2020/10/03
『いつまで役者をやっていられるんだろう…。』という私の呟きに、当時コラボしていた友人が『いつまでもやればいいんじゃない!?』こう答えた。
当時私は、栃木県内での芝居や朗読劇公演に加え、東京銀座で“お花と一人芝居”でその友人とコラボ企画をやっていた。また、アーティストさん方にギャラが支払える様にと、自分の公演用の大小道具を作ってもらい(配送代削減で少しでもギャラにまわせるよう)JRで自らその道具を運ぶ等、体力を過信して活動していた。
『いつまでもやればいいんじゃない!』
この言葉が常に頭の片隅にありつつも、時折消えそうになりながらだんだん表現の仕事が増えていった。どうやって仕事を増やしていったかは、後程書かせて頂く事にして“宇都宮でシニア劇団誕生”について書こうと思う。
本当は、どなたかが立ち上げてくださったシニア劇団に、後程入れていただこうとずっと待っていた。いろいろ検索してみると他県ないし宇都宮以外の都市では、シニア劇団は徐々に立ち上がってはいたのだが、ここ宇都宮では一向に動きがない。そろそろできてもいい頃なんだが…。
とうとう待ちきれなくなった私は、しょうがないので、自分で立ち上げることにした。そろそろ立ち上げておかないと、もう少し年齢がいった時に芝居をやる環境がなくなってしまう。また、今育てておけば、何十年か後には劇団が育ち、自分も役者として入れてもらえるだろうと考えたわけでした。
とりあえず、チラシを作って募集してみようと行動に出たのが、今から1年少々前。
“ 55歳位より募集! 気軽に劇団活動スタート! 経験不問! まずは体験してみて!
健康と若さを保ちたい方、新しい趣味新しい仲間を作りたい方、舞台に立つ快感を味わいたい方。
少しの勇気で飛び込めば新しい世界が広がりますよ。お気軽にご参加ください。”
こんな文句で体験講座から募集を始めた。
体験講座ではのべ10名程参加され、結果3名が劇団活動をスタートすることになった(中には芝居はハードルが高く、私が別にやっている、朗読講座に回ってくださった参加者の方々もいらっしゃいました)。
3名のうち2名は芝居未経験で、よく一緒に芝居をスタートしようと考えてくれた! 本当に嬉しい限りです。その上、稽古には参加出来ないが、応援団をかって出てくださった方までいらっしゃるなんて、なんて恵まれているのでしょう。
そして、令和元年11月11日。初の稽古スタート!
劇団名は、道しるべとなる星のように若い方々がこの劇団員を見ながら歩んでくれたらいいなと『劇団スターライト』。
また、これぐらいの年齢になってくると、可愛いお孫ちゃんもでき、そのお孫ちゃんの発表会をお祖父ちゃんやお祖母ちゃんが見に行くという光景が一般的だろうが、逆に活動的に芝居をやっているお祖父ちゃんやお祖母ちゃんを娘や孫が見に行く、そんな光景ができたらいいな…。そんな私のささやかな夢からも命名させていただきました。
まずは基礎練習からスタート!発声、滑舌そして体力。ここ体力は重要。芝居を一定時間やるのは本当、体力は絶対不可欠。若い時は感じないかもしれないが…。でも体を壊しては何もならないので、少しだけ無理をする程度の運動にしておこう。
ちなみに先日地元新聞社の取材があったのですが、その時劇団員がこう言っておりました。『ここの稽古は割とハードですよ。』と(笑)。
そしてエチュード。やはり皆さん経験が豊富なので、エチュードをやっていても見ていて面白い。それに度胸があるのには驚いた。そんなこんなで基礎練習をし、芝居台本を使っての稽古も中盤に入りました。
コロナ禍での劇場事情はこれからも“生”公演には困難な状況が続きそうですが、是非“生”で、年明けに公演をしたいと思っております。
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