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Logo MarkSpinart Researchダンスをするみなさん、あなたのダンス、他の人とここが違うというポイントは?

スピナート調査部

あらゆるジャンルの表現者・アーティストと出逢えるサイト「Spinart(スピナート)」が、アーティストのみなさんの、ちょっと普段はなかなか聞けない内容についてアンケート調査する。それがこの「調査...

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SpinartのX(元Twitter)アカウントで実施するアンケート企画。
今回のお題はこちら。
「ダンスをするみなさん、あなたのダンス、他の人とここが違うというポイントは?」
(アンケート期間:2024年5月18日〜5月24日)
こちらの結果についてレポートさせていただきます!


まず結果発表

4つの選択肢の順位・割合はこちら。
1位:音に対する反応力…50.0%
2位:どんな動きでもドンとこいな身体能力…25.0%
2位:オリジナルな動きを考える思考力…25.0%
4位:多様なバックボーン…0.0%
※その他の意見なし。
※総回答数4票。
※インプレッション1,000。


この結果から見た考察

 まず最初に白状しちゃいましょう…いや…言わなきゃいいのになんですが、どうもいろいろなことを隠しておくのが苦手なもので。

 まず最初にお伝えするのは、実はこのアンケート、ややヤケクソでいれてしまいました;;;
 なんでヤケクソになっていたかと言えば、この前に出したアンケート「役者のみなさん、あなたが演じる時もっとも苦労することは?」への回答がなんとお一人だけだったからw…なんですね。
 いやぁ、もともと回答数が多くないこの「スピナート調査部」のピンポイント過ぎるかもしれない質問設定なんですが、ついにここまで減ったかとw それに対して、
「まぁ、そもそも役者の方が分母として多くないのかもなぁ。」
とか、
「役者の方って苦労したりしないのかなぁ。」
とか(んなはずないとは思うんですけどね)、
「設問がとんちんかんだったかなぁ。」
とか、
「つか、役者の人たちのヘソが曲がっていて、こういうことに答えたくないとか思ってたりしてw」
なんて(これもそんなはずないと思いますけどねw)いろいろ考えているうちに、
「待てよ…ダンサーさんへの質問なんてのもけっこうピンポイントになるだろうから、ひょっとしたらまたゼロったりしてw」
なんていうイタズラ心半分で出してしまいましたとさ。そしたら4人もお答えくださって…いや、これでももちろん少ないとは思いますが、なにせひょっとしたら「0(ゼロ)」なんじゃ?…なんてことも思っていたので、本当にありがたく思っております。

 さて2つ目は…正直ダンスのことなんてまったく分かりません;;;…なので、きっとこういうことが大切になったりするんじゃないかなぁという想像のもとに、むしろ、フリー回答なんていただけたら面白いかもなぁなんておもったりもしつつ(いや…十中八九「0」だろうとも思ってたんですけどw)設問を考えさせていただいています。
 いや、だって一度もやったことないんですもの。ほら女子はさ、体育の授業とかでダンスとかやるでしょ?…男にはそういうのなかったんですよ…おじさんの時代は…今はあるのかな? なので、なんかの企画の際に本当に基礎的なボックスをやれということになった時にもちゃんとできなかったし、某有名企業の社員だった頃、その会社の運動会でセーラー服を着せられて「セーラー服を脱がさないで」を踊れと言われた時にも、結局ちゃんとは踊れませんでしたとw

 そんなバックボーンがあるアンケートなんですということで、まずはいろいろお目こぼしいただければと思います。
 とは言え、設問はマジです。

 まず1位となった「音に対する反応力」は、ダンスでなくても音楽関連ではとても重要なスキルですよね(私はだいぶ苦手ですがT_T)。一概に「リズムに乗る」なんてことも言いますが、これも本当にいろいろな乗り方がありまして、単純なリズムであっても、ジャストなタイミングで乗るか、わざとやや遅れて重さを出すか、逆に突っ込んでスリル感を出すとか、まぁちょっとしたことでだいぶ印象が変わるものです。
 さらに、例えば4拍子だったとして、その中にあるであろうどんな音符に乗っていくかでも大きく変化する。私たちのように楽器を弾く者としては、どこでどんな長さや強さの音を出していくか、そして当然に、自分以外の音に反応して、そこからどんなイメージを汲み取って、そしてその上で自分がそれにどう反応していくか、なんていうのが、けっこう大切なスキルになったりするもんなんですよね。この辺りきっとダンスの世界も同じなんじゃないかなと思いまして書かせていただきました。
 まぁ本当に聞きかじり的な知識でしかありませんけど、以前なにかの番組で三浦大知さんとかTAKAHIROさんとかがこんな話をしていたのを聞いた気がしていたのを、超うろ覚えながら頭に残っていたということかもしれませんね。
 で、これが(少ない回答数ながらも)1位。なんかいいなぁと思ってしまいました。だってこの能力に自信がある方であればきっと、即興での表現にも強そうじゃないですか。そしたらきっとその場のライヴ感の中でとても面白い表現見られるようにも思います。そういうのを見て、
「お〜〜〜!」
とか言ってみたいですよねぇ…素人なので気づけない可能性も高いんですが;;;

