[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo MarkSpinart Research集客が増えなくて苦労しているバンドのみなさん、集客を増やすために頑張っていることはなに?

スピナート調査部

あらゆるジャンルの表現者・アーティストと出逢えるサイト「Spinart(スピナート)」が、アーティストのみなさんの、ちょっと普段はなかなか聞けない内容についてアンケート調査する。それがこの「調査...

続きを読む

SpinartのX(元Twitter)アカウントで実施するアンケート企画。
久しぶりの今回のお題はこちら。
「絵描きのみなさん、自分が思う通りに絵が描けるなぁと思えるようになったのはどんなきっかけ?」
(アンケート期間:2023年8月26日〜9月2日)
こちらの結果についてレポートさせていただきます!


まず結果発表

4つの選択肢の順位・割合はこちら。
1位:SNSを頑張る…50.0%
2位:対バンの客にアタックする…33.3%
3位:作品リリースを頑張る…16.7%
4位:友人知人に声かけしまくる…0.0%
※その他の意見なし。
※総回答数6票。
※インプレッション490。


この結果から見た考察

 まず回答が少なかったな〜というのが最初の感想。でも、以前「バンドのみなさん、バンドをやる上で一番苦労することはなに?」というアンケートを実施した際は11の回答で、その第1位の回答だった「集客が増えない」がその54.5%だから、まぁその時の全員分くらいは回答してくださったということになりますね。回答してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

 さて今回も意外だなぁと思える点があったのでそこからいきましょう。
 まず「友人知人に声かけしまくる」が「0」だったこと。これは本当に意外でした。自分たちが現役の頃なんて最初はもうこれしかなかったですもんねぇ。まぁ当時はSNSはおろかインターネットもまだないという時代でしたから(活動最終盤にやっと出てきた…けど今ほどのメディア力は全然なかったですもんね)、自分のリアルな人脈以外に広げるのは本当に難しかったものです。まぁこれもSNS等の安価でプロモーションできるメディアが定着したことの裏返しなのかもしれませんね。

 ということでその「SNSを頑張る」が1位で半数を占めました。さてこれを受けて、この「SNSを頑張る」はけっこう幅が広いからまたいろいろ聞けそうだなぁと思ってます。「頑張る」と言ったところでSNSのなにをどんな風に頑張っているのかというのは、実はだいぶカギになりそうな要素と思います。
 パッと考えただけでも、
 ・投稿数をとにかくたくさん上げる
 ・バズりそうな投稿内容を頑張って考える
 ・フォロワー数を増やす
 ・複数多メディアを使いまくる
なんてことが思いつきますが(実は他にもいくつか思いついたんですが、例えば「広告を使う」的なものはきっとないだろうと思って外しました)、こう行った使い方の他にも、どんなメディアをメインで使っているかなんてことや、現状フォロワー数なんてのも興味がありますねぇ…是非今度お聞きしてみたいなと思いますので、みなさん、また是非お答えいただければと思います。

 そういえば「作品リリースを頑張る」も多くなかったのね。そっか〜作品を作っても、集客できてないと捌けるイメージが湧かないかな?…なんてことも思ったり。
 でもこれはちょっとやってみることを考えてみてもいいと思います。なぜなら人は(日本人はかもしれないけれど)、その対象に価値があるかないかでその対象に関わるかどうかをだいぶ判別している傾向を感じるから…です。
 どういうことかと言いますと、例えばその相手が有名人だったりすると、その人のコンテンツがくだらなかったとしても、有名だという価値がありますからそれだけで人が寄っていくんですね。その人が送り出しているコンテンツそのものの良し悪しなんて自分で判断しないんです。それより先に有名かどうかみたいな別の価値があるかどうかが来る。例えばその本人が有名でなくても、有名なメディア等で取り上げられたかどうかとかも同じですね。もっと言えば、有名人のサインを壁に貼りまくって、有名人がたくさん来ている体を見せまくっている飲食店も同じ理屈です。その店のコンテンツそのもの(この場合飲食店だから出している食べ物がうまいかどうかとかがメインかな)をストレートに判断するのではなく、これだけ有名人が来ているのだからきっと美味しいのだろうという感じになるという…まぁある意味アホな話とは思いますが、往々にしてそういう判断が成されるわけです。
 これが作品のリリースとどう関係しているかと言えば、「作品をリリースしている=作品をリリースすることができる力量を持っている」という判断につながり、その内容はさておき、ただそれだけの事実があるだけで聞き手はちょっとそのバンドを価値のある存在だと錯覚するという感じです。その作品数は多ければ多いほど「え? そんなにリリースしてるの?」となりますから、ここを頑張ることには意味があるということになります。
 え? そんなのバカバカしいって? そうなんですよ。人の行動等を観察していくと、時に不快と思わされることがある反面、多くの場合でくだらない行動や決断をしているものなんです。まぁなにかを表現するということは、そういった人の心を知ることでもあるので、少しだけでも頭の片隅にとどめていただければと思います。
 それに作品のリリースってのはまぁやるとなかなか大変ですが、でもちゃんと考えながらやればそれがちゃんと経験値になりますからね。これはやっておいて損はないと思いますよ。それに昔ほどお金もかからなくなりましたしね。


 ということで「集客が増えなくて苦労しているバンドのみなさん、集客を増やすために頑張っていることはなに?」でした。
 既に書いてますが、これに関連してさらに突っ込んだ質問もX(元Twitter…ああ煩わしい…)で投げさせていただきますので、みなさん、是非お答えいただければと思います。
 是非次回もお楽しみにどうぞ。

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


スピナート調査部

あらゆるジャンルの表現者・アーティストと出逢えるサイト「Spinart(スピナート)」が、アーティストのみなさんの、ちょっと普段はなかなか聞けない内容についてアンケート調査する。それがこの「調査...

続きを読む

関連記事

準備中