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Logo Markアーティストの主張石井雄二・YouTube活動の本音

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2021に入り、ここ3か月で行った楽曲の配信リリースはキャラメルパンチ、石井雄二ソロ含め5曲。今後もキャラメルパンチサブYouTubeチャンネル【塩で焼いて唄う】からの音源リリースが続くので今考えていることをお話しします。

まず発端は去年の5月、クラウドファンディングを募り無料配信ライブを行ったことが始まりです。最初は「こんな時期だからこういう形でも仕方ない。今やれることを!」といった感じで手応えは感じていたんですが照明を迎えての4回目を終えた時に結局はライブハウスでのあの生の形に寄せようとしてるだけなんじゃないかって思って。カメラの向こうへ気持ちを込めることは出来なくはないけどやはりどこか虚しさを感じてしまって。このスタイルを突き詰めていくことがバンドにとって一番なのかと考えたら僕らのスタンスは違うかなって。そこでまずバンドの配信ライブは一旦止めようと。
じゃあこのコロナ禍で何ができるのかをタンクボールと話し合い、僕はこれまでのキャラメルパンチや自分の楽曲に対する今までの評価を振り返り、以前から感じてた「真面目な楽曲を書き真面目な活動を続けても僕らの活動のステージは10年間底辺のままだった。」という大きな問題に向き合うのは今しかないと言ったんです。自分たちの楽曲には自信もあるしライブの評価も悪くない。もっともっと多くの人に届けていかなければ音楽での生活は約束されない。まぁこれに関しては音楽やめて別の仕事を真面目にやれよって話でもありますが僕は自分の懸けてきた「音楽を発信する側」でいたい気持ちがまだまだ燃え盛っているので今はまだそのタイミングじゃないと。ならば以前からシュウゴ(サポートDr)が言っていた、
「ユウジさんには作曲能力と映像制作のスキルがある。タンクボールは世界のアウトサイドが好き(笑)。そういったものを武器にできたらいい。」
をやるなら今しかない!と思ったんです。そして始めたのがYouTube【塩で焼いて唄う】。現時点で動画数は50本弱。生まれた楽曲は13曲。テーマソングの「塩日和」を含めると【塩で焼いて唄う】関連のリリースは4曲。今後も続々と続いて行きますがここ最近面白いことに気付いたんです。
良い事か悪い事かは分からないんですが去年の12月に同時リリースしたソロ曲「秋桜」と「塩日和」の評価に明らかな差が出たんです。秋桜は僕が自信を持って真面目にこの時代に向けて書き下ろした楽曲。一方 塩日和はYouTubeの為にふざけて作った楽曲。その「秋桜」の評価が奮わない奮わない!(笑)。片や「塩日和」はSNSやリアルな声で、
「元気が出ます!」
とか、
「歌詞がいい。ライブで歌いたい!」
とか色々な声を頂けたんです。そして、
「暗い曲より明るい曲の方が向いてますよ。」
とか(笑)。
そしてクオリティとかの問題も勿論あると思うんですがドラムのシュウゴ込みで作る楽曲は音でも映像でも再生回数がどんどん上がるのに対して今タンクボールと2人でやっている【塩で焼いて唄う】発信の楽曲だとそれが10分の1くらい(笑えないけど)。でもこれから配信リリースされていく楽曲に自信もありますし、セルフレコーディングのクオリティの進歩も個人的には実感しています。
音の構成が今までのキャラメルパンチはシンプルなドラムベースギターが主体(ライブを想定して出来る限りシンプルに)であるのに対して【塩で焼いて唄う】の編曲は自由。必要な音があればどんどん使うスタンスだからきっと、
「こんなのはキャラパンじゃない。」
と思ってる人も多いと僕は思うんです。でもリスナーの皆さんの評価は勿論正論なのでそれを僕は否定もしませんがただ先にも言ったように僕の場合「明るい曲」の方が評価される傾向にあるということが分かったんです。俳優さんにもシリアスな演技が合う人もいればそれよりコミカルな方が向いてる人もいるように、僕は明るい熱血漢がきっと合っているんだと。普段のままですね。だから楽曲もどんどんバラエティに富んだ発色を見せて行きたいと今は考えています。

