2024/04/12
ミュージシャン×行政書士 二刀流物語。
今回は、内容的に受験生向けになるのかなと思いますが、良かったらお付き合い下さい。
実に、合格まで7年も要した自分なので、勉強方法としては必ずしも褒められたものではなかったかもしれませんが(苦笑)、試行錯誤の連続だった7年の勉強方法について、書いてみたいと思います。
良い部分も、悪い見本としても、合格に向けて頑張っている受験生の参考になれば嬉しいです。
この行政書士試験。
受験すること自体への資格制限はないので、誰でも受験することが出来ます。
が、しかし!その試験範囲がかなり広範で、且つ合格率はとても低いため、そこに絶望して挫折する人が多いです。
実際、毎年そうですが、受験申し込み者数に対して、実際に試験を受けに来る人は1万人近く減るので、試験が近づくに連れて諦めてしまう人が多いと聞きます。
ざっとまとめると、下記14の法律は網羅しなければいけない必須の範囲です。
厳密には、これ以外にも細かな法律の知識も登場してきますが…。
・憲法
・民法
・国家行政組織法
・行政手続法
・行政代執行法
・行政不服審査法
・行政事件訴訟法
・国家賠償法
・地方自治法
・商法
・会社法
・個人情報保護法
・情報公開法
・公文書管理法
自分の場合は、憲法と民法を最初に勉強した段階で、既に容量が目一杯な感覚で、全てアタマに入れるなんて気が遠くなりそうでした(笑)。
どの法律もそうですが、単に条文だけを覚えるのではなく、過去の判例などの事例も踏まえて、原則と例外の違いも随所に出てくるので、“理解しながら覚える”というのが必須になります。
しかも、それぞれの法律は、全く別物ではなく、他の法律にも絶妙に絡んでくるので、その関連性も押さえていく必要があります。
まずは、各法律の科目テキストで基本事項と全体の流れを掴み、それぞれに対応した過去問で知識の使い方を学ぶワケですが、テキストに書いてある内容だけでは、問題は全く解けません。
これも、最初にブチ当たった大きな壁でした。
テキストの知識は、あくまでも“基礎の中の基礎”であって、その知識を実際の問題で如何に当てはめて使うか!?を、問題演習の中で学んでいくと。
自分の1年目も、ひと通りテキストを勉強して、“さぁ!問題集にいくぞ!!”と問題を解こうとしても、一体どの法律のどの論点のコトを聞かれているのか…さっぱり分からず、手も足も出ませんでした。
問題の解説を見て、“あ~、あの法律の論点はこうやって聞かれるのか”と、問題を解くための知識を1つ1つ理解&覚えていくことを繰り返しました。
その作業を、試験範囲の全ての法律に対して積み重ねていき、アタマの中にインデックス(全科目の目次)が出来上がるまでに、3年以上かかりました。
なので、自分的には法律初学者で1年で1発合格する人は、ホント凄いと思いますね。
学習量や集中力の維持だけでなく、この辺りの知識の整理がとても速く効率的に出来るんだと思います。
行政書士試験の勉強をスタートしてから、最初の4年間は某・通信講座を使いました。
特に法律の勉強の経験がない初学者向けとしては、とてもいい教材で、ここのテキストは、結局ずっと使っていましたね。
ただ、年数を重ねて勉強していく中で、問題集のボリュームの部分で、もう少し厚みが欲しいかなと感じました。
もちろん、この通信講座のみで合格する方々もたくさんいるので、教材の良し悪し…という話しではなく、あくまで自分の実力に対して、よりフィットするモノという話しですね。
忘れもしない…4年目の挑戦だった2020年の試験では、僅か2点足りない178点で不合格になりました。
僅差での不合格に落胆する一方で、ようやく合格ラインで戦えるところまで来た…という、手応えも感じていました。
それを機に、試験科目になる法律の全体像(上記のインデックス)も見えてきまして、その上で自分に足りないモノを補うための勉強方法なり教材なりの見直しをしてみました。
そこで新たに取り入れたのが、行政書士試験の教材としては、ある意味“神教材”的な存在である“合格革命 肢別過去問集”。
この年あたりは、受験生界でもかなり盛り上がっていまして、これを○○周したら合格出来る!的な、記事も溢れていたように感じます。
自分も、その流れに乗った1人ではありますが(笑)、5~6年目の2年間は、独学に切り替え、この肢別過去問集をメインに勉強していました。
この肢別過去問集は、過去30年分の重要な過去問をピックアップしているので、広い試験範囲に対して、問題がかなり網羅されており、量も凄いですが確かに良い問題集です(1冊で約1,000ページ、2,500問あります)。
実際、この肢別過去問集を鬼のように繰り返す勉強法で、記述問題抜きで合格点に達する受験生が、けっこう増えてきたようで…。
しかし!行政書士試験センターは、こうした動きをしっかりチェックしています。
市販の問題集なども漏れなくチェックしている…という話しもよく聞きますが、6回目の挑戦となった2022年度の試験を受けた際、“もう肢別過去問だけでは合格は出来ないよ”という試験センターからのメッセージを感じた気がしました。
受験生応援のカリスマ・佐藤先生のように、肢別過去問集にある問題を、ただ繰り返すだけではなく、関連知識までしっかり押さえて、横断的に徹底理解する使い方をすれば、話しは別です。
しかし、なかなかあそこまで自力で出来る人は、そんなに多くはないのかなと。
2022年は、単に正誤判断だけでなく、1つ1つを丁寧に押さえながら…で、トータル14周やりましたが、2問分の点数が足りずに不合格。
自身の実力不足が第一の敗因ではありましたが、行政書士試験の過去問だけでは、対抗出来ない問題の作りになってきていると肌で感じました。
そして、7年目の挑戦となった2023年。
独学にやや限界を感じ、初めて予備校の講座を選びました。
前年度の試験問題の進化を踏まえ、行政書士試験の過去問以外の問題にも触れたいなと思ったためです。
かと言って、むやみに範囲を広げたり、難易度の高い問題というのではなく。
あくまで行政書士試験の範囲の問題で、違う角度から問われる問題…という意味です。
行政書士試験の過去問に関しては、既に6年間も解きまくっていたので、98%は出来てしまう。
しかし、同じ論点なのに問われる角度が変わると、途端にもろくなる…という弱点を自覚していたので、ココを克服すべく他資格(他の法律系資格や公務員試験などに出題される法律問題)の問題演習が充実している講座を探したところ、まさにジャストフィットしたのが、アガルートアカデミーの上級総合カリキュラム。
行政書士試験界隈ではカリスマ講師として有名な豊村先生の講義も素晴らしかった!!
