沢木 優

1967年5月12日、福岡県大牟田市生まれ。
埼玉県出身。
血液型：B型。
LINX / 元THE POWERNUDE のドラマー。
パー...

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先月の18日にリリースしました我々の渾身の新作『I Wanna / One Last Chance』。
おかげさまで、ストリーミングなども順調に伸びておりますが、中でもイイ感じでスタートしているのが、第1弾MV『I Wanna』でしょうか。
公開から3週間になりますが、45,000回を超えてきて、コメントなども含め過去最速のペースで伸びていると思います。
それと、何気に高評価の数がこれまでにない次元へ行きそうな気配ですし、このMVから新設したバンドのYouTubeチャンネルも、50人くらいは登録してくれたらなぁ…なんて思っていたのが、想像以上に多くの方々が登録して下さってビックリしています。
音源も映像もかなりの拘りをもって、時間をかけて制作しただけに、ホント有り難いですし、素直に嬉しいです。

さて、今回はそのMV制作についての拘りやエピソードなんかを書いていこうかと。
撮影したのは 6月9日で、梅雨入りするかしないか!?という天気が崩れがちな時期でしたが、この日は素晴らしい晴天でした。
ただ、30℃を超える真夏日だったので、室内での撮影とは言え、冷房を全開にしても笑っちゃうほど汗だくに…(^^;

今作の撮影での拘りと言うかテーマとしては…、
実は、自分らのMVは全て同じハコで撮影しているので、如何にしてそれを感じさせないように映像処理やアングル、メンバーの立ち位置や配置で違いを出せるか…というところ。
カメラマンの小林さんとも、撮影に於いてはコレが最大のテーマになっていました。
そこで、小林さんが新兵器として投入してくれたのが、ヴォーカル専用の超！巨大なリングライト。
MVにある、ヴォーカルのピンショットは、ほぼリングライトのカットを使っています。
バンド全体のシーンは、なかなか変えようがないので、一番メインで映るヴォーカルのカットで、違いを出そう！というトコに行き着いたのです。

このリングライトが、とにかく巨大でして…(笑)。
照明の強さも凄かったケド、少なくとも今までお目にかかったコトのないスケールの大きさでした。
ヴォーカルはもちろん、リングライトの中央にバンドが収まるよう、映像を細かにチェックしながら、立ち位置の微調整の指示を受けていました。
最後のリングライトのスイッチを消すアイデアは、小林さんによるもので、消すタイミングや表情なども、なかなか細かいトコまで拘って撮っていました。
個人的にはリングライト効果は、けっこう気に入っております(^^♪

そして、バンドとしては…、
“いつも通り自然体で自分達らしいパフォーマンス”というコトに集中しました。
簡単なお約束だけ確認して、あとはその場のフィーリングでいこう！というのが、我々の撮影スタイルですので。
LINXでは、かれこれ5作目のMVなので、メンバーもすっかり撮影慣れはしていますが、それでも“普段通りにやる”ってのは、けっこう難しいんですよね。
もちろん、アドレナリンによるハイテンションな部分も必要ですが、それが力みになったり、アレもコレもやろうとする余り、全てが中途半端になったり…ってのは避けようね！と。
メイクや衣装、そしてアクションなんかもそうですが、普段やらないことをやると、そういうのって馴染んでない感が恐ろしいほど映像に出ちゃうんですよね(笑)。
結果的には、現場監督の久保田氏の仕切りの良さもあって、終始リラックスした雰囲気で、それぞれがいつものパフォーマンスで撮れたかなと思います。

それと、今回はMV撮影の前にアー写の撮影もありまして、MVも本編の映像と、予告編的なオマケ映像の2つを撮りたかったので、何気にかなりタイトなスケジュールでした。
アー写撮影が想定より押したのもあり、MV撮影は当然！休みナシのぶっ通しで…。
メインのI Wannaは、欲しい映をしっかり撮れたのですが、オマケ映像で使うOne Last Chanceを撮る頃には、撤収の時間がかなり迫っていたので、一時は（予告編の映像は）断念しようか…という話しも出ましたが、現場監督の判断で2回だけ回そう！と。
“この2回で欲しい映が撮れるよう、メンバー全員 MAXで集中して！”と、ハッパをかけられつつ、最後まで汗だくでパフォーマンスしました!!

自分的にも、このMVの最後に予告編を…という構成に拘っていたので、何とか全てを撮りきるコトが出来て嬉しかったです。
この流れのヒントになったのは…、
実は、ジャパメタのレジェンドバンド・44 MAGNUMだったりします(笑)。
名盤でもあるマグナムの1stアルバムの最後に、2ndアルバムのタイトル曲のサビを、少し流して終わる…というのがあるんですが、何かの時に突然それを思い出して、“あの感じで、One Last Chanceの映像を差し込もう！”と。
それを、たまたま構成の相談をしていた久保田氏に伝えたところ、“オレも同じコト考えてた！”と言われて、やはり同級生だなと爆笑。
アイデアが即採用！となったのです。
カメラマンの小林さんと、撮影監督とデザインで、絶大なる力を発揮してくれた久保田氏のタッグは、今の自分らには最強に心強い存在です。

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