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Logo Mark連載記事

Logo Markなにか創るとうれしくて久しぶりに絵を描いたのでそれについてだらだら書いてみた

紫水勇太郎・清水 豊

株式会社4DT 代表取締役
株式会社ワークス 代表取締役
Spinart運営者
YouTube「うさぎのうみちゃんねる」のおじぃ
YouT...

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 2024年3月の話なのでちょっと前の話になってしまうけれども、本当に本当に久しぶりにちょっと時間をかけて絵を描いた。それも、それまでやったことのない、水性ボールペンだけで描いてみた。なんで水性ボールペンかって? 他に手頃な画材が手元になかったからw…一応色鉛筆は持ってるけど塗るの大変だし、めちゃくちゃ上手い絵描きさんの作品を見ていて絶対に自分はあんな風にはかけないと思っちゃったし、以前ちょっとやっていたような鉛筆画もいいんだけど汚れるから面倒くさいなと思ちゃったりして、で、だいぶ前だけど購入していたカラーボールペンが30色くらい入っているセットはなんと超不良品でまったく描けないし(やっぱ安いのはダメってことかもねぇ…ああ、超安かったんですよ)、ってんで消去法で水性ボールペンになった…というか仕事でメモを取ったりするのが普通にこれなので、それをそのまま使っただけって感じですなぁ。

 で、なんで突然絵を描いたんだ?…って話ですなぁ。やるなら音楽作れよとか、いやいやうさぎの「うみ」の動画作れよとか、「うみ」のSUZURIグッズの新作出せよとか…まぁ本当はSpinartがらみでもやらなきゃいけなそうなことはいろいろ思い浮かぶんですが、まぁちょっと自分の描きたい気持ちにそのまま乗ってみたという感じです。
 なので別になにか絵を描きたくなるようなきっかけが明確にあったわけでもないし、ただなんとなく頭に浮かんだものを描き始めたらこうなったという感じですね。

 で、なんでうさぎなんだよと。それはもううさぎの「うみ」と暮らしているから…だけですね。というかここ最近うさぎモチーフ以外のものを描いてないかも。
 昔はちょっとグロテスクで奇怪だったり陰鬱だったりする絵を描いたり、デビルマンやゴジラ、ウルトラセブン的なヒーローを描きまくったり(そう言えば野林さんのパーティー…なんのパーティーだったかはあえて言わないけどw…でやったビンゴのカード用に、ロボット・アニメのキャラ絵を描きまくってみたこともありましたっけ)…まぁ、そんなくだらないものばかり描いていたんですが、ホントここのところうさぎばかり描いてます。

 …そういえばさっきから「うみ」ってなんだよですねw
 一緒に暮らしているうさぎです。「うみ」についてはYouTubeで動画を出しておりますので、是非こちらをご覧ください&チャンネル登録もよろしくお願いします!&できればお知らせもオンに!w
 こちらはうちの家内が頑張ってるチャンネルでして、だいぶオヤバカ全開でお恥ずかしい限りですが、是非どうぞよろしくお願いします!
 YouTube  

