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Logo Mark音にのせる胸のうちお芝居に生演奏を〜劇団スターライト第2回公演〜

ツルタハル

小中高を通して吹奏楽部に所属し音楽の楽しさを知る。20代から本格的に音楽活動開始。主に美術館、カフェ、レストラン、ホテル等で演奏し好評を得る。
結婚、出産を経て子育てに専念。11年...

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そう、去年もさせて頂いた公演。
鵜飼雅子さんが立ち上げたシニア劇団、
「劇団スターライト」だ。
また声をかけて頂き、演奏・音響を担当する。

前回の公演では、オカリナを使った。
アルトCと、ソプラノFの2個。
今回は、違った事をしたくて、
用意した楽器は、
オカリナ、木琴、鉄琴、タンバリン、カズー。
ワタシは、楽器たちに囲まれ演奏する。

今、通し稽古に参加させて頂いているが、お芝居って、本当にいきものであると感じる。
鵜飼さんが、演出をどんどん加えていき、変化していく。こうやって仕上げていくんだなと、間近で見れるのはとっても嬉しい。
音楽もお芝居も、どちらも「表現」。
だから、ワタシもたくさん刺激をもらっている。
それにしても、役者さん達は、長い台詞を覚えて、そこに動き、感情を加え、凄いなぁ…。ワタシじゃ絶対に出来ない。まず長い台詞を覚えるなんて出来ない(笑)。

お芝居に入れる音楽で1番重要なのは、
「タイミング」だ。
このセリフが終わったら入るとか、このセリフが終わるまで音を出すなど台本に書き込みが増えていく。
舞台袖から役者さん達の様子を見ながら、演奏するのだ。
楽器同士のコラボとは違うところ。
音ではなく、“セリフ”。
そして、お芝居ならではの「照明」だ。
例えば、このセリフが終わって照明が絞られて暗くなってから音とか、明るくなったタイミングで音とか。
「照明」というものを考えた事がなかったけど、お芝居に置いて、とっても重要なものなんだね。感情や場の雰囲気を照明で表現する。場面の切り替わりとか。

この前の稽古は、いつも舞台の正面でお芝居を見ながら演奏していたのを、実際演奏する場所の舞台袖でやった。
そこで気づいた事がある。前回の公演で使った楽器はオカリナだけ。だから、手元が暗くても問題なかった。そもそも手元を見ないし。
それが、今回は木琴、鉄琴を加えたので、そう…手元を見る!(笑)。
舞台袖の幕の間から様子を見て、手元を見て、譜面を見る。やってみてから気付いた。
よし、頑張ろう! 自分で選んだ楽器だもの(笑)。
あ、演出の鵜飼さんは、演奏について楽器指定はせず、ワタシに任せてくれている。そして、お稽古で様子を見ながら、 テンポだったり、「もっとこういう感じの曲がいいな」など、変えていく。
ワタシは全力で演出家の思いに応えたいと思う。イメージに近づけるようになりたい。

お芝居で、新しく知った言葉がある。
「小屋入り」「抜き稽古」「場転」など。
お芝居をやっている方は普通に使っているだろうけど、ワタシからしたら新鮮!!! ワクワクしてしまう。
知らなかった事を知れるって、本当に楽しいし、刺激的だ。
刺激をもらえるって、ありがたい事。

会場となる場所は、宇都宮にある「アトリエほんまる」というところで、
そこがまたワタシをワクワクさせる。
ライブハウスとはまた違っていて、「芝居小屋」。
とはいっても、実際にワタシは芝居小屋って見た事ないけれど(笑) 、
宇都宮にこんな素敵なところがあるのだ。
その舞台で、役者さん達が“表現”し、たくさんのお芝居が生まれていく。

さぁ、公演は4月24日だ。
せっかく頂いた機会だ。
ワタシはワタシの役割をちゃんと出来る様に頑張るのみだ!!

写真は前回の稽古の時のもの。


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ツルタハル

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