連載記事2025/12/28
論理的ボイストレーニング
エリザベス・サビーンさんの事
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
皆さん!こんにちは!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
楽しく歌ってますか?
いよいよ、2026年も年の瀬ですね~! 今年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?
私にとって、今年は様々な職種の方々とのご縁を頂き、更に活動の幅が広がった年でした。
先ず、昨年まで弾き語りライブはカバー曲多めでやっていたのですが、今年から全てオリジナル楽曲で行う事を目標にやって来ました。要は、シンガーソングライターとしての活動を本格的にやり始めた年でした。
そして、2月に奈良のホール、12月は神戸のライブハウスで歌う事が出来、念願だった「関東以外で弾きたがりライブを行う!」と言う目標も叶いました。ライブを観に来て下さるお客様も少しずつ増え、有り難い限りです。ミュージシャンを応援する主催ライブも昨年に引き続き4回やらせて頂き、お陰様で大盛況でした。
声の仕事も、ナレーションのレコーディングやCANOPUSと小寺良太(椿屋四重奏)さんのドラムスクール発表会のホストバンド等様々な依頼を頂き、素晴らしい経験をさせて頂きました。そうそう!上記の神戸のライブハウスでの弾き語りも、お仕事でした。勿論!ボイストレーナーとしても、多くの方にレッスンを受けて頂くことが出来ました。
来年2月には初めての試みとして、歯科医師としての知識を活かしたボイストレーニングのお話をスピーカーとして美と健康のセミナーでお話しさせて頂く予定です。
来年も声の仕事・ライブ活動・ボイストレーナーとしてのレッスンを続けながら、皆様から頂いた素敵なご縁にしっかりお応えできるよう、来年は更に活動の幅を拡げていきます!
さて!今回は、80年代にアメリカで活躍されていたボイストレーナー「エリザベス・サビーン」さんについて書いてみようと思います。
ご存じない方も多いと思いますので彼女の経歴をざっくりとお話ししますね。エリザベス・サビーンさんは1923年イギリスはロンドンの生まれ。翌年にオーストラリアに移住し、若い頃には、モデルやミュージカル歌手として活動されていたようです。51歳の時にアメリカに渡り、オペラ歌手のロバート・マザレラに師事。70年代後半からロックシンガーの情熱的な歌声の研究を始め、80年代には、Guns N’Rosesのアクセル・ローズやMegadethのデイヴ・ムステイン、Keelのロン・キール等多くのヘヴィーメタルシンガーのボイストレーナーとして活躍され、「ヘヴィーメタルおばあちゃん」と言うあだ名で親しまれたそうです。
私がエリザベス・サビーンさんの存在を知ったのは、音楽学校メーザーハウス ヴォーカルアーティスト科在籍時。2010年頃だったと思います。当時私は、ボーカルに関する本を読みあさっておりました。そんな中、ある本に彼女のことが書かれていたのです。その本の中に書かれていた「当時、既にご高齢だった」、「私(やま♪げん)の青春時代、80年代のアメリカで名だたるハードロック・ヘヴィーメタルのシンガーのレッスンを行ったボイストレーナーだった」、「最初に魔女の声を真似させた」と言う3つのことが私の記憶に深く刻まれました。
特に3番目の「魔女の声を真似させた」と言う事に関しては、文章に書かれていただけだったので推測するしかなく、「鬼太郎の目玉おやじみたいな感じかなぁ…」と10年以上ず~っと思っていたのですが…^_^;
ある日。何気なくYouTubeを観ていると、彼女がレッスンしているショート動画がオススメで上がってきたではありませんかっ!? どうやらそのショート動画がアップされたのは1ヶ月ほど前! まさか10数年文章でしか知らなかった彼女のレッスンが、動画で観られるとは!! それから私は、喜び勇んで何回も動画をチェックしてしまいました(*^_^*) (どうやら元の動画は、12年ほど前から観られたようですが…^_^; もっと小まめに検索すれば良かった)
ようやく判明した「魔女の声」。その正体とは…。
動画でサビーンさんが生徒さんにレッスンしていたのは、「魔女の声」ならぬ「子供の泣き叫ぶ声のようなもの」だったのです(恐らく「魔女の声」等もやっていたと推測されますが…)。
具体的には「Go Away!(出て行け!)」や「Daddy! Don’t go!!(お父さん行かないで!!)」のセリフなどを高い声で叫ぶレクチャーをされていました。つまりはシャウトのレッスンだったのです。
当然ながら「叫び(シャウト)」なので悲しい顔、つまりは主に表情筋を下げた状態(軟口蓋がさがって口腔内の空間を狭くして)故意に声帯に負担をかけながらの発声。「魔女の声」と聞いて勝手に「表情筋を上げてクリアに高音域を発声する」レッスンを想像していたので、正直目からうろこでした。
サビーンさんのインタビューを聞くと、「情熱的なシャウトを上手くコントロールする」狙いがあったようです。物理的に言えば、以前本コラムで書いたように軟口蓋が下がりすぎるとより声帯に負担がかかってしまい声が嗄れやすくなるため、その下げ具合をコントロールする狙いもあったのではないでしょうか?
シャウトぉ!!!!!
実際、レッスンの動画では生徒さんがシャウトしながら表情筋を上げ下げする場面もあり、とても興味深くッ動画を観ることが出来ました。
残念ながら2015年にサビーンさんはお亡くなりになってしまいましたが、こうやってレッスン風景が見られただけでもこれからのレッスンの参考になりました。
ご興味ある方は、YouTubeで「エリザベス・サビーン」と検索して動画を観てみて下さいね!
今年も、私の拙い文章を読んで下さり本当に感謝しております。来年も、皆様にとって少しでも役に立つボイストレーニングのトピックをご提供出来れば嬉しいです。
来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。
2025年
・12月21日(日):小寺良太(椿屋四重奏)ドラムスクールライブ@本八幡Route Fourteen
2026年
・1月10日(土):Majestic Sky(as. JOURNEY)ミニライブ@平井Chat-chu
・1月25日(日):蛇足Snakefoot(as. 初期Whitesnake)in 白蛇祭@目黒ライブステーション
・2月1日(日):弾き語りinつながるマルシェ@南林間4DELI
・2月6日(金):弾き語り@下北沢Breath
・2月13日(金):弾き語り@下井草Billy’s Bar Gold Star
・3月29日(日):Majestic Sky(as. JOURNEY)ワンマンライブ@秋葉原Club Goodman
・3月29日(日):弾き語り@下井草Billy’s Bar Gold Star
・4月18日(土):Ginger Ginger(as. Danger Danger)@巣鴨獅子王
※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
やま♪げんオフィシャルサイト
コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分5,500円(※スタジオ代が別途かかります)、オンラインレッスン:60分5,500円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
準備中