2021/09/09
コロナ禍に左右されない1つの活動スタイルとして制作された渾身の作品。
自身のバンド・LINX、約2年ぶりの新作になる、Double A-side Digital Single「I Wanna / One Last Chance」が、ようやく完成しました。
9/18(土)より、各配信サイトにてリリースされます。
更には、この音源からのMV第1弾として、「I Wanna」のMusic Videoも、同日に公開となります。
そして、リリース告知に合わせて、アートワークと、新しいアー写が公開となりました。
こちらのスピナートさんのアーティスト紹介ページにも、最新の情報が掲載されていますので、良かったらチェックしてやって下さい。
いや~、今回は本当に長い道のりで、一時は完成に辿り着けるのか!? 不安に駆られる時もありましたが、ついに完成・リリースに漕ぎつけました。
これだけ格闘した制作は初めてだったので、拘りと言いますか、作品に対する熱も上がるばかりで…。
というコトで、ここから3回ほど、暑苦しい語りにお付き合い頂ければ嬉しいです。
初回は、楽曲のアレンジに対する拘りやエピソードなど…。
今回の音源は、2曲入りのシングル音源ですが、正直どちらもメイン曲として自信があったので、両A面配信シングル=Double A-side Digital Singleとして出すコトにしました。
制作が決まったのが、昨年の秋。
シングル音源で…というのは、すぐに決まったので、じゃ~選曲はどうしようかと。
この時点で、作りかけの新曲も含め、3~4曲の候補がありまして、その中でも一番候補だったのが、今作の1曲目でもある「I Wanna」でした。
この曲は、2013年にライヴ会場限定で発売されたシングル音源に収録されており、ライヴでの定番曲でもあります。
2014年に、ZIN(ギター)が加入して今のメンツになってからは、アレンジを重ねていくうちに、曲の進化を実感していました。
そんな流れもあって、実は前々作・前作と、この曲の最新版を録りたいなというコトで、収録曲の候補に入っていましたが、いずれも新しい曲が採用されるコトに。
そして、ついに!機が熟した…的な感じで、今回の作品化となったワケです。
ところが、いざ(この曲を)録ろう!となった時に、冷静に聴いてみると…!?
まだまだ、随所でひとサジ足りないと感じました。
既に、原曲よりは洗練された感じにはなっていましたが、単に(リリース当時より)演奏力が上がっただけとか、ちょっとアレンジしたね…という程度なら、わざわざお金と時間をかけて再び録る意味がないなと。
どうせ録るのであれば、ある意味別次元に進化していなきゃ!というのがあったので、バンドリハのスタジオでは、このアレンジ作業をメインに、約半年ほど費やしました。
劇的に生まれ変わるくらいの進化が見えるまでレコーディングには入らないよ…と、ハッパをかけつつ…。
アレンジをする上で一番拘ったのは、原曲のテーマとなる部分はキープしつつも、変えるところは、それこそ原曲をぶっ壊すくらいの大胆なアレンジをしよう!と。
要は、活かす部分と壊す部分のバランスですね。
それは、楽曲そのもののアレンジだけでなく、各パートのプレイもしかりで、メンバーにも“ぶっ壊すくらい思い切って変えてみて!ただし、全部壊しちゃダメよ!”という、何気に高度な注文をしましたが(笑)、それぞれ試行錯誤しながらも、見事に構築してくれたかなと思います。
具体的なところでは…、
まず、ガッツリ変わったのは歌ですかね。
原曲の歌詞は日本語でしたが、やはり彼女の声質は英詞の方がしっくりくるんです。
普段から英語で仕事をしている環境もあってか、向こうのアーティストが書くような自然な英詞力があるというのも大きな武器なので、ならばその能力を惜しみなく投入しよう!と。
それと、原曲ではバンドとしても16分音符のファンキーな要素を出し切れていなかったので、歌も“16を意識したメロのリズム”に拘ってアレンジをして、サビのメロ以外は全面的に変え、サビのメロも(16を感じる)リズムの置き方を徹底しました。
なかなか難しかったと思いますが、普段の鍛錬から頑張ってくれましたね。
ギターについては、オリジナルのリフが何となく昭和の匂いが漂っていたので(笑)、色々なパターンを試して貰いつつ、意見を出し合って、彼ならではのスタイルを反映させた形になったなぁと思います。
Gソロの尺も倍くらいにしてますし。
音遣いも、ファンキーな部分とヘヴィな部分を上手く共存させてくれています。
リズム隊も、だいぶ変わりました!!
ライヴアレンジの1つとして、セッション感覚のリズムフレーズから曲本編へ…という流れが定着していたので、音源でもそれをやろう!と。
ベースプレイについても、テクニカルな部分だけじゃなく、うねりを意識したグルーヴや、彼の強みでもある“歌うベースライン”というのも、要所に導入して貰いました。
自分のドラムも、大まかなパターンはオリジナルの流れですが、細かいところは、かなり手を加えています。
オリジナルでの自身のプレイに対して、ひとサジ足りない!と感じる要素を徹底的に洗い出して、ちょっとしたフィルの1つ1つも、スキのない形になるまで改良を重ねました。
全体的には、音数の多いフレーズが増えた気はしますが、逆にリズムではスッキリさせたところもあります。
あとは、Aメロでハイハットを16分で刻む箇所などは、以前はタイトさを意識するあまり、やや細いビートになっていたので、タイトな部分は当然キープしながらも、敢えて少し“下品な刻み(笑)”を意識して表情を出すようにしました。
ここのセクションは、ベースのAkiにもシンクロして欲しかったので、ドラムに合わせてタイトにするだけじゃなく、敢えて重心を低くした“太い16の刻み”を意識して!と。
当初は、やや戸惑っていたケド、二人でスタジオに入ったりする中で、しっかり感覚を掴んでくれてましたね。
まぁ、名前の大きなバンドや、認知度が高い楽曲であれば、“リレコーディング”として出すのもいいと思いますが…。
自分らに関しては、どちらも当てはまらないのと(笑)、上記のような流れもあって、ほぼ新曲だよね…というコトで、対外的には新曲としてアピールしよう!と。
しかしながら、おそらく150~200名くらいの方々は原曲のCDを手にしてくれているワケなので、そんな貴重なお客さんには、“お~!こんなに変わったんだ!!”というのを楽しんで頂ければ嬉しいなぁと思います。
2021年にリリース予定のNew Singleのレコーディング。
ギター録り、ヴォーカル&コーラス録りの雰囲気や、それぞれのテイクの確認をしている様子を、ダイジェスト的にまとめてみました。
2021年にリリース予定のNew Singleのレコーディング。
ドラム録り・ベース録りの雰囲気や、それぞれのテイクの確認をしている様子を、ダイジェスト的にまとめてみました。
公開から1年になりますが、21万回再生を突破!!
3分でエナジー満タン!!
突き抜けるドライヴ感とキャッチーなメロディ。
ヘヴィなグルーヴも併せ持ったHyper Rock 'n' Roll Tune!
2nd Mini Album『Treasure Box』からのMV第2弾
“Top Dog”Official Music Video!!
Directed & Music Video Works : Kunihisa Kobayashi
Executive Producer : mk@jeepster
Dog : Pinoco
準備中