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Logo Mark論理的ボイストレーニング音遊びのススメ

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

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皆さん!こんにちは!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
楽しく歌ってますか?

夏真っ盛りですね~! 南国鹿児島出身の私でも「暑いなぁ…(~_~;)」と感じる日が多く、買い物で少し外出してもTシャツが汗でぐっしょり…。日によっては太陽の日差しに当たると皮膚が痛くなることもありますねぇ…。ビックリです(~_~;) そんな日は、シャワーとその後のビール(私の場合、家ではノンアルですが^_^)がたまりませんね~!!
そして!外も暑いのですが、最近特に感じるのが室内での喉の渇き。そう。熱中症が起こるのは何も外出中だけではありません。室内でも気温や湿度が高くなってしまったりすると、熱中症で体調を崩してしまうことも少なくありません。室内にいるからと言って安心せず、風通しを良くしたりエアコンで室温を調整したり小まめな水分補給を心がけて暑い夏を元気に乗り切っていきましょう!

最近。レッスンで、生徒さんから「出だしの音が取りづらい。」若しくは「歌を歌う時は音は取れるんだけど、声出しの練習の際のピアノの音が取りづらい。」と言うお声を良く頂きます。
普段。音を取るのは慣れているので最初は「何でだろう?」と思っていたのですが、よくよく考えて見ると先ずその音が何故その音なのかを理解することが重要なファクターになっているのではないでしょうか?
と言うのも、私の場合は幸せな事に幼少の頃から家にピアノがあり単音や和音を鳴らしてその音を即座に歌うという遊びをしていた記憶があります。皆さんも、学校の音楽の授業などでピアノの伴奏に合わせて歌うことをやってらしたとは思いますが、楽器から出た音を声で上手く表現出来ない人は「何故その音なのか?」つまりは「音階」についてしっかり理解出来ていない事が多いような気がします。レッスンの際に「美味く音が取れない。」と言う方は、この12音がしっかりと把握できていない方が多い印象を受けます。

皆さんもご存じの通り、私達が慣れ親しんでいる音楽は殆どが「西洋音楽」のルールに則って構成されています。 西洋音楽では、1オクターブの範囲内で「C・C♯(D♭)・D・D♯(E♭)・E・F・F♯(G♭)・G・G♯(A♭)・A・A♯(B♭)・B」と言う順番で並んだ12音の組み合わせが用いられます。頭で思い浮かべた音や楽器が出した音を正確に人間の声で表現するためには、先ずこの音の並びを把握することが重要だと思います。
では、どのようにして音の並びを理解していけば良いのか?一番手っ取り早いのは、「楽器を弾いて覚える。」という方法です。
しかしながら音が上手に取れないと仰る生徒さんの中には、「楽器を弾いたことがない。」若しくは「私に楽器は必要ない。歌だけで大丈夫。」と言う方も少なくありません。かく言う私も、仕事のバンドがなくなるまでは「特に楽器が出来なくても、歌だけで良いや。」と思っていました(*^_^*)
しかし。歌を歌う際に「何となくメロディーを追う。」のと「音の並びを理解して歌う。」のとでは音の正確さに圧倒的な差が出てきます。歌を自分の満足のいく音程で歌えるようにするために、楽器の鍵盤や指板のイメージが頭の中に入っているに越したことはないでしょう。

とは言え正直な話、歌の音程を自分の頭の中で把握して出す為に必ずしも楽器が満足に弾けるようになる必要はありません。具体的な「音」の並びが頭の中に入っていれば良いのですから…。まぁ歌の伴奏が出来る暗いまで弾けるに越したことはないので、遊び感覚で楽器に触れてみるのは良いことだと思います。
と言う事で、今回は視覚的に一番わかりやすいピアノの鍵盤を例にあげて「音の並びのポイント」と「どのようにして音のイメージを頭に入れていくか?」を説明してみましょう。

先ず大切なのは、どんな順番で音が並んでいるかを把握することです

ご存じの方も多いと思いますが、写真の一番左から白鍵(白い鍵盤)は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・次のオクターブのド」と言った順番で並んでいます。その間に黒鍵(黒い鍵盤)がこれまた左から「ド♯(レ♭)・レ♯(ミ♭)・ファ♯(ソ♭)・ソ♯(ラ♭)・ラ♯(シ♭)」という順番に並びます。「ドとド♯」の様に隣り合った音を「半音」、「ドとレ」のように一つ半音を挟んだ音の事を「全音」というのですが…。小さい頃からずっと不思議なことが一つあるのです。それは…。
「なんでミとファ・シとドの間に黒鍵がないんだろう?」…^_^; まぁ。これは決まり事なのでその通りに覚えるしかないのですが、これも音を把握するのをややこしくしている要因の一つのような気がします(*^_^*)
話が横道に逸れましたが、この「ドからシ」の音の順番を把握して歌えるようにする事により、より正確にイメージした音を声に出せるようになってきます。
やり方は簡単! 声に出したい音の鍵盤を押すと同時にその音を発声するだけ! 最初は、音の並びを確認するためにドから隣り合った鍵盤の音を出した後にその音を発声してみましょう。慣れてきたら、頭の中にその音をイメージして発声してから鍵盤を鳴らして確認。それが、出来るまでひたすら訓練していきます。
「でもピアノなんて持ってないし、高くて買えないよ~!」と言う方も大丈夫! 殆どの人はスマートフォンを持っていらっしゃると思いますが、今は無料のピアノアプリもたくさんあります。遊び感覚で構いません。気楽に数分で良いので毎日続けていく事が大切です。日進月歩とはいきませんが、根気よく続けていく事で正しい音感が身についてくると思います。お試しあれ(^o^)

【Live Information】

2023年
・9月1日(金):弾き語りライブ@下井草Billy's Bar Gold Star
・9月24日(日):コピブレ(弾き語り)@下北沢Breath
・10月21日(土):Passenger(JOURNEY cover band)@吉祥寺Silver Elephant
・11月18日(土):Ginger Ginger(Danger Danger cover band)@目黒鹿鳴館
・12月16日(土):蛇足Snakefoot(初期Whitesnake cover band)@町田Play House
2024年
・4月13日(土):Ginger Ginger(Danger Danger cover band)@巣鴨獅子王
※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
 やま♪げんオフィシャルサイト

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スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/

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