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アーティストの主張

Spinart(スピナート)が主にTwitterで募集する「アーティストの主張」。
さまざまな活動をするアーティストさんたちの主張をガンガンご紹介していきます。
「ア...

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誤解を恐れずに言わせてもらえば

音楽なんて誰でも出来るし
曲なんて誰でも作れる。

重要なのはどうやって
リリースした後、作った後の
音楽をプロモーションするか!

だと思う。

20年以上音楽やってきて
20年以上悩み続けたのは
コレしか無い。

バンドやったり
DTMで曲作ったりして
ずーっと音楽やって来ましたが
曲の良し悪しよりも
はるかに重要なのはコレだと思った。

「なんでこんなカッコイイバンドが
この程度しか集客できてないんだ?」

とか

「なんでこんなワケわかんない曲が
めっちゃ人気なのか?」

って思った事ありませんか?

ずーっと思ってました。

ライブハウスに通ったり
盤を流通させたり
曲を配信にアゲたりして
ずーっとそういう事してきたけど

結局、行き着く先はいつも同じ。

どーやってプロモーションしたか?

どーすれば聴いてもらえたか?

コレだけなんですよね。

ある程度のレベルにあれば
曲って聴けるし
ライブって観れるんだけど
相手に刺さるかどーかの前に

どーすれば出会えるか?

じゃないですかね。

曲できました。
配信しました。
誰かが勝手に聴いてくれました。
沢山の人に聴いてもらえてバズりました。

コレは絶対ありませんよ。

出すまでも大変だけど
出した後はもっと大変だったなと
10代の頃から思ってました。

逆にいうなら
コレが上手くハマった時って
別に大したクオリティでもなかったのに
メチャクチャ評価高かったな…って
痛感してます。

タイミング良かっただけなのか?と。

表現者として
作品を世に出すなら
評価って避けて通れないと思うんです。

評価や数字ですね。

ただ単に自己表現をしたい!って方も
時間が経つにつれ「認知されたい」って
思いが湧くモノです。

人間は欲張りなので。

こんなに頑張ってるのに
こんなに機材にお金かけてるのに
こんなに時間かけてるのに
誰も聴いてくれない…。

なら、やってないのと同じじゃん!

って所に行き着くからです。

そうです。

どんなに頑張っても
どんなにカッコイイ音楽してても
聴かれなければ鳴ってないのと同じです。

よくアタクシは
「誰も居ない砂漠の真ん中で
メチャクチャ最高のライブをしても
誰も聴いていないなら
鳴ってないのと同じ」

と唱えてきました。

最高の音楽を用意するのは当たり前。

あとはどう聴いて貰えるか?

そこがプロモーションです。

今はYouTubeやTikTokや
色んなSNSがあって
そこでプロモーションするのは
最低限の当たり前になっています。

正直な話、TwitterやSNSでの
音楽広報活動なんて
みんながやり過ぎて最早
道端で「誰か聞いてください」って
吠えてる位の効果しかありません。

立ち止まって聴いてくれる人なんて
ほぼいないでしょうし
いても気に入ってくれるなんて稀。

そもそも知らない人の音楽を
わざわざ聴いて感想までくれる人なんて
ただの暇人か変態か神。

それでもSNSの広報活動を

如何に効果的にやったか?
どんな風にやったら効果があったか?

そういう小さな努力と分析も必要です。

タイトルや決まった文字数で
如何に興味を持って貰えるか?
再生したくなる謳い文句は何か?
色々と考えるハズです。

ではどういうプロモーションが効果的か?

正直、それが導き出せていたら
今アタクシはココにいません。

ただ、これだけは言えます。

「みんなの助けが無ければ無理」

1人で活動していても
バンドメンバー複数人で活動していても
周りに応援してくれる仲間がいないと
プロモーションをどんなに頑張っても
どんな効果的な方法でやっても
絶対に上がってくる事はありません。

上がってきても、一瞬で塗り替えられて
消えます。

応援してくれる方々のチカラって
本当にかけがえのないチカラです。

よくライブしてて
「パワーを与えるつもりが
パワーをもらってライブ終えた」
って経験ありませんか?

DTMerなら
「渾身の曲を誰かに気に入ってもらえて
勇気でた」事はありませんか?

こういうレスポンスを貰うと
大体感じるモノです。

与えるなどおこがましい。
気持ちは貰うものです。
そしてしっかり返すもの。

自分の為に音楽をしていても
誰かに届いた時の感動を知ってしまったら
もう誰かの為にしか出来なくなる。

仲間やファンやリスナーがいてくれる。

これほど有り難い事はない。

その数が増えるには
驕らず、謙虚に、音楽を続けて
効果的なプロモーションをしていくしか
道は無いのではないか?と思う。

人間としてクソみたいなヤツでも
有名なフェスに出てる様な人は
音楽と仲間に対してだけは紳士的だったし。

コンテストで最優秀賞をとる。
再生ランキングで上位に入る。
YouTubeで何万回再生される。
全国流通のコンピのお誘いがくる。
ツアーに同行させて貰える。
はじめましてのイベントのトリを任せて
貰える。

全て経験しましたが
一瞬、波に乗りますが
すぐに落ちてしまうのは
一概に「仲間が少なかったから」だと
今は分析しています。

人間力が足りなかったんですね。

感謝の気持ちが足りなかったのかも。

ただ運が良かっただけかも。

そこで生き残って
登って行けなかったのは
絶対的に仲間や応援してくれる人が
少なかったからだと思います。

人のせい?に聞こえるかもしれません。

仲間を増やせなかった自分のせいです。

みんなに「チカラを貸して下さい」って
必死に伝えられなかった自分のせい。

もしくは足りなかったのかも。

何にしても「みんなの助けが無ければ無理」

これだけは言えます。

この助けが、評価や数字なんですね。

素直にそう思います。

応援してくれる人ができたら
ハッキリと自分の目標を
伝えるのも有りだと思います。

「埼玉スーパーアリーナでライブしたい」
とか、具体的な目標を共有すると
向こうも明確な目標を理解し易いし
岡崎体育氏がそうしてましたよね?

そして公約通り、ライブしましたね!

アレはファンに連れてってもらった
いい例です。

何が正解かとか
みんなのゴールが同じでは無い事は
よくわかってます。

ただ、評価や数字って
人がいてナンボなのは事実です。

誰かに聴いて貰えるまでが勝負です。

そして「応援したい」と思ってもらえるか?
そこはもう、人徳か運の問題かもしれません。

p.s
ありがちなのは
ランキング上位になったり
再生回数爆上がりしただけで
天狗になるヤツ。

それはアルゴリズムの気まぐれかもしれん。

感謝の気持ちを忘れずに!


kino(stegmayers)
埼玉育ちの20年以上音楽活動しているアマチュアバンドマン。
現在はソロプロジェクト「eight hundred lie」をやりながら関東で活動中のデジロックバンド「stegmayers」でギター、ヴォーカルをやっている。
生粋のバンド馬鹿。

kinoさんがギター、ヴォーカルを務める「stegmayers」の詳細はこちら。
アーティスト紹介・stegmayers

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