…っていう気持ちを歌った。
普段言えない事を歌って、消化するために。
もう以前の私には戻れないのに、今の自分は「ニセモノ」で本当の自分ではないと。
「白い鳩」とは、結婚のこと。結婚して3ヶ月目に発症したから。
「黒い影」とは、絶望のこと。
「余計な贈り物」とは、病気のこと。

2017年のワンマンライブで、歌の解説をしてから歌った。初めて。
そしたら、泣けてきてしまって。
お客様の前で、こんな私的な事を言ってしまって怖くて。受け入れてもらえないかもと怖い。
でも、病気ではなくても「受け入れられないこと」として共感してもらえて嬉しかった。
それからは、当てはまる人がいるんだと分かって、「ワタシもこう思ってる」という気持ちを込めて歌っている。

こんな風に、「等身大」のワタシの詞は、ダイレクトに色々考えさせられる。
そして、本当に恥ずかしい!(笑)
本当のワタシが考えていることだから。
でも、表現者としてワタシはカラダから出したいと思っている。

次回は、「物語の主人公」を話そうと思う。


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