[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo Mark音にのせる胸のうち優しい世界

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

続きを読む

この世界は、悲しい事で溢れているけど、
ワタシが、最近身近に感じた優しい世界がある。
この世界は捨てたもんじゃない。

映画館へ行った時、
またオープン前で入り口には、
早くから来ているお客さんで、
少しだけ列になっていた。
「あ、そうそう。映画館はマスク着用なんだよなぁ」とバックからマスクを取り出そうとしたが見当たらない。
近くのお店もまだ時間が早くて開いていない…。
すると、前にいた方が、
「これ、どうぞ♫」と1枚ずつ包装された使い捨てマスクをワタシに差し出した。
「わっ!!ありがとうございます。」と、
受け取った。
見ず知らずのワタシに、
ニコッとして、マスクを渡してくれた人がいたのだ。
アタフタしているワタシの様子を気にかけてくれたのだ。
「思いやり」ってやつだ。
知らない人同士が、関わる瞬間。
とっても素敵だ。

映画館が開いて、
チケットとカフェラテを買った。
どうしても、さっきのお姉さん(たぶんワタシより年下だろう)にお礼がしたい。
ワタシ、すっごく嬉しかったんだもん!
見渡すと、お姉さんは、
飲み物を飲みながらソファーに座っていた。
ワタシは急いでチュロスを買いに行った。
(なんとなくチュロス笑)
戻ってきた時、お姉さんが1番シアターに入っていくのが見えたので、
ワタシも入って、お姉さんを探し、
「あの…これどうぞ♫」と渡した。
お姉さん「お気遣い頂いてすいません。」と。
ワタシの嬉しい気持ちは伝わったらいいなと思いながら、自分の観たいシアターに向かった。

この世界は優しさに満ち溢れいるんだ。
捨てたもんじゃない。

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

続きを読む

関連記事

準備中