沢木 優

1967年5月12日、福岡県大牟田市生まれ。
埼玉県出身。
血液型：B型。
LINX / 元THE POWERNUDE のドラマー。
パー...

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自身のバンド・LINXで、夏にリリース予定のNew Single“Time Is Slippin' Away”のレコーディングを、先月の15日と22日の2日間で行いました。
今回は1曲なので、15日にドラム、ベース、ギターを録り、ヴォーカルとコーラスは、22日に録るという、余裕のスケジュール。
ただ、初日の楽器隊の録りは、なかなかハードでしたね。
3人の録りが終わってから、カメラマンの小林さんも合流して、そのままレコーディングスタジオでMV撮りという、濃厚なスケジュール。
結局、終電まで動きっ放しだったので、かなり疲れましたが、トラブルもなく全て予定通りに終えられて、ひと安心でした。

限られた時間でベストなパフォーマンスが出来るように！というコトで、4ヶ月以上も入念にアレンジとリハーサルを重ねてきました。
録りは最短で且つ！最高のテイクを。
そして、MIXに最大限の時間を費やすという…まさに、我々のレコーディングスタイルですね。
みんな、それぞれにしっかり準備していたので、どのパートも煮詰まるコトなく、予定時間内できっちりとイイ仕事をしてくれました。

今作は、ロック畑のサウンドを基盤として、ファンク＆ソウルのテイストを融合させた、まさにLINX流“Hybrid Rock”を形にしたような楽曲でして、彼女の声質がよりマッチする曲調なんですよね。
リズム的には、やや苦手とするタイプだったかもですが(笑)、いざ録り始めてみると心配は無用でした。
こちらの細かい要望を、しっかり歌に反映させていたし、前作から更に表現力もアップしたんじゃないかなと。

ドラムに関しては、ここ2年程メインで使っているPearlのブラスのスネアが、めっちゃイイ感じに鳴ってきました。 ブラス特有と言いますか、ハイピッチにしても太さがあるし、何よりヌケの良さがハンパないです!!
録りに関しては、リズムのキレやグルーヴ、曲の流れを活かすように練ったフレーズなど…この曲で表現したいコトは、全てプレイに乗せるコトは出来たかなと思います。
リズムの系統的には、前作のI Wannaに近いノリですが、今回の方がより精度も上がったプレイだったと思います。

MV撮りに関しては、ホントに楽しかった(^^♪
当初は、スタジオで1発録りのレコーディングをしている体でね…という設定だったんですが、いざ！カメラが回ると、みんなノリノリでいつものMVと変わらぬ弾けっぷりに(笑)。
カメラマンの小林さんまでノリノリになってくれていたので、この流れでいってしまおう！と。
レコーディングでの空気とは違い、撮影は爆笑の連続で、バンド的にもすっかり撮影に慣れた感があり、良い雰囲気でした。

今回の制作に入るにあたって考えていたのが、いかにして更なるクォリティアップを実現させるか？というところ。 たった1曲という…曲数が少ないからこそ、今出来る最高のクォリティに仕上げたいなと。
バンド側の入念な準備は言うまでもないですが、もう1つの方向として、制作環境を全て見直して、本気で厳選しました。
楽器隊の録りは、初めて使うスタジオでしたが、使い易さもサウンドも素晴らしかったです。
そして！何と言っても、ヴォーカル＆コーラス録りのスタジオですね。
今回の歌録りはテイチクエンタテインメントさん（テイチクレコード）のスタジオで、ヴォーカルやナレーション録り専用のTEMAS／RoomDを使わせて頂くコトに。
”マイクなどはもちろんのコト、Rec環境のクォリティが全然違うので、ここで録りましょう！”と、エンジニアの山田さんが提案＆セッティングしてくれました。
さすが、レコード会社のスタジオなだけあって、全てがめっちゃ洗練されていて、設備だけでなく、サウンドクォリティも素晴らしかったです。
キレイで広いし、コーヒーも美味しいし(笑)、とにかく快適過ぎて、みんなもテンション上がっていましたね(^^♪

そんなレコーディングでしたが、未加工のラフMIXの時点で、既にめちゃめちゃ音がいいです。
さて！この後は、最も重要なMix作業へ…。
そう言えば、前作はこのMixから膨大な時間をかけましたが(苦笑)。
今作では、どうなっていくのか…何とも読めませんが、手間も時間も惜しみなく費やして、拘りの作品を完成させたいなと思います。
今回のレコーディングを通して、各メンバーのパフォーマンスが更にレベルアップしているコトを確認出来たので、作品の進化が本当に楽しみです。