今まで、「自分たちはこうだから」と決め付けてきた殻を一度破ってみたかったんです。そうじゃなきゃ何も変わりはしないよね?って激しく思ってたんです。実はだいぶ前から。
僕はブレてはいません。ずっと石井ユウジです。何事も挑戦あるのみ。「やるやらない」なら「やる」を選ぶ。そして今回の塩焼きの企画は僕的には今はまだGo!!で進むべき道だと感じています。
もうロックとかPOPとかバンドとかユニットとか関係ない時代じゃないですか。頑なに拘るのも間違いじゃないけど僕は柔軟に自由にやりたい。インディーズなんだから。打ち込み万歳!!って感じ(笑)。
でもやっぱりひとつ外せないのはライブ。コロナが落ち着いたらちゃんとライブで感動や熱や楽しさは届けていきたいとそこだけは強く思っています。
我慢の時代をどうやって過ごすのか。僕が考えた結論は以上。誰も開かない扉を自ら生み出してこじ開ける。周りの評価も正直気になるし大事だけど、それより大切なのは「止まらずに挑戦し続けること」だと思ってずっとやってきたしこれからもやっていく。今しかできない事だから今やる!

今度リリースする「インドの英雄ラーマ」個人的にはお勧めです。
その次の曲も。
あとこれ!「石井ユウジに楽曲(テーマソングやイメージソング)を作って欲しい!」という方がいたらお気軽に言って下さい。もう40歳にもなるんでプロデュース的なこともどんどんやりたい。因みに【塩で焼いて唄う】の動画編集、BGMや楽曲のレコーディング、制作は全て僕がやっているのでそれに対する評価も頂けると今後のモチベーションにもなるのでどうぞよろしくお願いします!(笑)


石井雄二
14才でギターを弾き始め、初めてのバンドを組む。この頃から作詞作曲を始める。
高校に入り演歌歌手兼ボイストレーナー高橋光江に師事。歌唱と発声の基礎を学びながら自身のバンド活動を精力的に行う。
高校卒業後上京。インディーズ音楽事務所と契約し数々のCDリリースやワンマンライブを行う。
また浜崎あゆみがCMを務めた世界初64和音ケータイの記者発表会にて自身の楽曲が使用される。
21歳、ソロシンガーソングライターとして日本クラウンのデビュー候補アーティストとしての活動を始める。
地元静岡を中心にテレビやラジオの出演、タイアップなども務める。
3年間で計6作のソロCDをリリース。
後に弾き語り日本一周の旅を敢行。
27歳で自身がVo.Gt、作詞作曲を担当するキャラメルパンチを結成。現在までに5作のアルバムをリリース。
いくつかの映画に主題歌、挿入歌を提供。
また30歳より現役若手俳優、若手アーティストらへ歌唱指導も始める。
2019年には出雲駅伝優勝校である國學院大學の陸上競技部公式応援ソングを手掛ける。

石井雄二さんの詳細はこちら。
アーティスト紹介・石井雄二

キャラメルパンチさんの詳細はこちら。
アーティスト紹介・キャラメルパンチ

「インドの英雄ラーマ」

YouTubeチャンネル【塩で焼いて唄う】第4弾シングル。
"ドライロチヤ"という、焼くとスルメの10倍の臭いを放つ食材(魚)のバックボーンにフィーチャーした楽曲。 過去から現在に至るまで南アジアの食を大いに支えるにも関わらずインドの伝説上では悪者とされた"ロチヤ側"の正義も汲み取るべきだと感じた石井ユウジがラーマーヤナに対しアンチテーゼを投げかけている。
ロチヤの持つアウトサイド感をコード進行で、見た目のスタイリッシュさをサビの疾走感で表現している。
キャラメルパンチとしては初のホーンセクションと南アジアを彷彿させる不協和音のオブリが何ともクセになる。
"feat.塩で焼いて唄う"ならではの枠に囚われない音色やフレーズ、また石井の卓越したハイトーンに彼らの"成長に対する飽くなき情熱"を垣間見ることができる。
石井は「戦隊モノを意識したダサかっこいいアレンジができた!」と言う。その傍らで「当初もっとウネっていたタンクボールのベースを敢えてシンプルにしてもらったのには心が痛んだ。」と語る。
"インドの英雄ラーマ"というワードに言葉にならない不思議な熱い感情を抱いたならばそれはもう"feat.塩で焼いて唄う"にハートを掴まれているが、ひとつ念を押しておくとこの曲はドライロチヤという干物の歌である。
そしてラーマの肌は青い。

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