連載記事2026/08/18
なにか創るとうれしくて
今でも時々思い出す内田裕也さんの思い出 in ハワイ
本当に些細なことなんですよ。
それもめちゃくちゃ一瞬のことなんですよ。
でもなぜかその一瞬のことを今でも時々思い出しては、「あの時写真くらいお願いしておけばよかったなぁ」と本当に後悔しちゃったりする。まぁそのくらいいい一瞬だったんだなぁ。
それは確か今から10年以上前の夏。ハワイ・ホノルルにあるアラモアナセンターの中をさまよっていた時…いや、ここ、やたら広い上に造りがどうも把握しにくくて、行くと必ずちょっと方向を見失うんですよ。
そんな時突然、うちのおカミさん(YouTubeチャンネル「うさぎのうみちゃんねる」のおばぁ)が、
「あれ? あの人…あの人に似てる…誰だっけ?…う〜ん…あのモッくん(本木雅弘さんのことですね)の奥さんのお父さんの…。」
まぁ、有名人の名前がすぐに出てこないのは初老に差し掛かった人が誰でも経験することで、私たち夫婦の間では思い出せないのがデフォルトなんだけれど、この時は比較的情報が多かったのですぐに分かって、だから瞬間的に、
「内田裕也さん?」
と返した。
ちなみに、「樹木希林さんの旦那さんだった人」でも「内田也哉子さんのお父さん」でもなく、本木雅弘さんが最初に出てきたのは、おそらくおカミさんが昔モッくんのファンで、確か中学時代にコンサートにも行ったことがあるからだろうとは思うけどw
で、そのおカミさんが見ている視線の先を見ると、総白髪…いや銀髪のロン毛をなびかせて、真っ白な上下スーツにミラーの大きなグラサンをかけた男性がこちらに向かって、まさに颯爽と歩いてくる。このハワイで、南国リゾート的な緩いスタイルではなく、上下白で統一されたスーツ・ファッションのその方は、まぁはっきり言って浮いて見えたというか、その銀髪も相まって目立つのなんの。そしてそれはまさに「あの」内田裕也さんだった。
「あ…。」
目の前に突如現れた日本のロック界における伝説の存在に自分的には少し気後れする。しかしそこでうちのおカミさんはとんでもない一言を、それもかなりの声量で言ってのけた。
「ニセモノ? そっくりさん?」
さぁみなさん想像してほしい、うちのおカミさんの声を。いや、うちのおカミさんの声なんて知らないって?…そういう方は是非、うちのおカミさんがやっているYouTube「うさぎのうみちゃんねる」のライブ配信を見てほしい。そう…うちのおカミさんの声はやたらとトレブリーで異様に遠くまで通るのだ。かつて高校時代には麻倉未稀さんがカバーしたZOMBIESの「Tell Her No」を歌って、そのライヴのPA機材をぶっ壊しそうになった破壊力なのだ。
それが割と大声で言った。当然きっと本人のところまで届いている。だって内田裕也さんはこちらにぐんぐん近づいてきているのだから。だから慌てて言った。
「バカ! 本物だってばっ!」
言いながら申し訳なさもあって瞬間、内田さんの方を見た。すると内田さんはその口元を「ニッ」っと横に広げ、親指を立てながらこう言ったのだ。
「ロッケンロール!」
もう「きゃ〜〜〜〜」である。あの内田裕也さんが、こんな浮かれているとしか思えない日本からの観光客に、しかも明らかに失礼な物言いに、あの定番かつ最強の一言で応えてくれるなんて! しかもここは東京とかではない。ハワイなのだ。いや、ハワイにも日本の芸能人はたくさんいるけど、こんなショッピング・モールで、しかも単身の有名人とすれ違うなんて、多分ないでしょ?(ちなみにKCCファーマーズマーケットで「有吉の休日」を撮影中と思われる有吉弘行さんや青山テルマさんを至近距離で見たことがあるけど…これについては後述)
そしてそのまま会釈しつつすれ違い、私たちはその、もうかっこよすぎる後ろ姿を、見えなくなるまで見送ったという…あ〜〜〜〜! 絶対一緒に写真撮れたじゃんw(もうただのミーハーw) 超もったいなかったなぁ…でも、ホントかっこよかった。颯爽ととはああいう感じを言うんだろうなぁ。だってハワイで白のスーツよ。ほとんどの人が(自分たちもだけど)Tシャツに短パンの中で白のスーツよ。ホント…かっこよかったし、あの光景は今でも鮮明に思い出せるなぁ。
という内田裕也さんに関する、本当に一瞬の邂逅とその強烈な思い出。
こんな小さき者にもこんな素敵な思い出いただいて、本当に心から感謝と、今でも思っている。
さて、こちらはあまりいい思い出じゃないんだけど先ほど書いたKCCファーマーズマーケットでの有吉弘行さん御一行を見たお話。
