2023/08/08
ある時…自分のTwitterアカウントが正常に動いているのかって話をしていた時…確か当時Twitterによる「シャドウ・バン」とかいう制裁措置が話題になってて、で、自分のアカウントがそうされてないかを確認するのに、自分のアカウントを他の人から検索してもらって、正常に出てくれば大丈夫というような話があって、まぁやってみたと…ここまでの説明が長いっすね…すみません。
すると…、
「ん? なんだこれ?」
普段使っている「紫水勇太郎:u-taro"DANNA"shimizu」(@u_taro_shimizu)のアカウントの他に、「紫水勇太郎(DANNA)」(@DANNA89171346)というアカウントが検索に引っかかる。見てみると、ツイートも0件、フォローもフォロワーもいない。しかも「2022年9月からTwitterを利用しています」と書いてあるから割と最近作られたアカウントらしい。アイコンはちゃっかりと言うか、オリジナルの方とまったく同じ画像が使われている…もちろん身に覚えがない。
家内曰く、お友達のうさぎ飼いの方々の中にも、まったく同じように出所不明のアカウントが勝手に作られていた例がいくつかあったんだという話。それらは一様に「@」マークの後、その人に関連した英文字列があって、その後にランダムな数字が並んでいるアカウントになっているんだそうな。つまりこれはどこぞのプログラムが自動で作ったアカウントってことか?…それにしてもフォロー、フォロワーともに0でツイートも0状態だと、一体このアカウントでなにがしたかったのかさっぱり分からんな…単にオリジナルのアカウントの検索を邪魔してるだけっぽくもある。
でまぁとりあえずは運営に報告だということで、そのアカウントから「Twitter上でのなりすまし」ということで報告してみた(ちょっと前の話なのでこの頃はまだ「X」になる前ね)。
すると意外なことにけっこう早い返答が。しかしその内容は、報告した内容が正しいものであることを証明するために、報告者であるこちら側の個人情報を提出しろというもの。それも「政府発行の有効な顔写真付き身分証明書のコピーをアップロード」しろというから、要は運転免許証等のコピーをよこせってことらしい。
さらに、こんなことも書いてある。
「報告対象のアカウントで使用されている名前が、政府発行の写真付き身分証明書の名前と異なる場合は、報告対象のアカウントで使用されている名前があなたに関わるものであることを示す書類(商号やペンネームの登録を証明するものなど)もアップロードいただく必要があります。 」
…なるほど。「紫水勇太郎」は運転免許証に記載の本名「清水 豊」とは違うからこれも送る必要があるってことねと。なにを送ろうかなと一瞬迷って、そうだ、このSpinartの連載執筆者紹介ページを送ろうと思った。だってそこには運転免許証と同じ顔写真も入ってるし、「紫水勇太郎・清水 豊」と連名表記にしてるから、両者が同一人物だってことは分かるだろうと。プロフィールもガッツリ書いてあるし、これまで連載した記事も読めるから、まぁ嘘をつくために急造したページじゃないことも分かってもらえるかもと。
執筆者:紫水勇太郎・清水 豊
で、送ろうとしてメールに書かれていたアップロード用のリンクをクリックすると…アップロード欄が1つしかない。んだよ、2つ以上のファイル送付を要求しておいてこれはないんじゃないのと思っていると、小さな「+」マークを見つけたので、ひょっとしてこれをクリックすると2つアップロードできるかもと思ってやってみると、画面上ではできそうな雰囲気。よしよし、それじゃあアップロードっと…はいエラー発生。
「ファイルは1つしかアップロードできません。」
みたいなメッセージが出る。なめてんのか。
しょうがねぇなぁと、まずは運転免許証の画像をアップロードし、一度画面を閉じてからもう一度同じリンクを開いて、別に連載執筆者紹介ページの画像を送った(実はそれも一度はファイルサイズが大きいとか言って弾きやがったし…)。この方法で2つのファイルが受け付けられるかどうかは正直確信が持てなかったけど、他の方法も見当たらなかったので、別にダメでもいいやとやや投げやりな気分になっていたのは正直なところ…だってこんなことに手間かかり過ぎでしょうと思うもの。
だいたいこういうサポートってさ、どこの会社でも似たような感じになってるんだけど、なぜか、なにも悪くないはずの側がやたらと多くの労力を支払わないと対応してくれないようになってるよね。この間あったアマゾンの誤配も、そもそもサポートの連絡先に辿り着くまでが大変で、その後たらい回しもあって、やっと要件をちゃんと伝えられたと思ったら、
「お客様が宅配会社に持ち込んで欲しい。」
みたいなことを言われてブチギレて、
「なにも悪いことをしていないのになんでこちらが時間と労力と費用をかけて動かなければならないのか。」
