[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo Markアーティストの主張KAZUNO・日本音楽の年齢の壁を壊したい!

アーティストの主張

Spinart(スピナート)が主にTwitterで募集する「アーティストの主張」。
さまざまな活動をするアーティストさんたちの主張をガンガンご紹介していきます。
「ア...

続きを読む

私は千葉県の柏市で音楽グループを運営しています。そのような中で日本の音楽に対していくつか変わるといいなと思うことがあります。


◆1. 何歳でもやりたいときに、不安なく音楽が始められる社会にしたい

私自信もそうでしたが、初めてバンドを組んでライブハウスのステージに立ったのは、20代最後の歳でした(つまりアラサーです)。
学生の頃はあまり周囲の友達でバンドをやっている人はおらず、学園際のステージで歌っている人達を横目にしながら自宅に帰っては、ひとりで尾崎豊や浜田省吾を弾き語りをして満足している少年でした。
ライブハウスに足を運んでみたいと思っても、当時バンドをやっている人たちはどこか奇抜で怖い印象がありました。
30代手前になると、20代最後にやり残したことはないか?と考えたとき思い浮かんだのは『やっぱりバンドを組んでステージに立ってみたい!』という思いでした。

初めてバンド活動をするのに、そんな素人のおじさんを相手にしてくれる人はいるのか?と急に不安になりました。
そこで少しでも素人感を無くすために、当時売っていたMTRという宅禄機材を買って一人でのバンド活動というものを始めたのです。
ドラムだけドラムマシンを使って、他のギター、ベース、ボーカルなど全てを自分でこなし、MTR上のトラックで分けて録音することで一人でバンド活動している気分になれました。好きなロックバンド(THE BLUE HAERTS、JUNSKY WARKERS、ELLEGARDENなど)の完全コピーを約50曲くらいこなしていきながらCDを作り、独学でバンド活動という感覚を養っていきました。

結果的にその録音した音源を武器にして、はじめてのバンドの募集活動を始めることができました。
それだけその年齢からバンドを始めるには、乗り越える必要があった自分の中での心理的ハードルが高かったのを覚えています。

せっかく相性のよい仲間で構成されたバンドと出会うことができても、趣味の違いやメンバーの結婚などのタイミングなどで継続が難しくなりがちでしたので、それらの教訓を活かして、現在は音楽グループという形で年齢問わずバンドをシェアリングしながら『継続した止まらないバンド活動』ができるようになりました。


◆2. 年齢高めの歌手でも活躍できる機会を増やしたい

最近ではオーディションの募集を見ても20代までの募集企画が多く、子育てが落ち着きようやく自分のために時間を使えるようになった大人たちでも挑戦できる機会というのがもう少しあってもいいように感じています。

私の運営する音楽グループでは、20代から50代の人まで幅広い年齢の人がいますが、平均年齢でいうと30代半ばから40代前半になると思います。
昔は山下達郎、小田和正、稲垣潤一、浜田省吾、J-WALKなど、それなりの年齢の方々でもヒット曲を出してはドラマの主題歌になったり街中で流れていたように感じておりましたが、今はそのような機会も減ってきているように思います。

アイドルを育成することと、歌手としてデビューすることが同じ枠の中で考えられているのかもしれませんし、伸びしろを考えたときの期間の長さやビジュアル面での印象など、オーディションを募集する側としても色々と事情はあるかとは思いますが、『歌の良さは耳で感じるもの』であるとしたら、これからもそういった現在埋もれている中でも素直に歌の良さを評価頂き、希望をもって頑張っている年齢高めの歌手の方々がもっと活躍がしやすい、そんな世の中になっていったらいいなと思います。

これからの日本社会は超高齢化社会となっていきます。1970年代後半から1990年代までのバンドブーム以降はCDの売り上げも減少傾向となり、レコード屋に通う若者もいなくなりました。そのような現在で楽器を手にして音楽を始めたいと思う世代は潜在的にはどの年齢層に多いのでしょうか?

一度解散した当時の有名バンドも次々に『20年越しに復活』を遂げることができているのも、きっと今では見失った大切なものを取り戻そうとした『何か』に気づいたからではないか?とつい考えてしまいます。

だから私はそういった『日本音楽の年齢の壁』を自らの行動や同世代のアーティストの方々と一緒に少しずつでも崩していきながら、年齢関係なく活躍できている世の中にしていくことを目標に、これからも頑張っていけたらと思います。
                - kazuno -


KAZUNO
千葉県柏市をベースに活動するシンガーソングライター。
2018年、日本の社会課題である超高齢化、ストレス過多社会を「音楽で心を強く豊かにできる社会にする」ため、 柏で音楽を楽しむグループ「Kashiwa K.O.G」の運営を開始。
幅広い年齢層の音楽好き仲間とのバンド出演、高齢者施設の介護レクレーション活動などを行う。
2019年、2つのボーカルオーディションに合格。「家族の変わらぬ愛」をテーマにしたオリジナル楽曲「紫蘭の花」をリリース。
2020年、アコースティックギターの弾き語りシンガーソングライターとして、「大切な人との時間」などをテーマにしたシンプルで柔らかい曲を中心に、1年間で約20曲のオリジナル楽曲を制作。
現在は、自由が丘「Grancert」で毎月1回ライブに出演中。

KAZUNOさんの詳細はこちら。
アーティスト紹介・KAZUNO

「紫蘭の花」

2021年1月24日、iTunes、Spotify、LINE musicなどダウンロード販売開始。
JOYSOUNDにて配信中!

『紫蘭の花』の花は、どんなことがあっても自分を大切に思う家族の『無償の愛』をテーマに歌った歌になります。
紫蘭は日本でも5月~6月に咲く花で、花言葉で『美しい姿』や『変わらぬ愛』といった意味を持っています。
ここ数年、日本国内においても世界各地においても深刻な環境問題や自然災害の増加、便利になる一方で犠牲もある情報社会、昨年から継続しているコロナ騒動など日々不安になることが多いと思います。
そのような中で自分がどんな境遇になっていても、離れていても、自分を応援してくれる存在がいるだけで日々前向きに生きていくことができるようになるといったメッセージが込められています。

iTunes Spotify LINE music JOYSOUND

イメージ動画「夜明け」

『夜明け』のアレンジ込みのイメージ動画ができました。
楽曲リリースは少し先になります。

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


アーティストの主張

Spinart(スピナート)が主にTwitterで募集する「アーティストの主張」。
さまざまな活動をするアーティストさんたちの主張をガンガンご紹介していきます。
「ア...

続きを読む

関連記事

準備中