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Logo Mark音にのせる胸のうち物語を制作する〜エッグドシャの絵本〜

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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いつも思うけれど、
人生何があるか分からない。
だって、ワタシが物語を制作することになったのだ。
確か、以前スピナートの記事に、
お菓子エッグドシャのオリジナルソングを制作する事を書いた。
そこで、
「他にも新しいことにチャレンジした」と言っていたのだが、
その新しい事とは、この事!

卵明舎専務取締役の寺内勝利さんからこのお話を頂いた時、
「ハルさんは歌を作るじゃないですか〜♫」とサラッと言われた(笑)。
この感じ凄く好きだ。
ワタシに出来るかなぁと思ったけど、挑戦してみようと思った。
もし、出来上がったのが期待に沿えなかった場合は、却下されるだろう。
だから、安心?して、やってみようという気持ちになった。
ダメならダメでその時だ。

このエッグドシャというお菓子は、
かわいい缶に入っている。
絵は稲村毛玉さん。
期間限定の缶の絵も書かれていて、
大人気のお菓子なのだ。
そのお菓子エッグドシャのオリジナルストーリーを作り、
毛玉さんの絵で絵本を作りたいという事だった。

まずは、物語だ。
缶の絵から、想像を膨らませる。
どんどん…どんどん…、
頭の中は自由だ。誰にも邪魔されない。
ワタシのイメージで制作していくというのが最高に楽しい。

そして、勝利さんとチーフの伊藤さんと打ち合わせを重ねた。
言葉選びも真剣だ。言葉でイメージが変わるから。思いが伝わるように言葉を選んでいく。
お2人の力があって、完成した。
共通する思いは、
いいものを作りたい!という強くて熱い思い。だから完成した。
感謝の気持ちで一杯だ。

この絵本にはワタシの思いが目一杯詰まっている。
たくさんあるので、箇条書きにしてみよう。

・もし辛い事や困った事があってもずっと今のままではない。
・状況、環境は変わっていく。
・下ばかり見ていないで、月を見上げてみよう。
・美しいものは、たくさんある。
・親と子は血の繋がりが全てではない。
・子育てで、イラッとする事もあるけれど、広い心を持てますように(難しいけど
・全ては「優しさ」「愛」
・この世界は悪いことばかりじゃない。辛い事、怖い事ばかりに捉われずに、たくさんそこここに散らばっている「優しさ」に気付いて欲しい。

もっとあるけれど、大まかにはこの辺だ。
それから、
親と子の関係でいうと…
(あ、やっぱりワタシは親と子どもの関係にとても関心があるんだ。
 特に母親と子どもの関係に)

今、子育て真っ最中のママ(パパ)に読み聞かせをして欲しい。
とっても大変な事も多いけれど、
声を出して読むと、自分の声が自分の耳に入り、身体に入る。
冷静になって、まず自分が優しい気持ちで一杯になって欲しい。
そうでなくちゃ、子どもにまで愛が渡らない。
まだ手のかかる小さいお子さんの子育てを応援したい。
子どもが愛をもらって育ったら、
大人になって、身体の中にある愛を周りに与える事が出来る。
そうして、また子どもに愛を与える。
愛はぐるぐると循環していく。回っている。「優しい世界」だ。
だからまずは子どもに愛を。
でもその前に子どもに愛を与えられるようにママ(パパ)に愛を。
このお話を読む時は、
お話に集中して、大変な事を一瞬でも忘れられたらな思う。
読み聞かせは子どものためだけれど、自分のためにも読んで欲しい。
なかなか気分転換するって大変だと思うから。
だって、自分よりも大切な命を守っているんだもの。毎日毎日。毎時間毎時間。ずーーっと。

でもね、子育てだけがテーマの物語ではない。
色んな人にも通じる部分はあるんじゃないかと思う。
子どもといっても、“自分の子ども”だけじゃない。
この世界の“子ども”

この世界は、悪い事ばかりではないよ。
見つけていこう。
この世界は「優しい世界」。
みんなが自分が生きている世界は、
「優しい世界」って思えたら凄い。
可能性はゼロじゃない。

この物語を朗読したYouTubeがあるので是非見て頂きたい。
ワタシ、初めて朗読をレコーディングした。次回はこの事を書こうかな。

エッグドシャの缶の中に、
YouTubeに飛べるQRコードがエッグドシャの缶の中に入るいうことだ。

あわよくば、
本当の絵本を出す話にならないかなぁ(笑)。
ワタシは小学校で読み聞かせをやっているんだけど、
そこで読みたいもの!(笑)

完成して思う。
出来るかどうかも分からないのに、
ワタシに依頼してくださって、
本当にありがとうございました。
ワタシは、
「優しい世界」で生きているよ。


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オリジナル絵本「めんどり母さんと子猫ちゃん」
文・ツルタハル
絵・稲村毛玉

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ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
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