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Logo Mark論理的ボイストレーニングSteve Perryについての一考察:何故JOURNEYは売れたのか!?

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

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皆さん!こんにちは!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!

10月に入ってから、すこ~しずつですが気温が下がってきましたね。辺り一面がキンモクセイの香りに包まれて、秋も本番といった感じです。
と同時に、マスクをしていても暑苦しさを感じなくなってきましたね~。実は、私。数年前まで、外でマスクをするのがとっても苦手でした。と言うのも、歯科診療をしていた当時は日常的にマスクをしていたので、顔が蒸れて吹き出物が出来るのが嫌だったのです。
しかし。これからの季節は寒くなりまた乾燥してくるため、ウイルスをなるべく喉に寄せ付けないためにもマスクは必要ですねぇ…。やっとマスクの重要性に気づいた私です^_^;
ウイルスの予防ワクチンを打ったからといって100%ウイルスに感染しないとは限りませんし、喉の乾燥を防ぐためにも、また喉の保温のためにも、歌を歌うために一番重要な喉を守るためにも、コロナが落ち着いた後でも、冬の外出時にはマスクをしっかり着用する事をおすすめします(^o^)

さて! 今回は、本コラム50回突破記念!番外編として(人によっては毎回番外編のようなこのコラムですが…^_^;)、趣向を変えてある私が一番影響を受けていると言っても過言ではない大好きなシンガーにスポットを当て、そのバンドの歴史も少しだけ交えて考察して行こうと思います。
題して! 「スティーブ・ペリーが加入したJOURNEYは、何故成功できたのか?」!!
なお、今回のコラムには筆者の主観が大きく混じっております^_^; かなり偏った考え方かもしれませんので「そりゃ、違うだろう~!」という方もいらっしゃると思いますが、あくまで一考察として読んで頂けると幸いです。
それでは、始めて行きましょう!

JOURNEYってどんなバンド?

先ず始めに、ご存じでない方のためにJOURNEYと言うバンドについて説明していきましょう。現代はネット社会。Wikipediaにも記載がありますし、”JOURNEY バンド”でググると山のように楽曲や画像や動画、バンドについての説明が出てくるので、ここではざっくりと書いていこうと思います。
JOURNEYはSeparate Ways(WBCのテーマ曲)やOpen Arms(映画「海猿」の主題歌)など数々のヒット曲を持つアメリカはサンフランシスコのロックバンドです。
サンタナ(哀愁のヨーロッパで有名ですね~!)のバンドにいたギタリストのニール・ショーンを中心としたバンドで、最初の3枚目のアルバムまではインストゥルメンタルの曲が多めのバンドでした。俗にアメリカンプログレハードというジャンルに分類されていたりもします。
シビアな言い方をすると、最初は地味であんまり売れてなかったんですねぇ(しかし! 初期3枚のアルバムも素晴らしいので、まだ聴いたこの無い方は是非体験してみて下さい!)。
正直、あまり売れていなかったので、レコード会社から「次売れなかったら契約を切る。」と言われたようで、てこ入れとして選任ボーカリストを迎えることになります。それが、今回のお話の中心となるスティーブ・ペリーです。1978年に彼を迎えてリリースした4枚目のアルバム“Infinity”で歌もの中心のバンドに変化を遂げたJOURNEYは遅れてきた新人ボーカリストのクリーンで伸びやかなハイトーンという武器を手に入れたことにより売れ始め、1981年にリリースしたアルバム “ESCAPE”で見事全米1位に輝くのです。
その後の現在に至るまでに活躍は、音楽ファンの方であれば一度は耳にしたことがあるでしょう。

何故JOURNEYは売れたのか?

では、何故JOURNEYはロックファンだけでなく幅広い層から支持を得ているのでしょう?他のロックバンドとの差とは、一体何なのでしょうか?
ここで皆さんに質問です。「ロックボーカリスト」と言う言葉から連想する声って、どんな声でしょう?恐らく、高い低いに関係なく、シャウトをイメージすると思います。Led Zeppelinのロバート・プラントやAC/DCのボン・スコットなど、ロックボーカルと言えば男らしいシャウトが特徴的ですよね。対して、スティーブ・ペリーのボーカルは、(語弊があるかも知れませんが)王道のロックボーカルよりもう少しメロウなような気がします。
この差は何なのか?私は、その差がスティーブ・ペリーの持つボーカリストとしてのルーツにあると思っています。
多くのロックボーカリストは、主にリズムアンドブルース(R&B)からの影響を受けています。対して、スティーブ・ペリーはどちらかと言えばオーティス・レディングやサム・クックなどのソウルミュージックに多大なる影響を受けているシンガーです。元を辿ればR&Bもソウルミュージックもゴスペルにたどり着くので、源流は同じなのですが…。
要するに、ロックミュージックにどちらかと言えば本流のR&Bではなくソウルミュージックのテイストのボーカルを上手くミックスさせた事がJOURNEYが幅広い層にウケている大きな原因であり他のロックバンドとの違いのような気がするのです。
私は10年ほどJOURNEYのカバーをバンドで歌っていますが、激しいロックの中でもソウルミュージックの流れるような歌い方をするように心がけています。

いかがでしょうか?私の場合はスティーブ・ペリー氏ですが、皆さんも大好きなアーティストの曲を歌うときその音楽や歌手のルーツを調べてみてはいかがでしょう?よりその曲への理解が深まり、より情感豊かに歌う事が出来ると思います。是非、やってみて下さいね!

【Live Information】

2021年
10月30日(土):小寺良太(ザ・ぶどうかんズ、moke(s)、ex.椿屋四重奏)ドラムスクールライブ@新松戸Fire Bard
11月6日(土):やま♪げん弾き語りLive at Billy’s fes@下井草Billy’s Bar Gold Star

※チケットのお問い合わせは、以下のメールまでお気軽にご連絡ください。
 メール

「やま♪げんボーカル教室」では、生徒さん絶賛募集中です(^^♪

コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/
※お問い合わせは、アーティスト紹介ページをご覧ください。
アーティスト紹介・やま♪げん

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