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Logo Mark歯を磨く様に演じる大田原市のハーブ&カフェFUTAMIでの朗読会

鵜飼雅子

舞台役者、朗読家、アトリエほんまる 副支配人。
日本演劇教育のさきがけ的な存在である劇団らくりん座の正式団員として全国各地で公演を経験。
朗読や表現、コミュニケーショ...

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先日4月6日(土) 大田原市のハーブ&カフェFUTAMIで久しぶりの朗読会が開催された。昨年の秋から伸びに伸びた開催ではあるが、それでも本当に嬉しい開催である。
カフェに到着した時オーナーの二見さんは、早朝から昼食の準備の真っ最中で大忙し。それでも楽しそうである。
二見さんも私も会話を交えつつ準備をする。
『このまま何もやらなくても始まらないわよね。』
と二見さん。
毎回カフェの活気の為にも私を呼んでくださる。
こちらのカフェ、特徴的なのがオーナーの二見さんをとても慕っていらっしゃるお客様ばかりが、いつも私の公演に来てくださる。物凄く素敵に私をご紹介くださり、お誘いくださるのだ。
それがよくわかるので、よろしくないものを披露するわけにはどうしてもいかない。稽古の時からとても身が引き締まる(他のところでは手を抜くというわけではない)。
さて、今回の作品は芥川龍之介の『運』と太宰治の『葉桜と魔笛』。
『運』はSNSの公演の私のはっぴ姿を見ての二見さんのリクエスト。
『葉桜と魔笛』は朗読業界でこれからの時期よく読まれる作品。
作品を決めるにあたって後者の作品を、
『姉と病弱な妹が出てきて、結果的に妹は亡くなるのだが、少々不思議な事が起こるんです。』
なんてざっくり説明したら。
『それがいい!』
と二見さんがおっしゃって決めたのだが、少々引っかかったのが、二見さんの妹さんが数年前に亡くなった事。
こういう場合は、いくら小説のひと作品であろうとも聞きづらいのではないかと思うのだが、それでも、
『妹に聞かせたい。』
その様な事を言われた記憶がある。
さて、朗読していて作品の後半に差し掛かり、舞台から二見さんを見ると目を瞑っている。
私の朗読の場合、多くはサンプリングパッドで効果音やイメージリズムを入れ、登場人物に合わせ声を変え、演じながら行うので、目を瞑って聞いている方もいないではないが、目を開けてご覧になっている方が殆どだ。
『お疲れなのかそれとも…。』
後で聞いたら、作品中の妹の声と実際の妹さんの声とがとても似ていたそうで、目を瞑った中に懐かしい妹さんが蘇ってきたのかもしれない。そうであるとちょっと嬉しい。
公演後にはお客様との楽しいお話会になり、いろいろな質問も出てきた。

Q1)人前に立つと息が続かない。どうして?
A1)それは緊張してだんだん息が上に上がってきて肩呼吸となり、息が僅かしか吸えなくなっているのではと思うので、腹式呼吸の息を吸った感覚を覚えておき、息が上がってきたら元にもどすといい。

Q2)病気の妹の声はどうやって出しているの?
A2)日本語は子音+母音で出来ているので、母音をあまり強く出さない様にして出している。

他にも、声をどうやって変えるのかとか、変えた声がごちゃごちゃになり誰が誰の声か分からなくならないか等の質問も出たが、これは特によく聞かれる質問で、ピアニストがピアノの鍵盤を押す(弾く)様な感覚で、私は背中の頭から腰あたりまでの意識する場所を人物によって変えて出している。
他にも作品とは全く違ったハーブの話が出たりして、とても楽しい一時を過ごしたのである。

シニア劇団スターライト公演『現代版二人小町』

2024年4月21日(日) 11:00開演または14:30開演
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鵜飼雅子

舞台役者、朗読家、アトリエほんまる 副支配人。
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