連載記事2025/07/12
論理的ボイストレーニングJOURNEY歴代Vo.比較:Steve Augeri
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
皆さん!こんにちは!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
楽しく歌ってますか?
6月の始めまでは気温が不安定な日が続いておりましたが、そこからいきなり暑くなりました! 梅雨の時期も数日本降りの日があったくらいで、いつの間にか明けておりましたね~! そんなこんなで暑い日が続いているのですが、そんな時に気をつけたいのが屋内の冷房です。外出したとき、電車やビルで冷房が効いていて思わず「ブルッ!」とした経験はありませんか? 短い時間だったら大丈夫かも知れませんが、長時間薄着で冷房の効いた部屋にいると夏風邪を引いてしまうことも…(~_~;) 外出する際には、何か羽織るものを持って出かけましょう。勿論!喉を冷やさないためにマスクも持参することをオススメします。急な気温差で体調を崩さないようにして、元気に歌っていきましょう!
さて!今回は4年ぶりの企画! アメリカのロックバンドJOURNEYについての一考察第2弾! 前回は、「何故、JOURNEYは売れたのか?」と言う事に関して、ボーカルのスティーブ・ペリーの影響を受けた音楽から考察しました。
Steve Perryについての一考察:何故JOURNEYは売れたのか!?
今回から2回に渡り、1978年から現在に至るまでJOURNEYサウンドを支えていると言っても過言ではないスティーブ・ペリーを基準として、スティーブ・オウジェリー・そして現ボーカルのアーネル・ピネダの歌唱スタイルの違い等について私が気がついたことを書いていこうと思います。
最初にお断りしておきますが、JOURNEYの初代ボーカルはグレッグ・ローリーですしスティーブ・ペリー加入前にもスティーブ・オウジェリー脱退後も短い期間ではありますが他にボーカルはいました。現在は、ドラムのディーン・カストロノヴァや新加入のキーボーディストもメインボーカルを務めていたりしますが、そのお話はまた別の機会に(*^_^*)
スティーブ・オウジェリー(Steve Augeri)は、1959年生まれの現在66歳。スティーブ・ペリーが現在79歳なので、丁度10歳年下になりますね。ペリー氏がバンドを去った(と言うのも語弊がありますが^_^;)後、1998年から2006年までボーカルを務めた人物。ペリー氏と同じくアメリカ人であり、幼少の頃から、R&B、ソウル、カントリーミュージックなどに影響を受けたようです。ペリー氏がオーティス・レディングやサム・クックなどのソウルミュージックに影響を受けたという点で見ると、二人のルーツは似たところにあるといえるでしょう。
私が初めてスティーブ・オウジェリー氏を生で観たのは、恐らく2001年のZepp福岡。その時は、私にとってのJOURNEY初体験だったので興奮しすぎてあまり覚えていないのですが(ディーン・カストロノヴァのハイトーンのコーラスがめちゃくちゃ印象に残っています^_^;)、「ペリー氏とは違うかも知れないけど、上手いシンガーだなぁ…(^o^)」というのが最初受けた印象でした。その後、2004年の来日公演も観に行きました。懐かしいですねぇ…。
アルバム “ESCAPE”リリース時のペリー氏と比べたときのオウジェリー氏の歌唱の特徴は、「息のコントロールが抜群に上手い。」これに尽きると思います。つまり、「抑揚の付け方が上手いシンガー」と言ったところでしょうか?
ペリー氏で言うと78年にJOURNEYに加入したばかりの歌唱スタイルに近いような気がしますが、オウジェリー氏とペリー氏の歌唱を比べるとペリー氏の方が若干声帯にかけている力が大きい印象があります。つまり、オウジェリー氏は声帯に負担をかけずに息の力でクリアなハイトーンを作り出しているのです。これはどちらかと言うとクラシックの声楽家の発声に近いと言えると思います。
Wikipediaを見るとオウジェリー氏はニューヨーク市立音楽美術学校でクラシック音楽も学んでいらしたようなので(木管楽器やバスーン)、そういった所にも影響はあるのではないでしょうか。勿論!オウジェリー氏が影響を受けた(例えばAretha Franklinの様な)R&Bの発声にも近いですね。
JOURNEYの中心人物であるニール・ショーンのインタビュー記事などを読んでいると、スティーブ・ペリー氏加入以降の楽曲の雰囲気を再現できるシンガーを加入させていることが分ります。それはどう言うことかと言うと、突き詰めると「R&Bに影響を受けたシンガー」と言う事になるのかも知れません。
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2025年
・7月12日(土):Ginger Ginger(as. Danger Danger)in Soul of Rock@東高円寺Los Angeles Club
・7月20日(日):Billy’s Bar GOLD STAR 2025 year Omnibus Live Vol.63(弾き語り)@下井草 Billy’s Bar Gold Star
・8月31日(日):蛇足Snakefoot(as. 初期Whitesnake)in トミー・カーク一周忌追悼ライブ@吉祥寺MANDA-LA2
・9月5日(金):弾き語り@Billy’s Bar GOLD STAR
・10月11日(土):弾き語り@下北沢Breath
・10月26日(日):Yuji’s Friends Gig #2(ゲストボーカル)@目黒東京倶楽部
・11月20日(木):瑠愛企画「touch xxx vol.125」~ボジョレーヌーボー解禁日ライブ~(弾き語り)@真昼の月夜の太陽
・11月22日(土):蛇足Snakefoot(as. 初期Whitesnake)@巣鴨獅子王
・12月14日(日):Majestic Sky(as. JOURNEY)@目黒ライブステーション
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