2020/07/17
これまでに影響を受けた大好きなドラマーの第2弾。
今回は、自分が最も尊敬して、まさに!理想とするロックドラマー・Chad Smith(Red Hot Chili Peppers)について、ドラマーとしてどんだけ好きなのか(笑)!? を書いてみたいと思います。
具体的に好きな理由はたくさんあるのですが、何と言っても“小手先では出せない強烈なグルーヴと豪快なパワー、そして繊細なテクニカルさが同居している”というところですかね。
以前、まだChad SmithがPearlのアーティストだった頃に、セミナーで来日した際、当時のPearlの担当者さんのご厚意で(セミナーに)参加させて貰い、間近でChadのドラミングを体感したのですが、全てが規格外で度肝を抜かれました。
あの体格から叩き出される音の大きさや太さも凄いんですが(お腹が痛くなるくらい響きます)、テクニックの引き出しも尋常じゃなかった!
ただパワフルなだけではなく、繊細な表情もしっかり持ち合わせていて、それこそジャンルで言えば、ロックからジャズまで何でも叩けちゃうんだな…というのを目の当りにしました。
全てを兼ね備えていて、しかも全てが一流のレベルなんですよね。
ホント、無敵なドラマーの1人だなと思います。
というコトで、レッチリの楽曲の中でのChadのプレイ…という視点で、特に気に入っているものを、アルバム別にチョイスしながら、語らせて下さい(^^♪
Chad Smithのプレイはもちろん、レッチリというバンドにもハマるきっかけになったアルバム。
“Give It Away”、“Suck My Kiss”、“Under the Bridge”、“Breaking the Girl”といった、レッチリの代表曲も多数収録されている名盤ですね。
個人的には、上記の曲も大好きですが、“The Power of Equality”や“If You Have to Ask”あたりのリズムが、めっちゃ好きなんです。
あまりに好き過ぎて、当時のスタジオ仲間と遊びでコピーしたんですが、パターン自体は極めてシンプルなのに、全然あの雰囲気が出せずで…(-_-;)
ゴーストノートも含めた“音符にない音”を、しっかり感じて表現出来ないと、あのグルーヴや質感は絶対に出せないですね。
そう言えば! 4月のライヴ予定が延期になった、カヴァーバンド・Coyote Copでも、このアルバムの曲をチョイスしました。
その曲のリズムの間やグルーヴが、また手強いんですケドね。
ようやく少し掴んではきましたが、まだまだ…というコトで、専ら週1の個人練習での教材になっています。
“Blood Sugar Sex Magik”で、すっかりレッチリとChadの虜になって、次に手を伸ばしたのが、この“Mother's Milk”。
こちらも、レッチリの代表作で知っている人も多いかと思います。
この作品の楽曲では、Stevie Wonderのカヴァー“Higher Ground”での、Chadのプレイが、特に好きです。
バリバリのファンクだけど、決して軽くない!!
ヘヴィでしっかりロックしているのが堪らなくカッコいいです。
他にも、“Magic Johnson”や“Stone Cold Bush”なんかも、キレッキレのリズムで、今聴いても熱くなってしまいます。
ちなみに、このアルバムからもCoyote Copで演奏する曲をチョイスしていますが、ホントどれも難しくて大苦戦です…(^^;
それとLINXでは、このレッチリヴァージョンの“Fire”を、以前から度々ライヴでも演奏していますね。
Dave Navarroがギタリストとして加入した1枚。
John Fruscianteに比べてハードロック色の強いDave Navarroが、実は何気に好きなんです。
あの大雨の中で開催された、1997年のFUJI ROCK FESTIVALでのライヴ映像は、今でもよく観ます!!
結局、この1枚でバンドを去ってしまったのが残念ですが…。
Chadのドラムサウンドで言うと、“Blood Sugar Sex Magik”と、このアルバムでのドラムサウンドが、パンチがあって自分的にはベストですね。
アタック感も最高だし、スネアのヌケも素晴らしい!!
繊細な表情も埋もれるコトなく表現されていて、非の打ち所がないドラムサウンドかなと思います。
プレイ面では、“Warped”、“Coffee Shop”が凄過ぎてヤバイです!!
ファンキー且つパワフルで強烈なグルーヴに圧倒されまくりで、今でもよく聴いています。
“Coffee Shop”のサビにあるシンコペーションのパターンで、バンド全体でビシっ!とシンクロする休符が、最高に気持ちいいんですよねぇ。
あれくらいのテンポって、けっこう突っ込んでしまいがちですが、そこをドッシリとしたプレイ&休符によって、メリハリとキレを出しているのがカッコ良過ぎです。
この“休符”に関しては、LINXでも拘っていまして、言うまでもなくここからの影響ですね。
一転、歌モノの“Aeroplane”や、雰囲気モノの“Walkabout”なんかの、一歩引いた感じの大人のグルーヴと言いますか(笑)、ゴーストノートの絡みなんかも完璧で、この辺りの表情の使い分けも惚れ惚れしてしまいます。
そう言えば!
LINXの“I Wanna”という曲のライヴアレンジで、ベースのAkiと曲の前振り的な感じで、短いインストのパートを差し込んでいますが、これはこのアルバムの“Warped”からヒント(パクリですかね…)を得ていたりします。
ギターのJohn Fruscianteがバンドに復帰しての第1弾。
それまでのバリバリのファンクだったサウンドから一転して、歌モノで優しい雰囲気のサウンドが主体という、現在のレッチリの路線になったアルバム。
確か、このアルバムがリリースされた時期に、ChadモデルのスネアがPearlさんから発売されて、しばらくメインで使ったりしていました。
当時所属していたTHE POWERNUDEのツアーの移動時は、コレばっかり聴いていたかな(^^♪
大好きな“Scar Tissue”のMVと、バンドの機材車でツアーを回るシチュエーションが、何となく重なったりなんかして、より想い入れも深く聴いていました(笑)。
と同時に、こういうシンプルなパターンで、どうやったら自分にしか出せない表情を音に出来るのか!? っていうのを、いつもChadのプレイを聴きながら考えていたと思います。
歌モノへシフトした作品ではありますが、“Around the World”なんかは、めっちゃファンクでカッコいいですよ!!
…というワケで、レッチリの作品を通してのChad Smith愛を書いてみました(笑)。
もちろん!全く足元にも及ばないのは、重々承知の上での話しですが…。
セッションなどでご一緒した方に、“もしかして、Chad Smith好きですか?”とか“リズムの感じがChadに近い”なんて、たまに言われたりしますが、コレは素直に嬉しいです(^^♪
まぁ、熱狂的なファンであるコトは間違いないのですが、かと言ってどう頑張ってもChadにはなれませんからね。
そういう視点ではなく、大好きなChadのプレイやフレージングなんかを、自分の形として(自身の)スタイルの中で活かしていきたい!!
そんな感覚でドラムに向き合いつつ、レッチリの作品を楽しんでおります。
3分でエナジー満タン!!
突き抜けるドライヴ感とキャッチーなメロディ。
ヘヴィなグルーヴも併せ持ったHyper Rock 'n' Roll Tune!
2nd Mini Album『Treasure Box』からのMV第2弾
“Top Dog”Official Music Video!!
Directed & Music Video Works : Kunihisa Kobayashi
Executive Producer : mk@jeepster
Dog : Pinoco
2nd Mini Album『Treasure Box』からのMV第2弾
“Top Dog”Making Of The Video!!
Cam : mk@jeepster
Staff : Masumi
準備中