先日のアガルートアカデミー合格者インタビューで、ついに先生とご対面出来まして、感謝を伝えてきました(^^♪
アガルートアカデミーでは、判例講座や行政書士試験の過去問集なども確認しながら、他資格試験過去問集をメインに学習をしまして、全4冊を9周くらいやったのかな。
肢別過去問集を繰り返していた時よりも更に、“回した数よりも理解の深さ”を重視して進めていたので、結果的に9周だった…という感じですね。
この他資格試験過去問集は、まさに自分の弱点が浮き彫りになる問題集で、最初は半分近く正解出来なかったですが、徐々に理解も深まり、試験直前の時期には9割以上は理解していたと思います。
それによって、これまで散々解いてきた行政書士試験の過去問への理解も深まりました。
実は、これがホントに大きい効果でした!!
余談ですが…行政書士試験の民法は、けっこう難しくなってまして、(行政書士より数ランク難しい)司法書士を目指す方が、よく肩慣らし的に行政書士試験を受けるケースがあると聞きますが、そういう方でも、けっこう落としてショックを受ける方が多いとか。
行政法は、割とオーソドックスな問題が多いですが、民法と憲法の難易度はかなり高いと思います。
他数年受験生にとって、定期的に訪れる法改正はかなりの難敵でした。
自分の場合だと、2020年度の民法の大改正は、ホントに苦しかった。
従来の制度と同じモノもあるし、少しだけ変わるもの、根底から変わるものが混在していたので、それまで苦労して理解してきた知識との入れ替えに、かなり時間を要しました。
あとは、以前にも書きましたが、この行政書士試験は、3年以内で合格する人が一番多いそうで、それ以上に年数をかけた多数年受験生の合格率は、明らかに低いという現実があります。
しかし、逆に多数年受験生ならではのアドバンテージもあったりします。
それは、記述問題への対応力。
1年目や2年目で合格する受験生は、択一式の問題は強いですが、記述問題には弱い傾向があるようです。
実際、自分も記述問題で点数を取れるようになったのは、4年目辺りから。
長い期間、繰り返して勉強する中で、理解も深まってくるので、そこで記述問題への対応力の差が出てくるのかも。
なので、多数年受験生が不利だという雑音も知ってはいましたが、それ以上にアドバンテージの方を活かしていこう!という意識で取り組んでいたので、多数年受験生の方々も、全く引け目を感じる必要はないと思います。
要は、年数がかかったとしても、“何としても合格するんだ!”という強い気持ちをキープ出来る人。
最後まで諦めずに勉強を継続出来る人であれば、必ずチャンスはあると、身をもって感じています!!
※写真は、合格までにお世話になった教材の中でも、特に使い込んだ思い入れのある3種です。
(写真上)アガルートアカデミー他資格試験過去問集 ※2023年度に使用
(写真下の左)合格革命 肢別過去問集 ※2022年度に使用
(写真下の右)ケータイ行政書士 ミニマム六法 ※2023年度に使用
6月8日(土)@高円寺 ShowBoat
ShowBoat・オフィシャルサイト
LINX one-man live 2024 “The Next Phase”
ACT:LINX
Vocal:Miwa Saita(5X)
Guitar:ZIN(THE POWERNUDE)
Bass:Aki
Drums:You Sawaki(ex.THE POWERNUDE)
※Support Member:Yasuhiko Tagawa
TIME:OPEN 18:30 / START 19:15
CHARGE:ADV ¥4,000-(D別) / DOOR ¥4,000-(D別)
※前売り・当日、共に同価格になります
TICKET INFO:Facebook記事でのコメントやMessenger、下記Official Websiteの“Mail”からも承っております。
LINX・オフィシャルサイト
2023年8月の公開から、21万回を超えました!
激アツにグルーヴするFunk Rockと、Soulfullなヴォーカルが絶妙に融合したSuper Funk Rock Tune!
これぞLINX独自の音空間“Hybrid Rock”の最強進化形!!
“Time Is Slippin' Away” Official Music Video!!
是非!ご視聴下さい。
Directed & Music Video Works : Kunihisa Kobayashi
Executive Producer : mk@jeepster
準備中