[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo Mark論理的ボイストレーニング闘病日記 その4(闘病の先にあった気づきとは?)

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む

皆さん!こんにちは!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
楽しく歌ってますか?

昨年は冬になっても暖かい日が続いておりましたが、東京は1月の中旬から急に気温が下がって雪も降ったりしてようやく例年の冬らしくなってきました。
例年は、2月に寒い日が続き雪も積もることが多いですよね。今年も寒いことは寒いのですが、例年に比べると過ごしやすいようにも思えます。過ごしやすいのは良いのですが、人間が過ごしやすいと言う事は細菌やウイルスも活動しやすいと言う事なのです。実際。インフルエンザも新型コロナウイルスも流行っているようですね。全ての場所でマスクを着用した方が良いとは言いませんが、人混みの中ではマスクを着用するなどして適切な自己防衛を心がけていきましょう。

さてさて!前回まで3回に渡って昨年9月に私の声帯に起こった炎症が治癒するまでの経過を書いてきました。
声が出ない中、あるいは調子の悪いときに発声しているとき、そしてボイスクリニックで声帯が直接動いているのを見せて頂いた際に、調子の良いときには分らなかったであろう事がいろいろとありました。
今回は、1ヶ月半の闘病生活の中で分った声(声帯)に関する「気づき」に関してつらつらと書いていこうとお思います。


その1:発声時。やっぱり息は絶えず口から出ている!

声帯が炎症を起こして全く声が出ない中、バンドのリハーサルを数回行いました。声が出ない状態で歌わないと行けない(~_~;) 気分が落ち込んでリハをお休みしようかとも少し思いましたが、「いやいや!こんな機会、滅多にない。ここは一つ、問題意識を持って歌ってやれ!」と、リハに参加することにしました。
思えば、最後に声が出なくなったのはハコバン時代。10年上降り。そのころはまだまだ若かったですし(40代(*^_^*))、がむしゃらに歌っていたので、色々と考える余裕はまだなかったのです。
その問題意識とは!『レッスンでいつも言っているように、本当に歌う時には息が流れているのか?』と言う事。歌っている時に口の前に手をかざすと確かに息はずっと流れているのですが、正直ちゃんと声が出ているときはあまり意識はしないんですよね(*^_^*)  「声が出ない今がチャンス!」とばかりに、声帯が鳴らない意外は表情筋・口角をしっかり上げて、腹筋・背筋をしっかり使ってタイミング良くブレスをし、高音域は意識を下・低音域は意識を上にして歌ってみたのです。
すると!どう言うことでしょう?(何かのバラエティー番組見たいですが^_^;) ちゃ~んと息が流れているのがよく分るではないですか?!(^o^) 息の量は音の高低によって変わりますが、発声時に息は絶えず口から出ていることが確認出来ました。
更に、(声は出ませんが^_^;)ハイトーンを出そうとすると、息の量が少なくなる(細くなる)感覚があったのは新しい気づきでした。そう言えばこの事は、テレビでスターダストレビューのボーカル根本要さんも仰ってましたね。それが確かめられただけでも、今回の闘病生活は意義がありました。


その2:音域による声帯の動きの違いとは

闘病生活中。ボイスクリニックに通院していたのですが、毎回声帯の動きを動画で見せて頂きました。
診察毎にリアルで動画を観ながら低音域から高音域まで発声したのですが、その声帯の動きがとても興味深いものでした。
ボイスクリニックの先生の指示に従って、低音域から発声して行きました。その時、声帯は固く閉じておりほぼ微動だにしません。それに対し、少しずつ音域を上げていくとだんだん声帯に動きが出てきます。見たままを文章で表現すると、音域が上がるにつれて声帯の両端が徐々に柔軟になりひらひらと揺れ始めるのです。そしてファルセットまでくると更に細かく素早く揺れ続けます。
勿論。声帯が炎症を起こしているときは、声帯の両端にあるかさぶたが邪魔をして上手く閉じないためスムースには動きませんが、その違いを毎回診察の際に見ることが出来たのはとても貴重な経験で面白かったです。

このように、2023年9月の出来事は苦しい出来事ではありましたが、声帯が炎症を起こさなければ分らなかった事が多々ありました。今回の経験を、ボイストレーナーとして生徒さんのために活かしていけるように頑張ります!!
今回も、最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m


関連記事
闘病日記 その1(声が出なくなった(T_T))
闘病日記 その2(回復してきた…のか?^_^;)
闘病日記 その3(無理は禁物! そして…(^o^))
闘病日記 その4(闘病の先にあった気づきとは?)

【Live Information】

2024年
・3月9日(土):Passenger(as. JOURNEY)@巣鴨獅子王
・3月31日(日):同級生ライブ(やま♪げん弾き語り)@下井草Billy’s Bar Gold Star
・4月13日(土):Ginger Ginger(as. Danger Danger)@巣鴨獅子王
・5月26日(日):蛇足Snakefoot(as. Early Whitesnake)@新宿Crawdaddy Club
・7月13日(土):蛇足Snakefoot(as. Early Whitesnake)@巣鴨獅子王
※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
 やま♪げんオフィシャルサイト

「やま♪げんボーカル教室」生徒さん絶賛募集中!

コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む