[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo Mark論理的ボイストレーニング何を聴く?

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む

私の感覚では、毎年10月ぐらいまで暖かく11月に入ると途端に寒くなるという印象なのですが、今年の場合は11月に入って「寒の戻り」ならぬ「暖の戻り」が起こってますね~。
半月ほど前に、寒くなってきたので薄手のブルゾンを洗濯して片付け冬用のジャケットを出した途端に暑い日が戻ってきました^_^;
毎年この時期は、着るものに困りますねぇ…。
そろそろまた寒くなってくると思いますので、引き続き体調管理をしっかりしていきましょう!

突然ですが、普段バンドで歌っている皆さん!
スタジオやライブハウスなどで歌う時(カラオケでバンドの曲を歌うときでも)、どの楽器の音を聴きながら歌っていますか?
「特に何も考えてないよ~」と言う方。それはそれで正解なんだと思います。歌い辛くさえなければ(*^_^*)
しかし、時々ありませんか?
「何かリズムが取りづらいな~(~_~;)」とか、「音程取れないよぅ~(;.;)」とか…。
今回は、そんな主にバンドで歌っている方に向けて「歌う時にどの楽器の音を聴けば良いのか?」ということについて、私が普段心がけていることを書いてみたいと思います。
あっ! 因みに。通常、バンドの主な構成楽器はドラム・ベース・ギター(そしてキーボード)が中心になってくると思います。今回は、これらの楽器の中で歌う事を想定して基礎的な部分をお話ししていきます。
それでは、スタートっ!

歌う時に大切な要素(他のメロディー楽器もそうですが)は二つ。
「バカにすんな~!」と言う声も聞えてきそうですが、「リズム」と「音程」です^_^;
皆さんも普段音楽を聴きながら歌う際には、必ず(知らず知らずのうちに)この二つの要素を聴きながら歌っているはずなのです。
と言うことは、この二つの要素を出す楽器を意識的に聴く事が出来れば、おのずとその曲の正しいリズムと音程で歌う事が出来るようになるのです。

では、具体的にどの楽器の音を意識的に聴けば良いのか?
先ずリズムからお話ししていきましょう。

【リズム】

リズムを司る楽器は、主にドラムとベースギターだと思います(音楽学校時代。某超有名ベースプレイヤーの先生に「ボーカルも含めて、楽器は全てリズム楽器やっ!」と怒られたことがありますが・・・^_^;)。
その中で、特にドラムはリズムを司るバンドの屋台骨のような存在。さらにその中でも、基本的に私は規則的なビートをたたき出すバスドラとスネアの「ドン!(バスドラ)パン!(スネア)」という音を聴いてリズムを取るようにしています。この二つの音を意識的に聴いて歌う事により、身体がリズムに乗りやすくなり気持ち良く歌う事が出来るでしょう。
またバスドラとスネアが鳴っていない静かなパート等ではハットが規則的なビートを鳴らしてくれている場合もあるので、そういう場合にはハットの「チッ・チッ・チッ・チッ」という音を聴きながら歌うと気持ち良くリズムに乗れると思います。

【音程】

-歌を歌う時、私達はバックの演奏の中のメロディー楽器の音程を聴きながら歌の音程を取っていきます。
カラオケボックス等、自分の声がしっかりと聞えてくるあまり大きくない音量の演奏をバックに歌う場合は問題ないのですが、ロックバンドなど演奏の音量が大きい場合や小さい会場等ではステージ上で音が回ってしまい正確な演奏の音程が聴きづらくなることがあります。
そうなってしまったときのためにも、意識的に一つの楽器の音を聴きながら歌っていくことが大事だと思います。
一番確実なのは、チューニングのずれない常に正確な音程を出してくれるキーボードの音を聴きながら歌うことだと思いますが、バンドにキーボードがいないときにはルート音を出してくれるベースの音を聴くと良いでしょう。
キャパシティが100人程度のライブハウスのステージではベースアンプはボーカルの近くにあるので、アンプから出てくる音を参考に自分の歌の音程を取っていきます。
キーボードは主にモニターから音を返すことが多いので、ボーカルのモニターに自分の声と一緒にキーボードの音を少しだけ返して貰うようにすると音程は取りやすいと思います。
ボーカルモニターにキーボードの音を大きな音で返すと、自分の声が聞えづらくなることもあるので大きさには注意です。

と、今回も私が普段気をつけている事をつらつらと書いてみました。
調子の良いときはOKなのですが、調子の悪いときこそ良いときにやっていることを理論的に覚えておけば怖いものなし!
是非、普段からバンドサウンドで歌う時に「何を聴けば歌いやすいのか?」という事を心がけていきましょう(^o^)
読んで下さって、ありがとうございましたm(_ _)m

【Live Information】

12月5日(土・昼):やまげんボーカル教室2nd.Live@祖師ヶ谷大蔵metta
12月6日(日・夜):Molten Gold(as Back Street Crawler)&TONS OF SOBS(as FREE)Live@新宿クロウダディクラブ
2021年
1月17日(日):TONS OF SOBS(as Free)@池袋Adm

※チケットのお問い合わせは、以下のメールまでお気軽にご連絡ください。
 メール

「やま♪げんボーカル教室」では、生徒さん絶賛募集中です(^^♪

コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分4,000円、オンラインレッスン:90分4,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/
※お問い合わせは、アーティスト紹介ページをご覧ください。
アーティスト紹介・やま♪げん

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む