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Logo Mark音にのせる胸のうち花火の力

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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先日、コロナ収束を願い、全国の花火師達が花火を打ち上げた。
三密を避けるために、打ち上げ場所はシークレットだ。
20時から3分ほどの時間。

花火のルーツって、悪疫退散祈願を目的として花火を打ち上げたんだって。
知らなかった。ただの娯楽だけではないんだ。そこには、「思い」「願い」が込められているんだね。
フワッとしたものではなく、
花火師達の強い思いとともに。

普段、打ち上げ花火を観てる時って、
もちろん感動するけど、
それを打ち上げている花火師達の事まで、考えていない。
でも、そこには、「思い」があるのだ。
今回の 「Cheer Up 花火プロジェクト」で、花火師の思いというものを感じた。

栃木県の高徳花火工場の飯田さんより、こんな話を頂いた。
「花火を打ち上げる時間に合わせて、ライブ配信をしてもらえないか」と。
詳しくこのプロジェクトについてお話を伺って、賛同し、自宅からライブ配信をすることになったのだ。

みんなを笑顔にしたい。
コロナが早く収束しますように。
みんなが元気になりますように。

こんな願いを込めて、全国の花火師達が一斉に打ち上げるのだ。
その時に、私はオカリナを吹く。
初めの経験だ。
自宅からのライブ配信は、Facebookでやることにした。
打ち上げ時間の20時に合わせて、
セッティングをして、スマホで撮影。
ライブ配信画面にして、すぐスタート出来る様に待機。
ライブ配信画面にしていると、なんと時刻が見れないのだ(笑)。
絶対に同時に配信したかったので、
息子に、花火が上がったら教えてもらう事にした。息子よ、ありがとう(笑)。
幸い、我が家から花火が見えた。
「上がったよーーー!」という息子の声と同時に、ライブ配信スタートボタンを押した。
なんだろ、この感覚。
告知なしの配信なので、聴いてくれる方はいないかもしれないのに緊張した。
オカリナを演奏しながら、遠くで花火の音が聞こえた。
感動しながら、吹いた。
この感動ってどういう事か考えてみると、花火師達の思いとシンクロしたような感覚。そして、それを感じながら私はオカリナを吹いている…。
初めて味わった感覚なのだ。

これは、前もって演奏した動画を撮っておいて、それを公開するのとは圧倒的に違うことだ。
前もって撮っていたほうが、安心だろう。しかし、違う。それでは違うのだ。
それを、とても強く感じた。

コロナの収束の願いと、
みんなが心穏やかに日々を送れますようにと思いを込めて、オカリナを吹いた。
私の祈りがオカリナを通して、「音」として出る。

花火…それは、とてつもなく強い力を持っている。
花火師達の思い。そしてそれを見上げて歓喜する人々の思い。
たくさんの強い思いが、同じ時間に一つになるんだから、それはそれは、すごいパワーになるだろう。
「思い」って目には見えないけど、
「花火」でたくさんの人に見える形になる。

今回のプロジェクト。
私は、初めての感覚を味わった。
花火の力を知った。
そして、これからは、花火師達の事を想像しながら花火を見るだろう。

Cheer Up 花火プロジェクト

花火打ち上げ時間と同時にライブ配信。

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