KCCファーマーズマーケットっていうのは、かの有名なダイヤモンド・ヘッドの麓にあるカピオラ二・コミュニティカレッジの駐車場で開催される地元の農産物やおいしいもの等を出品する地元マーケットで、ジャンクフード的なものや蜂蜜、フルーツ・ジュース、グッズ、等々、いわゆるホノルル市街地では得られない面白い物がたくさん並ぶマーケット…で、行ってみればまぁとんでもない人の数で、前に進むのもちょっと難儀するくらいの混雑だった。まぁ、立ち並ぶお店には、それに見合うくらい面白い品物がたくさん並んでて、本当に面白かったけど。
そんな混雑の中にふいの日本語。
「すみませ〜ん! 通りま〜す!」
その声の方を見るとちょっとかたまりになっている一群がいて、その周りを主に日本人が取り囲んでいる。周りの人たちの言葉から情報を聞き得ると、どうやら「あの」有吉弘行さんが「あの」大人気番組「有吉の休日」の撮影できているらしいということが分かる。
「テルマもいるみたいよ。」
おカミさんが言った。「テルマ」とは「ここにいるよ」のヒットで一世を風靡した女性シンガーで、この頃はしゃべっても面白いミュージシャンとして、あちこちのバラエティーでも活躍していた「あの」青山テルマさんだ。それをおカミさんが親近感よろしく「テルマ」なんて言ったのは、実は彼女がL.Aから帰ってくるあたりで自分もちょっと関わったことがあって、当時まだ10代半ばの彼女とけっこう接したことがあったから…である。
「へぇ…。」
言いながら自分は、まぁ多分自分のことなんて覚えちゃいないだろうけど、ちょっとご挨拶くらいしておこうかななんて気になって、その一群の後を少しずつ本体に近づく方向でついていくことにした。
周囲には撮影クルーと思われる人たちたちと、その外周に有名人を撮影しようとスマホをかざす日本人がたくさん。もちろん自分たちもせっかくだからと撮影している。すると至近距離にいたスタッフが大声でこう言った。
「撮影中で〜す。道を開けてくださ〜い。スマホでの撮影はご遠慮くださ〜い。」
これを何度もまぁまぁでかい声で繰り返している。周囲は自由に前に進むこともできないくらいの混雑である。その中での撮影。だからこの言葉を聞いているうちについムカっ腹が立って、ついついちょっと大きめの声で言ってしまった。
「だったらこんなところで撮影してんじゃねぇっ!」
まぁ先ほどうちのおカミさんの声がでかいと書いたけど、自分もハードロック・バンドで歌っていたので多分普通の人よりでかい(そういえばテルマとお母さんの前で歌ったこともあったなぁ…まぁ先方は覚えちゃいないだろうけどw)。もちろん全力で最大音量の声は出してなかったつもりだけれど、それでもまぁまぁ大きかったかも…(ちなみに今はもうだいぶ衰えて常人レベルに落ち着いていると思いますが…)。
で、気がつけばその撮影隊の一群はいなくなっていた。
ひょっとして自分の一言で撤収を判断させちゃったかなぁ…。だとしたらちょっと言い過ぎちゃったかなぁ…。大人気なかったかなぁ…。そもそも混雑している上に、撮影隊が来てからさらに混雑してついイラついちゃったからなぁ…。結局テルマにも挨拶できなかったなぁ…。…なんて、ちょっと…というかだいぶ反省したというお話。
その後、そのオンエアを見たら、KCCファーマーズマーケットでのシーンはだいぶちょびっとだったので、きっとあまり撮れなかったんだろうなぁと、さらに反省しましたとさ。
とまぁ、こんなレベルだったら芸能人と遭遇した話は他にもあるので(石垣島で欅坂卒業直後の今泉佑唯さんと遭遇したとか、当時働いていた会社の裏口を出たら小錦関がいたとか…あ、村上 “ポンタ” 秀一さんからいただいた素敵な思い出は前にも書きましたね)、また機会があれば書いてみようかな。
仕事で関わった芸能人の方についてはちょっと書きにくいけど(さっきの青山テルマさんの話とかね;;;)、一般人として偶然遭遇した話なら書けるかなとw
ということで、ハワイで遭遇した内田裕也さんがあまりにかっこよかったというお話でした。自分も歳を取ったら、こんな風になりたいなと、今でも思います…え? もうとっくに年寄りだろって? それにそうなりたかったら年がら年中緩いツナギで過ごす生活をやめろって?…それらには微塵も反論できる言葉がありません…。
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ポンタさんとの「ありがたい」思い出 その2
※写真は早朝のワイキキビーチを散歩していた時に出逢った「早朝フラ」をしていたおそらく地元のお姉様方。
さすがハワイだなぁ〜なんて思いながら一枚撮らせていただきました。
※使用カメラ&レンズ:Canon EOS 6D + EF24-70mm F2.8L II USM
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