的なことを絡んでみた(うちから最寄りの宅配会社までどんだけ距離があると思ってんねん…田舎をなめるなよ〜)…ら、
「引き取りに行く手配をします。」
って、できるんじゃん。そういう対応もオプションにあるってことじゃん。要はその人が悪いというより、最初にそう言えという会社のマニュアルになってるってことでしょうと。
そう言えばネスレのサポートもイラついたっけ。
バリスタの機械に不具合があってマニュアルを見たら、そういう状態になったらこの電話に電話しろって書いてあるから電話したのに、いきなり本人確認がどうのとか言って延々こちらの情報を聞き出して肝心の用件を話すことができない。まずは話を聞けと思うけどなぁ…これもそういうクソなマニュアルを作った奴がいるんだろうとは思ってるけど、ホントにこういうのって顧客サービスを考えてねぇなとつくづく思う…(で、そのことを言うと「今後の改善の参考にさせていただきます」ってハンを押したように同じことを言って…ちゃんと改善されたなんていう話は聞いたことがない…いや、あれだけ個人情報を聞き出したなら改善しましたって連絡して来いってんだドくそサポートがw)。
まぁ、中にはサポートを悪用するバカもいるということなんだろうから企業側としては自衛措置のつもりなんだろうけどねぇ…。つまりそういうバカが悪いってことか。世の中性善説では動かせないもんなぁ…(ため息&遠い目)。
また話がそれた(筆者の特技である)。
で、一応送れて、まぁ返事なんて簡単には来ないんだろうなと思っていると(FacebookやTapoなんて本当にまったく返事が来ないもんね…ドくそサポートが その2w)、これがまた意外なことにすぐに返事が来た。曰く、
「ご利用者様
ご報告いただいたアカウントを調査した結果、Twitterの誤解を招く身元や虚偽の身元に関するポリシーに違反していないと判断いたしました。
アカウントがポリシーに違反していると見なされるには、他の人物または企業が誤解を招く方法や虚偽の情報によって表現されている必要があります。詳細については、ポリシー全文をお読みになってご確認ください。
今回の件につきましてご報告いただき感謝いたしております。今後も違反の可能性にお気付きの場合には、再度お知らせいただけますよう、ご協力をお願いいたします。アップロードしていただいた文書は削除されます。
よろしくお願いいたします。
Twitter」
だって。
えっ? つまりこのニセアカウントは存在を許されるってこと? まぁ「ポリシー全文を読め」って書いてあるから一応読んでみたさ。分からん。なにがどう判断されてOK判断になってるのか特定できん…っていうくらいこのポリシーのページの内容はどうとでも取れるように感じる(あえてそうしてるんだろうけどさ)。まぁ考えられるとすればこのニセアカウントのプロフィールにはなにも書かれていなくて、ツイートもないし、フォローやフォロワーもないことから、
「ペンネームを使用しているアカウントや、他のTwitterアカウントに似ているアカウントは、他者を欺いたり、操ったりすることを目的としていない限り、このポリシーへの違反にはなりません。」
という判断になって、その後に書いてある、
「名前が同じでも、それ以外に共通点がない」
に該当すると判断したってことなのかな?…なんてことは思ったけど(アイコンの画像はまるっと同じだから本来これだけでも著作権侵害なんだけどなぁ…だって作ったの自分だし)。
誤解を招くアイデンティティや虚偽のアイデンティティに関するポリシー
ということはつまり、他人の名前で勝手にアカウント作成するというところまではやっていいってこと…っていう認識でいいかな? まぁそこで本人を装ったツイートをしたりフォローをかけたりしていくとそれはそれでNGってことになりそうだけど、ただニセアカウントを作っただけの状態ならやっていいということになる…んだろうな多分。
ということでちょっと気持ちが悪いけど、まぁこれからも時々このニセアカウントがどう動くのかをのぞいてみようかなと…だってこういう行為をする連中がどう動くのかって興味あるじゃん。自分が当事者になったのも初めてだし、ちょっと好奇心がうずいちゃう…もちろん自分の名前で悪さするならそれは止めないとだしね…(ド無名な)自分なんかの名前でできる悪さなんてあるのか?…って思ったりもするけど(苦笑)。
でもさぁ、Twitter(今は「X」ね…しつこいw)とかって、公表しているアカウント数に、こういうアカウントも含んでるんだよねぇ…と思うと、あの数字もだいぶ下駄を履かせてるってことだよなと改めて思ったりして。まぁそういうもんだろうとは思ってたけど、改めて本当にそうなんだと再認識しましたと。
以上、Twitterで作られたニセアカウントの顛末記でした。
準備中