 おっと話がそれた(筆者の得意技であるw)…ということでこの絵のタイトルは「油注がれし者」なんてつけてみました…これもなんだそれ?ですねw これは聖書に出てくるメシア…キリストのことだったりします。つまり中心に堂々と立っている子がそれですね。
 そしてその周辺には12頭のうさぎ。つまりその数の通り「油注がれし者」の弟子であり使徒を表してみた…つもりw
 じゃあこれは宗教画なのかというと、そういう意味よりも、今の世の中でも起こっていることを表してみたつもりだったりはします。
 どういうことかと言いますと、みんな隠れて遠巻きに傍観している中、一人勇敢にも立ち向かう姿勢を示す者が立ち上がるわけですが、これがまぁ集団の中では浮きまくるわけですね。そしてきっと誰も助けてくれません。みんな遠巻きに見ているだけなんです。この絵の中では周囲にいるのは弟子であり後の使徒ですから、本来であれば立ち上がった者を助けなければならないけれども、しかしそうはしないんですね。そんなことが世の中本当に多いなぁなんて思いまして。
 だって(これは曖昧な記憶ですけど)確か聖書の中でも、磔刑に処されるイエスを助けようとした弟子はいなかったんじゃないかなと。
 もちろんイエスから、自分が死ぬことは決まっていたことだとか、自分が死ぬことが必要なことなのだとか、いろいろな話を聞いていて、だから助けるなと言われてもいたと思いますが(確かそうだったよね?…記憶がだいぶ曖昧ですがw)、これは本当に憶測なんですけどね、弟子の中にはそれによってホッとした人がいたのではないかと思うんですよ。もしイエスにそう言われていなければ自分たちは身体を張ってその場に乱入してでもイエスを助けることになる。そうすると自分も罪に問われる。当時は今と違って罰が重い時代ですから、そんなことをすれば多分自分も磔刑のお供になる可能性は充分に頭をよぎったでしょう。下手をすれば家族まで罪に問われるかもしれません。しかしイエスが先にそれをするなと言ってくれたから行かなくていい…よかったと。で、群衆の中から、イエスが重い十字架を背負って歩く間も、その十字架に磔にされる過程も、そして槍で刺されて絶命する場面も、ただ見ていたんです…。
 いや、自分がその場にいたとき助けに入る勇気が出たかと言えばそれはまったく自信が持てませんよ。自分もきっとびびって足がすくんで結局助けに出られなかったかもしれない。でも心は激しく揺れただろうなと思います。少なくともこの場面で、イエスを売ったユダだけは心が揺れまくっていただろうとは想像できます。しかし揺れながらもホッとしてた人もいたんじゃないかなぁと、思っちゃうんですなぁ…そんなことないって聖書のどこかに書いてあるかもしれないけど…さすがにもうちゃんと覚えてないやw
 まぁそんなことがね、現代社会でもあるように思えたと。
 例えば会社でね、上司が「やらなくていい」と言ってくれたら、自分では薄々「やっといた方がいいんじゃないかなぁ」と思っていても「まぁ上司がああ言ってるからやらなくていいか」なんて思うとかね。そういうこと、日常あるでしょ?
 まぁその逆もあって、「これはやるとヤバいなぁ」と思っていても上司とかから「やれ」と言われるとやっちゃうとかね。まぁこれは安倍政権時代にあった官僚みなさんの公文書改ざんとか、ビッグモーター事件なんかがこれに当たるとは思いますが、こういったことに対しても、立ち上がって「NO」と言える人はすごいなと…まぁそんな気持ちです。
 なんてまぁ…この程度の絵にしてはちょっと大仰なお話でしたね(苦笑)。

 ということで最近久しぶりに描いた絵についてのお話でした。まぁ久しぶりに描いてみて、すぐに手が痛くなったりプルプルしたり、線がきれいに引けなくなってたり、そもそも対象の描き方をすっかり忘れてて、細かく見るとクソ雑いところだらけですが、これも一つのステップ(…いやリハビリかも;;;)と思って、また機会をみて描いてみたいと思います。

 そうそう、こうした事象について具体的にイメージしたい方は映画「ブレイブハート」がおすすめ。
 ラスト近くに、主人公のウィリアム・ウォレスが民衆の前で拷問されて絶命するシーンがあるんですが、彼の仲間はそこに集まった民衆に紛れてその様子をただ見ている。もちろん平然と見ているわけではありませんが助けようとはしません…まぁ実際的な兵力として助けられないということはあるでしょうけど、助けようとするトライもしていない。この辺り、上記のイエスの磔刑場面と重なるものを感じました。
 この拷問シーンはなかなか残酷で、見ているのが本当に辛いシーンなんですが(グロいものは映りませんが表情や動きだけで表現されただけでも充分に痛みが伝わります)、この映画「ブレイブハート」は史実をベースにしていて(脚色はだいぶ激しいらしいですが)、主人公ウィリアム・ウォレスは実際に首吊り、内臓抉り、四つ裂きにされて処刑され、さらに首はロンドン橋に串刺しにして晒され、胴体はイングランドやスコットランドのあちこちで晒されたと書いてあるので(by ウィキ)、この映画のシーンでもまだ手加減されているんだなぁと思ったりもします…人間て、実は本当に残酷で酷いことができちゃう生き物なんだなぁと改めて思ったりしますねぇ…。
 おっとまた話が横道にそれました(筆者の得意技である 2回目)。すみません。

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