 つづいて「どんな動きでもドンとこいな身体能力」。これはもうダンサーさんに必須となるスキルですよね…多分。
 だってまず柔軟性とか必要そうじゃないですか。見てるととんでもない方向に身体が曲がっているように見えたり、めちゃくちゃコンパクトに畳まれてたりする。あんなの、関節やらスジやらがめちゃくちゃ柔らかくないとできませんよね。高く飛んでからきれいに着地するためにも柔らかさがものを言うように思いますし、そもそも流れるような美しい動きを実現するためにもしなやかさ柔らかさは必須になりそうと思います。
 さらに強靭な筋力。とんでもなくバランス的におかしい体制のままキープしたり、伏せた状態から高々と飛び上がったり、前出の美し状態を保つためにも、それを支える筋力はとてつもなく重要と思いますよね。だからダンサーの方の多くは腹筋バキバキだし、隆々ではないけれどとても強そうな筋肉を感じさせると思います。まぁパパイヤ鈴木さんとか芋洗坂係長さんのように、とんでもなく踊れるのにぽっちゃりな方もいますが…きっととても稀な例ですよねぇ…もしかしてあの脂肪の下には恐ろしく強靭な筋肉があったりして…。
 さらにはおそらく持久力も。だって、あんなに激しいダンスを曲の間中ず〜っとしてるんですよ。下手するとライヴの間ものすごい長時間踊りっぱなしなんていうこともあるかと思います。そりゃあマラソン選手…いやテニス・プレイヤーの方が近いかもしれませんが、そのくらいの持久力が必要になるように思いますねぇ…いやぁ、考えれば考えるほど自分には無理だわぁって、自分のぷるっとかわいい下っ腹を見ながら思っちゃいますねぇ…。
 ということでここに自信のある方はもう、基礎的な能力はバッチリということだと思いますので、過酷な現場も大丈夫でしょうし、また、今後新しいことを考えるための制約も少なそうと思います。これも楽しみですねぇ。自分では手の届かないスーパーアスリートを見るような気分で、そういった方々のパフォーマンスを楽しめそうと思います。

 そして「オリジナルな動きを考える思考力」。これが実はけっこう鍵かなと思ってました。
 いやね、どんなことをやるにも思考する能力の高さはとても大切だと思うんですよ。自分でオリジナルなものを創るにしても、誰かが作ったものを自分の中で消化して表現するにしても、どのような解釈をするか、どのように理解するか、それは既存のなにかと結びつくのか、それともまったく違うなにかなのか、ちゃんと考えて組み立てていくことのできる思考力があるかないかで、結果がだいぶ違ってくるように思うんですねぇ。
 それにこの「オリジナルな動きを考える思考力」というケースでは、定石となるさまざまなパターンも、過去のさまざまな作品の知識もちゃんと入ってて、自分の引き出しとしてキープされている状態から、必要な場面で必要なアイテムをチョイスして組み合わせて提示することもできるということなんですね。
 これに自信がある人っていいなぁ。自信があるというところまでいかなくても、自分がそうなりたいと考えて努力している人が生み出すものは見ていて楽しいと思うんですよ。次どのようなものを見せてくれるのかという楽しみもさらに強くなると思います。

 さて今回はいなかった「多様なバックボーン」は…実は前述した引き出しなんですね。なのでひょっとしたら「オリジナルな動きを考える思考力」に含まれちゃってたかもしれませんが、しかしそれでも、自分のこれまでの経験が多彩であればあるほどバックボーンも豊かになっていることも考えられるし、またそういった方は、その経験をベースに今の活動を組み立てている可能性もあるかもと思って設問化してみました。まっ、ちょっと外しちゃったのかもしれませんね。


 ということで、ヤケクソ的なところから入ったダンスに関するアンケートでした。まぁ、ダンスど素人が考えた設問だったんですが、お答えくださったみなさん、本当にありがとうございました。
 また、このアンケートには答えてないけど、この文章を読んでくださったみなさんには是非「もし自分だったらどうかなぁ」なんていう視点で考えてみていただければと思います。またその上で、今回の4つの設問とは別のポイントがありましたら是非お教えいただければと思います。
 ということで次回もお楽しみにどうぞ。

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